さつき盆栽日記

さつき盆栽好きが手入れの合間に古刹名刹を巡ります。

四国遍路旅・八十四番札所

2015年06月30日 | 巡拝日記

          次の札所は源平の合戦で

お馴染みの壇ノ浦を望む景勝地にあります!

 屋島ドライブウェイを通り札所に向かいます!

 古戦場の壇ノ浦を望み一休みです!   

 八十四番札所 「南面山 屋島寺」 (なんめんざん やしまじ)

 屋島寺は唐の国から来日していた鑑真和上が西暦753年に屋島の頂上を訪れ

屋島北陵が聖地と思い、堂宇を建立したのが始まりと伝わっています

 屋島寺の由来 

 仁王門の先に本堂が見えます!

 

 鎌倉時代に再建されたとされる堂々とした本堂

 本堂の横に狸太三郎を祀る蓑山(みのやま)大明神

狸の太三郎は四国のタヌキの総大将だそうで祀られた蓑山大明神は  

夫婦円満、縁結びの神としてご利益があり、カップルが

肩を寄せ合い、真剣にお参りしている姿が印象に残っています 

         

 大師堂

弘法大師は西暦815年、この地を訪れ北陵にあった堂宇を南陵に移し

一夜で本堂を建て、欅の一木造で十一面千手観音を刻み、その背に

大師自身の作と墨書きして、本尊として安置したと伝わっています

 広い境内の一角に 紫陽花が咲いていました!

一人淋しく、紫陽花を愛でて

       次の札所に向って一目散に走り出しました!   

        

 

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四国遍路旅・八十三番札所

2015年06月29日 | 巡拝日記

        

香川県高松市の市街地にやって来ました!

早朝だったので人や車の往来は疎らでした!

名勝栗林公園の正面入口の前、11号線を通り、札所に向かいます 

八十三番札所 「神毫山 一宮寺」 (しんごうざん いちのみやじ)

 栗林公園からほど近くの讃岐一の宮・田村神社の別当寺です

 参道、石庭が綺麗に整備されていました!   

 市街地の住宅街の中に風格のある仁王門が建っていました

 大宝年間(701~704年)に義淵僧正が創建し、行基菩薩が堂宇を

修築して寺名を一宮寺に改めたのが始まりとされています

 西暦1701年に建立された本堂

大師堂 

 参拝を終えて納経所を探していたら・・・・

こんな可愛らしい道祖神のような石碑が案内してくれました!

        

 

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四国遍路旅・八十二番札所

2015年06月29日 | 巡拝日記

       五つの峰が集まる五色台の中に

青々とした松が多く茂っている青峰山の札所を巡ります! 

 八十二番札所 「青峰山 根香寺」 (あおみねざん ねごろじ)

唐に留学する前の弘法大師が五色台の五つの峰に金剛界曼荼羅の

五智如来を感得、五大明王を祀ったのが始まりとされています

 「青峰山」と青く書かれた山号の扁額が仁王門に掲げてありました!

 ここの参道は仁王門から石段を下り、平坦な参道を進み、

再び石段を登りつめる変わった参道でした!

その参道は杉にモミジなどの老樹に覆われて季節ごとに

風情を醸し出して、特に紅葉が素晴らしいとのことでした

 野積みされた石段は石の大きさがマチマチなので  

上り下りの足の運びに苦労します!

廻廊で結ばれた本堂

その回廊には信者が奉納した観音菩薩の小像が三万体以上も

地域別にびっしりと並んでいました

朱色の柱が珍しい大師堂 

 

  弘法大師尊像の右手に結ばれた御手綱(みてづな)が長く伸びて

参拝客と繋がります!

 老樹に囲まれた鐘楼

この辺りも秋の紅葉シーズンには見事な紅葉が見られるのでしょう!

       

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四国遍路旅・八十一番札所

2015年06月28日 | 巡拝日記

   

次の札所は五色台という地の白峯山の山中にある札所です!

登る山道は道路幅が広くて走り易く、絶景を楽しみながら

快適なドライブコースの先にありました!

            

八十一番札所 「綾松山 白峯寺」 (りょうしょうざん しろみねじ)

 札所入口には弘法大師像が見守っておられました!   

 高麗門形式の堀重門

五色台は紅、黄、青、白、黒の五色の峰を持つと云われ春になっても

雪が多く残る白峯山は霊場らしく厳かな雰囲気の霊場です

 白峯寺は弘仁六年(西暦815年)、弘法大師が白峯山中に如意宝珠を

埋めて井戸を掘り、衆生済度を誓願したのが寺の始まりとされています

こころ穏やかに "静かに一突き" して本堂へと進みます!

本堂には100段ほどの石段を登って行きます!   

本堂 

 智証大師・円珍が刻んだとされる千手観音菩薩像が本尊です

大師堂 

 団体のお遍路さんの読経です

観光バスで巡る団体のお遍路さんたちは時間に追われているようで

少々、マナーが悪いと感じました 特に年配の女性が酷いです  

団体の読経が終わるのを待ち、静かになった大師堂の前で

想いを込めて納経してきました! 

スッキリとした気分で

長~い、急な石段を下りて次の札所に向かいます 

       

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四国遍路旅・八十番札所

2015年06月28日 | 巡拝日記

    

八十番札所 「白牛山 國分寺」 (はくぎゅうざん こくぶんじ)

松の枝が横に延びた仁王門

聖武天皇の勅願により行基菩薩が創建した讃岐の国分寺はその後

弘法大師が堂宇や本尊を修復して霊場に定めたと伝わっています 

 広い境内に真直ぐ伸びた参道

見事な枝ぶりの松が生い茂る広々とした境内は森閑として天平の昔を

偲ばせ全域が国の特別史跡に指定されています 

 国分寺の由来 

弘誓橋を渡り本堂に向かいます! 

 本堂の説明 

 入母屋造り、本瓦葺きの風格のある本堂

 多宝塔形式の大師堂

門には「遍照金剛」と書かれた扁額が掲げてあり八十八ヶ所の中で

大師堂の規模が一番大きな札所でした!

      

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