さつき盆栽日記

さつき盆栽好きが手入れの合間に古刹名刹を巡ります。

東海百観音巡り 結願

2012年08月26日 | 巡拝日記

     

        美濃・尾張・三河の三十三観音霊場の百観音を

        三年がかりで巡った後に結願所の豊川稲荷を訪ねました!

                                      

    豊川稲荷

     円福山 妙巌寺(みょうごんじ)の法堂

       通称、本堂は総桧づくりの二重屋根瓦葺で重厚な外観は迫力いっぱいです!

             

          本堂内部は禅宗寺院特有の簡素な構造になっています。

      鐘楼

        ちょうど昼時で修行僧が懸命に鐘を突いていました

           山門 

         

          豊川稲荷 大本殿

    総欅づくりの妻入二重屋根三方向拝の型で昭和5年に竣工。

      間口19.35メートル、奥行き38.59メートル・高さ30.6メートルの大伽藍。

          

        大本殿の手前にはサツキが綺麗に丸刈りにされています。

         奥ノ院 

         

           三重塔 

      

              

           境内の一角にはハスの花が咲いていて暑さを暫し、和らげてくれました。

   「第百番」と書かれたご朱印

      何よりも嬉しく感激したのは・・・・・・・

       「 東海の百の寺を めぐりきて札打ち納め 豊川の寺 」 

         と書いてくださったお心遣いに感謝、感動しました。

      三年かかった巡拝の疲れがこの一瞬で吹き飛び、労われて自分だけに

      頂けたご褒美のようで結願の喜びが更に大きく、強く、膨らみました。

               感謝!   感謝!               

 

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三河三十三観音巡り 番外

2012年08月24日 | 巡拝日記

             

          三河三十三観音霊場には

            番外と称して四つのお寺がありました!

        番外1 九品院

       

                    

              

         このお寺は8月4日に投稿した九品寺です。

            たまたまお寺の宝物を虫干しする日に参拝しました。

          檀家の人々が大勢いて大変忙しい中、住職は大らかに迎えて

            下さり食事まで勧めていだきました!   感謝!感謝!

                    

        番外2 無量寺

           

                     

             岡崎市街にあって一般の民家の間にあるお寺でした。

               参拝のご朱印は自分で押していくセルフサービスのような

                 システムに少し戸惑いましたね!

                    

          番外3 極楽寺

           

                  

              ここも探すのにちょっと苦労したお寺でした。

          車のナビが示す位置と現実の道とが合っておらず右往左往しました!

                                     

                   

       番外4 観音寺

         

                  

           

        これまでの番外三寺は概ね巡拝コース上に乗っかっていたが・・・・・・

          なぜかココはコースから大きく外れた処にありました。

             どうしてだろう??          

 

     霊場巡りにはこうした番外が設けられていますが

     勝手に推測すると・・・・・

     住職の高齢化だったり後継者がなかったりで廃寺に追い込まれた場合の

     代替寺なのか??  または、三十三カ所を選定する際にどうしても外せ

     なかったりした結果なのかなぁ~  思いつつ巡った参拝でした。

 

       

 

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三河三十三観音巡り⑬

2012年08月22日 | 巡拝日記

              巡拝!  ラストスパートで~す!

        

         二十九番札所 実相安国禅寺

           1271年 吉良満氏によって創建。

            釈迦堂 

          1362年に建てられて釈迦三尊像などの文化財が多く残されている。

 

                          

        

        三十番札所 盛巌寺

                 

        西尾城主の14代松平乗全とその妻の墓石が建てられたお寺で

             歴代の大給松平氏の位牌が祀られています。

     本堂の一角に母を想い慕う子の心情が歌われた句があって

              巡拝を急ぐ気持ちをほっこりと包み和ませてくれました!!!

 

                   

       

         三十一番札所 康全寺

           本堂 

             

       本堂の横には見事な黒松が懸崖気味の樹形に仕立ててありました。

 

                    

       

        三十二番札所  法巌尼寺

              

            こじんまりとした山門や本堂はいかにも尼寺らしき風情でした。

 

                   

     いよいよ最後のお寺に到着したとき・・・・・なぜか左足が痛くて・・・・

               懸命に歩いたせいなのか??・・・・・・

            なんと・・・かかとに血マメができていた!!

                                   

 

       三十三番札所 長圓寺

       山門  

          ちょっと人里から離れた山の中にあって趣のある門でしたよ。

               本堂 

                  威風堂々といった感じのお堂でした。

     本堂内部 

    歴史深い趣があって札所最後のお寺らしく気持ちをゆったりとさせてくれました。

 

                       

  ここで三河三十三観音と番外の四寺巡りを無事に終えることが出来て大満足です。

          真夏の暑~い最中の巡拝は流石に体力的に堪えました。

         美濃・尾張・三河の順に三十三観音を三年がかりで参拝して

          次は東海百観音の結願、豊川稲荷に参拝してきます。

               感謝!   感謝!   感謝!       

 

 

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三河三十三観音巡り⑫

2012年08月20日 | 巡拝日記

               

       あぁ~ぁ! 刃傷 松の廊下  

        吉良上野介公は地元ではとてもいいお殿様でした!

    二十八番札所 華蔵寺

     1600年 吉良義定公(上野介の曾祖父)が妙心寺 高僧の月船禅師を講じて開基し

      吉良家の菩提寺とした。

   山門 

    吉良家は源家の嫡流、足利氏の名門で鎌倉初期に足利義氏が三河守護になり

     吉良荘(現代の西尾市)に住んだことで吉良と称するようになったそうですよ。

    

    山門から本堂へ続く石段

         数年前に参拝客が石段の上から落ちて怪我して以来は通行止め。

            (お庫裡さんが当時を振り返って説明してくれました)                

                    本堂 

             吉良家は室町時代には有力大名として室町幕府を支え、江戸時代では

                   旗本高家に列して一層栄えたが・・・・・ あの元禄事件で "お家断絶"

    梵鐘 

       あの刃傷事件の上野介義央公が50歳を期して寄進した梵鐘

           枯山水の庭 

                   本堂裏の小堀遠州流といわれる古来から有名な庭

                お庫裡さんのご厚意でゆっくりと寺史料、お庭を拝観できて

                静寂な空間で疲れを癒すことができました。 感謝! 感謝!

                                                     

     吉良の地では治水や塩田など様々な貢献をした名君を称える句がありました!

     墓石  

          菩提寺には13~18代までの墓を護っている。

        華蔵寺は吉良家だけを御守しているお寺でその他の檀家は一切、

            持たずに今日まで運営しているとのことでした。  

        檀家を持たないお寺の存在があることを初めて知りました。

 

      境内には真っ白な芙蓉の花が清らかに咲いていました!

          

        そして山門近くの池にはハスの花が二輪咲き開いていました!

     三河三十三観音を巡る中でここ華蔵寺は一番、印象深いお寺になりました!

                                                

 

 

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三河三十三観音巡り⑪

2012年08月18日 | 巡拝日記

       ほんの少~し、凌ぎ易い浜風を受けながらの巡拝です!

     愛知県幡豆郡吉良町の海岸        

 

      二十三番札所 

        正法寺  ご本尊の薬師如来像は眼病にご利益があるので有名とか。

                             でも・・・  ご朱印を頂くのに不在のようで境内をウロウロ!

                 20分程待って・・・・・やっとゲット!・・・・ヤレヤレの感。

 

                    

      二十四番札所

            宝珠院    1463年に比叡山学僧の栄俊が創建。  

 

     本堂は1675年の建築で古い様式を留める古刹です。

                      また、三河七福神の寿老尊もお祀りしている。

          

          境内には見事な樹形に整えられた黒松に目を魅かれました!

 

                    

       

       二十五番札所 西福寺

                

                   本堂前の銀杏の木の大きさに驚きました!

      鐘楼 

             二階に梵鐘を吊った瓦葺の鐘楼は1636年に

              三代将軍、家光の命によって造営されたそうです。

 

                         

      

      二十六番札所 海蔵寺

               

                 本堂内部

        

          根上がりが凄~い黒松が印象に残りました。

 

                   

         

       二十七番札所  金蓮寺

          なんと・・・・国宝のあるお寺でしたよ!  

              本堂 

                    1340年、足利尊氏が開山。

   石碑、寺史よると1186年、源頼朝の命を受けた三河守護 安達盛長が弥陀堂を建立。

    そして愛知県で最古(鎌倉初期)の建物とかで国宝に指定。 と説明がありました

    国宝 弥陀堂

      国宝なのにこんな無防備のような管理でいいのかなぁ~ とちょっと心配になったよ。

                                              

 

         

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