Rain or Shine~メイおばさんの宝箱

雨が降れば虹が出る、晴れた空には光が躍る。
雨でも晴れでも歩きましょう!
世界のどこかから、あなたへ贈るメッセージ

「太鼓持ち」と言われたら喜んでくださいな

2013-06-18 23:25:23 | 東京
「あなたって太鼓持ちみたい。」
なんて言われたら、どう思います?

たぶん、内心傷つきますよねえ。
だって今の日本語感覚で言えば、太鼓持ちと言えば、人にヘラヘラへつらって歓心を買う人のことではないですか。

でも、メイは一皮剥けましたよ。
「あなたって太鼓持ちみたい。」
と言われようものなら、飛び上がって喜んじゃいますね(笑)。

だって、本当の太鼓持ちというのが、実は高度な技術を持つ一流のエンターテイナーであり、ホスピタリティーのプロだということを目の当たりにしたのですもの。
今日は、そんな太鼓持ちさん(幇間)の話です。

日曜日、「江戸の食と粋を楽しむ会」にお出ましくださったのは、
日本中探しても、浅草にたったの3人しかいなくなってしまったという
太鼓持ちの桜川米七さん。
う~ん、もう米七師匠とお呼びする方がぴったりっくるような、、、、、
実際、初めは噺家さんだったそうです。

ちょっと写真で追ってみましょうね。

米七さんの登場


まずは一杯


かっぽれ踊り


18歳の娘さん


88歳のおばあさん


屏風芸


そして、小唄、小噺へと続きます。

終演後は私たちのテーブルに入ってくださって、ご一緒に飲みながら、素朴な質問に嫌な顔ひとつせず、ユーモアたっぷりで答えてくださいました。登場してから退場するまでが見事な芸でした。

いろいろお聞きしちゃいましたよ。
今は3人だそうですけれど、お二人見習いさんがいるそうです。

見習いさんの一人はなんと20歳!
5歳の時からピアノを初めて、20歳にして長唄の名取。
たいしたもんですねえ。
高校を卒業してすぐ入門したそうで、かなり筋がいいそうです。

もうお一人はなんと5年前に入門した女性。
「男芸者」とも言われた幇間芸、
昔は女性なんてとんでもなかったそうですけれど
今では間口が広がりました。

そうそう、こんな面白いこともお聞きしましたよ。
場所柄、外国の方々の宴席で演じることもあるそうですが
「通訳が入っても外国人は無理。言葉のニュアンスが伝わりません。」
だそうです。

さてさて、明日は
鬼平犯科帳の料理ってどんなの?
全部ひっくるめておいくら?
みたいなことを明かしますね。


ご訪問をありがとうございました。
どちらでも一つ押してくださるととても嬉しいです。
どうぞ良い一日でありますように!


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