巡礼の二日目は上々の天気に恵まれ秩父市内に
密集近接された各札所を精力的に巡拝しました
秩父三十四観音霊場めぐり 11番~20番
第十一番 南石山 常楽寺 〔なんせきざん じょうらくじ〕
納経所が開く朝八時前には宿を出発し札所を目指します
早朝にも拘わらずご住職の温かい接客に元気を頂きました
第十二番 仏道山 野坂寺 〔ぶつどうざん のさかじ〕
重層で楼門造りの立派な山門に驚きつつ本堂前の
龍の彫り物に再び驚かされました
第十三番 旗下山 慈眼寺 〔きかざん じげんじ〕
ご本尊の薬師如来は眼の守り尊とされているので
しっかりお参りしてきました
第十四番 長岳山 今宮坊 〔ちょうがくざん いまみやぼう〕
明治時代以前は神仏習合の寺院で今宮神社と同じくして
京都、聖護院の直末として大いに栄えたそうです
第十五番 母巣山 少林寺 〔ははそさん しょうりんじ〕
本堂は漆喰塗りの土蔵造りでとてもお寺の建物とは
思えぬ姿でした でも境内の庭は凄かったです
ボタンの花が所狭しと植えられ花開いていました
第十六番 無量山 西光寺 〔むりょうざん さいこうじ〕
江戸時代の1783年に浅間山の大噴火により秩父地方にも
多くの死者が続出したのを供養するために四国遍路の各
霊場の本尊を摸刻し安置していました 遠く離れた四国
遍路に行けぬ人たちへの配慮が伺えた参拝になりました
第十七番 実正山 定林寺 〔じっしょうさん じょうりんじ〕
四間四面の宝形の屋根が特徴の本堂は1487年頃の
札所番付によると第一番の札所だったらしく当時は
発願寺らしく栄えていただろうと思いました
第十八番 白道山 神門寺 〔はくどうざん ごうどじ〕
寺号が「神門」とはかなり珍しく昔は神社(?)だったかも
唐破風で勾欄付きの回廊は古いながらも見事な造りでした
第十九番 飛淵山 龍石寺 〔ひえんざん りゅうせきじ〕
秩父市内の街中で民家がすぐ近くに在る札所から
郊外の台地のような処にぽつんと建つ札所でした
第二十番 法王山 岩之上堂 〔ほうおうざん いわのうえどう〕
これまでの札所の中で素晴らしい景観の札所でした
新緑の樹木、参道を飾る花々、色付く山もみじに
花開いたツツジ等々・・・・
そんな心地良い境内で一休み、癒されました!