今週は人間性を疑う非常識で身勝手な言動に振り乱されて
大きな深い傷跡がこころに残ってしまった残念で苦しい一週間でした
こんな時は 「美濃の清水寺」 と云われている通いなれた
二つの古刹をひとり訪ね歩いて気持ちを鎮め、冷静さを
取り戻すことしかないのではと思い訪ねてみました
岐阜県関市の美濃の清水寺 「大日山 日龍峯寺」
岐阜県下最古の寺で舞台造り、崖造りで有名な京都の清水寺に
似ていることから美濃清水と呼ばれています
日龍峯寺(にちりゅうぶじ) の山門
舞台造りの本堂
千手観世音菩薩を祀る本堂
美濃西国三十三ヶ所霊場の一番札所でもあります
尼将軍と云われた北条政子が寄進したと伝わる多宝塔
関市上之保の山並みが一望できる高台の静かな山寺の中を
ゆっくり散策すると不思議に気持ちは落ち着いてきました
加茂郡富加町の美濃の清水寺 「白華山 清水寺」
京都の音羽山 清水寺と同じく、坂上田村麻呂の開山によることから
もう一つの美濃の清水寺と呼ばれています
清水谷公園を流れる硯川に沿って進んでいくと・・・
苔生してきた参道の石段脇には
満天星、百日紅、紫陽花、金木犀などが植えてあって
季節折々の草花が楽しめますが今は冬枯れで寂しい佇まいです
二天門の山門
この門の前に立つだけで気持ちは段々、スッキリして来ます
西暦808年に開山された古刹はいつ来ても静かで
私のパワースポット的な存在です
弁財天を祀る池の祠
その池には冷たさに耐える鯉が池の淵で動かずにじっとしていました
まるで何かを暗示してくれているかのよう映りました・・・・
信じきっていた人の二重人格性のようなものが見え隠れして
幻滅さと不信感を払拭できない虚しい苛立ちの日々でしたが
美濃の清水寺と呼ばれる二つの古刹はこんな重苦しい想いを
全て受け入れて包み込んでくれる私だけの名刹になったようです