9つの魅力を3回に分けてお話して来て
う~ん、どこで計算を間違えたのかしら。
1つ残ってしまいました。
ということで、最後はこれで閉めましょう。
「ノースウエスト料理」です。
シアトルがアメリカの北西部(ノースウエスト)にあることから
シアトルの料理は「ノースウエスト料理」と呼ばれます。
大雑把なアメリカとは言え
そこはほら、日本各地で料理や味付けが違うように
やはり土地柄があるのです。
それでは「ノースウエスト料理」ってどんなもの?
その答はずばり「パイク・プレース・マーケット」!(笑)。
つまり、できるだけ地元の食材を使うこと。
新鮮な海の幸と、ワシントン州近郊で収穫された地元の農産物をたっぷり使うこと。
実はこれ、良い連鎖です。
消費者は地元の産物を買うことが自分たちの経済やコミュニティーを支えることを知り、
購入され消費されれば生産者は一生懸命良いものを生産しようとする。
そして、水に、土に、肥料に、農薬に注意を払います。
するとますます良い産物が育ち、消費者の購買欲へと繋がります。
そうした連鎖の中で、今シアトルは生産者と消費者が、より安全で、より健康的なオーガニック志向へと向かっています。
今や、ノースウエスト料理を看板に掲げているレストランのシェフたちのほとんどは、「地元の食材(Local Produce)」と「オーガニック(Organic)」の二つをメインテーマにしているとさえ言われているほど。
以前にもご紹介させていただいたオーガニックレストラン「TILTH」は
この二つのコンセプトを表に打ち出して大成功をしているレストランです。
オーナーシェフのマリア・ハインズ(Maria Hines)ときたら、こんなに若くてチャーミング。それなのに、今や押しも押されもせぬ有名シェフです。
そんな彼女がこんなことを言っています。
「メニューはその時々のローカルな食材に合わせて、毎月20~50%の部分を変えています。オーガニックの食材は豊富にありますから制限は感じません。今何が手に入るかによって料理を考えるのはとても創造的な良い機会です。」
「私はこの町の豊かな恵みが好きです。ここの人たちは土地の食材の質の良さを理解しています。ノースウエストの料理スタイルの基本にあるのは、自分たちの土地への愛情だと思います。」
彼女の店のゲストブックに名前を残して来たら
メニューが新しくなるたびにメールが配信されるようになりました。
つまり、固定メニューではなくて
まさに「その時々のローカルな食材に合わせて変えています。」を実践してるわけです。
つい最近届いたのは、4月2日、水曜日夜の50名限定ディナーです。
シェフのマリアがディナーに先だってオードブルレセプションを開催し、この日のスペシャルローフードメニューについての健康、環境保全、料理法等についての話をしてくれます。お値段はひとり95ドルです。ワインをつければプラス45ドル。
決してお安い値段ではありませんけれど、おそらくすでに予約でいっぱいになっていることでしょう。メニュー、興味あります(笑)?6品のコースです。
1st Course
フリーズドライの葡萄とアーモンドバターのビネグレットドレッシングのサラダ
2nd Course
根菜のサラダ アメリカぼうふうと人参とアボカドのドレッシング
3rd Course
カリフラワークスクスとケールとザーターのタブーリ
4th Course
リンゴの木で燻製にしたマッシュルーム
5th Course
黒イチジクのカルパッチョ
6th Course
アボカドムース & チョコレート・ヘーゼルナッツのジャンドゥーヤ
よくわからない?
本当ですね、よくわかりません。
ですからいっそう興味深々。
シアトルにいたならきっと申し込んでいたでしょう(笑)。
ご訪問をありがとうございました。
どちらでも一つ押してくださるととても嬉しいです。
どうぞ良い一日でありますように!
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