京都洛西の高雄・槇尾・栂尾の三尾の古刹巡りは
神護寺・西明寺と巡って三カ寺目の「高山寺」です
国道162号線(周山街道)の栂尾バス停近くに
無料の駐車場が完備されていました !
駐車場から裏参道を通って境内に向かいます!
「栂野山 高山寺」 (とがのおさん こうさんじ)
高山寺は奈良時代の774年、光仁天皇の勅願により創建され、
神護寺の別院であったが、鎌倉時代の1206年に
明恵上人によって再興された古刹で後鳥羽上皇より寺域を賜り
寺の名を「高山寺」と改めたと伝わっています
苔に覆われた石垣と草木の中の
静寂な参道をゆっくりと進み金堂へと向かいます
「開山堂」
再興に尽力した明恵上人が晩年を過ごした禅堂院の跡地に
1723年に再建されたお堂は明恵上人の坐像を安置しています
開山堂と金堂との間には「仏足石」が祀られていました
釈迦の足形をかたどったもので60cm近くの大きな足形は
仏像が造られる以前には礼拝の対象になっていたそうです
「金堂」
本尊の釈迦如来像を安置しています
現在の金堂は寛永年間(1624~1644年)に仁和寺から移築された
もので三間四方の入母屋造り、銅板葺きの簡素な建物です
老杉や巨松に老楓がそびえ立つ境内は自然の佳景に
溢れていて 華厳浄土に相応しい聖域になっていました
その聖域を歩いていると
極、自然に心が鎮まるのが感じられました!