さつき盆栽日記

さつき盆栽好きが手入れの合間に古刹名刹を巡ります。

四国遍路 別格第19~20番

2013年09月30日 | 巡拝日記

         四国八十八ヶ所を車で遍路するのは比較的分かり易く、走り易い道路に

        なっています。  しかし、別格二十ヶ所も一緒に組み込んで遍路すると、かなり

        ロス走行になったり、とんでもない悪路や狭い道を走り抜けることになります。

        別格19番、20番もそんなイライラ感がつのる札所巡りでした!

                                      

    別格第十九番 寶幢山 香西寺 (ほうどうざん こうさいじ)      

    西暦739年、高僧・行基によって開祖された古寺。  

    仁王門

                本堂

            大師堂 

      駐車場の案内が見つからず・・・・遠く離れた銀行の駐車場を借りてやっと到着!      

             なんとなんと・・・・ 団体で巡る遍路さんと遭遇!   

         グッとお茶を一飲みして気持ちを落ち着かせて献灯、献香、納経は

         少し待って静けさが戻ってからゆっくりとしたほうがいいみたいです!

                                       

        

          愛車のナビを信じてどこまでも走りますが・・・・・・

     獣が出てくるような山道をもう30分以上も走っています!

      ヘビにイタチに猿たちが出迎えてくれますが・・・・目指す札所は一向に見えません!

               やっとやっと・・・最後の別格札所に到着です!    

                                      

    別格第二十番 福大山 大瀧寺 (ふくだいさん おおたきじ)

          本堂  

            こんな山深きお寺に参拝客はあまり来ないような少し荒れたお堂でした。

             しかし、大師堂と庫裡は新しく立て替えられた建物になっていて

              本堂との違いに少々、驚きました!

          大師堂 

          香川県と徳島県の県境にある標高946m、大瀧山の南面に位置した

          別格の札所中、最高所にある札所でした。   

       帰り道はナビには無い新しい道をご住職が懇切丁寧に説明してくださり、

       ナビに頼らず、ナビを無視して自分の目を信じて、たまに出る案内板に

         従って下山しなさいと教えられました!   (妙に納得!)

                                                                   

 

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四国遍路 別格第16~18番

2013年09月29日 | 巡拝日記

            四国別格二十霊場は弘法大師が四国の山野で修行中、四国八十八ヶ所霊場の

         他に数々の足跡・法縁を残し、厚い仏縁で生まれたのが別格二十霊場です。

                

    別格第十六番 巨鼇山 地蔵院 萩原寺 (きょごうざん じぞういん はぎわらじ)

    寺名のごとく境内には2000株もの萩が植えられていました!

     仁王門    石段の脇にも萩がいっぱいでした!               

     本堂    五色幕に加えて紅白の幕は萩まつりの祝いなんでしょうか!!     

     大師堂

    本坊の書殿  茅葺の大きな建物ときれいな庭が印象的でした!

      萩原寺は西暦807年に弘法大師によって開創。全盛時は阿波に34寺、伊予に89寺

      讃岐には188寺もの末寺を持っていた古刹でした。

                                            

       日本一の大きな池がありました! 

 

    満濃池    人工池として日本一の大きさの池でした!       

        弘法大師は西暦821年、決壊した満濃池の修復を僅か、三ヶ月で完成させて

        その報奨金で神野寺を建立したと伝わっています。

     

                

   別格第十七番 五穀山 神野寺 (ごこくざん かんのじ)

     本堂

     大きな満濃池の辺にあって静かな佇まいの別格札所でした!

          お庫裡さんの柔らかな応対が気持ちを楽にしてくれて安らげました!

                                          

                

   別格第十八番 経納山 迦毘羅衛院 海岸寺 (きょうのうざん かびらえいん かいがんじ)

    力士像の門

            

              郷土出身の力士(琴ケ浜・大豪)をモデルにした像

   瀬戸内海に面した屏風ケ浦海岸にある札所でした!

     弘法大師の生誕の地は善通寺とされていますがここ海岸寺は

                             大師の母の出身地であると伝えられています。

                                      

 

 

 

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四国札所巡り 85~86番

2013年09月28日 | 巡拝日記

          狭~い山道の運転を回避してケーブルカーで楽~くに登りました!

                                                     

     ケーブルカー乗り場    そびえ立つ山が五剣山、中腹辺りまで登ります!

     

              

                         早朝だったので貸切状態で出発です!

                 

    第八十五番 五剣山 観自在院 八栗寺 (ごけんざん かんじざいいん やくりじ)

      西暦829年 弘法大師が開基。 大師がこの山で修行中、五剣が天から降り

      守護の蔵王権現が現れご神託を告げられたそうで、大師はその五剣を中嶽

      に埋めて大日如来像を刻み山の鎮護とし五剣山と名付けたと伝わっている。

     八栗寺の本坊

     本堂    松平家の祈願寺であったことから葵の紋が入っていました!

     大師堂

     多宝塔      緑の木々の中に朱色の塔が映えます!

     参道     自然がいっぱいで静かな参道を歩くのはいい気分でした!

   五剣山   屋島古戦場の東に五つの峰が剣の尖のようにそびえ立つことから名付けられた。

                                           

                

    第八十六番 補陀落山 清浄光院 志度寺 (ふだらくざん せいじょうこういん しどじ)

       札所は讃岐の海岸沿いにありました!

     西暦なんと625年、推古天皇の時代に創建された古刹でした。

    仁王門

       

     五重塔   仁王門と共に昭和50年に再建。重量感がありどっしりとした感じでした!

     本堂  1671年に寄進された本堂は納経所を挟んで大師堂と繋がっていました!

    彫刻が施された大師堂

     重要文化財の門

       海べりで街中にあっても閑静で緑が豊かな温かな感じのする札所でした!

                                      

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四国札所巡り 83~84番

2013年09月27日 | 巡拝日記

         高松市郊外にあって対照的な佇まいの札所(83・84番)を巡りました!

                 

    第八十三番 神毫山 大宝院 一宮寺 (しんごうざん たいほういん いちのみやじ)

 

    山門     西暦701年、義淵僧正によって開祖された古寺

   本堂と境内    本堂は1701年に松平家によって再建された。

     大師堂

    裏門

     石庭    高松市郊外の田園の中にあって、こじんまりとした閑静で美しい札所でした!

                                                

             

        田園地区から今度は屋島ドライブウェイを走って山の上に向かいました!

    平家と源氏が激突した古戦場跡を眺めながら札所を目指します!

     壇ノ浦     中学の修学旅行で訪れた観光名所でしたが・・・・・

                               当時の記憶はまったくありませんでした!

                

    第八十四番 南面山 千光院 屋島寺 (なんめんざん せんこういん やしまじ)

     仁王門         大きな門にビックリしました!    

      西暦753年、名僧・鑑真和尚が日本に向かう途中、屋島の沖で山頂から瑞光が

      立ち上がるのを見て開創。 後に弟子の恵雲律師が精舎を構えて初代住職となり繁栄。            

    境内      広い! 兎に角 広~い境内でした!

     本堂    650年ほど前に建立された建物、威風堂々の感じがしました!

    大師堂    平家供養の鐘が流れる広大な境内と建物は圧巻でした!

             早朝、参拝客がまだ少なかったのでゆったりと参拝が出来ました。

                                           

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岐阜西濃・揖斐川町の古寺

2013年09月24日 | 巡拝日記

         木之本町の帰り道、揖斐川町に立ち寄って史跡を訪ねました!     

    いい天気に恵まれて大津谷公園からは岐阜市街がよ~く見えました!    

    萬松山 瑞巌寺 (ばんしょうざん ずいがんじ)

            格式のある山門と黄壁に五本の白線の外壁にちょっと驚きました!

              

  何も知らずに訪れたら・・・・後光嚴天皇の勅願寺で格式の高い由緒あるお寺のようでした!

    瑞厳寺概要の案内

       建武3年(西暦1336年)に当地の守護職、土岐頼康が父親を弔うために開山し

       文和2年(1353年)には北朝の第四代・後光嚴(ごこうごん)天皇の勅願を賜って

       修行道場として大いに隆盛したと伝えている。

    天皇家、皇族と関わる証として黄色で白線の外壁が印象的でした!     

     本堂   

     裏庭から見る本堂

     鐘楼と池

    池の辺りにはの花が咲き始めていました!          

  紫雲石

    痛い処に効いたり頭が良くなるご利益があるとか・・・・・・是非、お願いしたいです

  

    介護保険証を頂く年齢になってもご利益が頂けるのなら・・・・・・

     境内の片隅には何気なく語りかける石像が愛らしく和ませてくれました!

                                          

 

 

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