さつき盆栽日記

さつき盆栽好きが手入れの合間に古刹名刹を巡ります。

京都嵯峨野の「愛宕念仏寺」

2015年09月17日 | 巡拝日記

   

京都嵯峨野に変わった読み方をする念仏寺を訪ねて来ました! 

「等覚山 愛宕院」(とうがくざん おたぎいん) 

通称「愛宕念仏寺」 (おたぎ ねんぶつじ)

 

江戸中期に建てられた「仁王門」

普通は「あたご」と読むのが一般的ですが、昔、この地のことを

山城国愛宕郡(やましろのくに おたぎごうり)と呼んでいたそうです

そして奈良時代の766年には聖武天皇の娘、称徳天皇によって

ここ愛宕の地に最初に建てられたお寺ということから

「愛宕寺」(おたぎじ)と名付けられたと伝わっています

その後の平安時代に鴨川の洪水で全て流され廃寺になってしまい

西暦911年、醍醐天皇の勅願により「千観内供」(せんかんないぐ)

という僧に復興が命ぜられました

千観は生涯、念仏を絶やさなかったので「念仏上人」と称され

寺の名前も「愛宕念仏寺」と云われるようになったと伝わっています

 愛宕念仏寺の縁起 

 仁王門を潜った先には朝日に照らされた

「羅漢」さん達が立ち並んでいました!

 

 「本堂」

 単層の入り母屋造りの本堂は鎌倉中期の和様建築の代表的な

遺構で国の重要文化財になっています

 

 「三宝の鐘」

いろんなお寺で色々な梵鐘を観て来ましたが・・・

三つも吊り下がっているのは初めて観ました!

 仏法僧の三鐘として音律によって仏の心を自然界に   

伝えていると説明がありました! 

「多宝塔」 

 境内の至る所に「羅漢」さんが居ます! 

「ふれ愛観音堂」

直に手で触れて拝むために造られた観音様で触れることによって

人々の心身の痛みを治癒してくれるそうです 

「地蔵堂」 

火除地蔵菩薩坐像が祀られていました

 「千二百羅漢」

 「羅漢」さんはお寺の復興のために1200人の一般参拝者が 

ご自身の手で彫られたそうです!

 表情が豊かで眺めていると思わず微笑んでしまいました!  

凄い数の「千二百羅漢」は1200体以上、在るように思えました‼ 

中央に右手を挙げたボクサーでしょうか? 

グローブを着けた羅漢さんが印象に残りました! 

  

コメント
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