さつき盆栽日記

さつき盆栽好きが手入れの合間に古刹名刹を巡ります。

四国遍路旅・阿波から土佐へ

2015年04月29日 | 巡拝日記

    四国八十八ヶ所の札所は

徳島県(23寺)・高知県(16寺)・愛媛県(26寺)・香川県(23寺)

から構成されています

高知に入ると札所の距離間隔がかなり長くなり海岸の道を

ただ、ひたすら無心になって進むことになります

 23番札所の次は室戸岬まで札所はありません

太平洋を見ながら自然の厳しさも感じつつ南下していきます!

 牟岐町の静かな入り江

 室戸までの道路標識を見ながら海陽町辺りを通過します

 

信号のない国道55号線をひたすら走り抜けます!

高知の土佐にも「夫婦岩」がありました! 

 やっとやっと室戸岬にやって来ました!

岬の近くに弘法大師・空海が修行したと伝わる

「御厨人窟」(みくろど) という洞窟があります

弘法大師が悟りを開いたとされる洞窟の中からは

「空」「海」しか見えず、

当時の名前の「教海」から「空海」に改名したと伝わっています

       

 

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四国遍路・二二~二三番札所

2015年04月28日 | 巡拝日記

      全国的に上々の天気に恵まれて四国遍路旅が続きます!

 二十二番札所 「白水山 平等寺」 (はくすいざん びょうどうじ)

 寺名の入った提灯が新鮮に見えました!

巡拝作法の一つに「鐘つき」があります

どのお寺も「一人一突き」が基本で境内に入ったら先ず最初に

 "そっと静かに 優しくソフトに"  ゴォ~~ン と打ちます! 

 手水で清めて本堂→大師堂の順に

献灯・献香・納め札・賽銭・納経と続けます

本堂に登る石段の脇に霊泉が湧き出る井戸があります

西暦792年に弘法大師が厄除祈願すると

薬師如来が現れ、万病に効く霊水が湧き出て、人々が平等に

救済されることから「弘法の水」と崇められているそうです 

 男42段、女33段の厄坂を登ると本堂です

 田園の中、お寺は小高い山の中腹にありました!

   

            

 

 二十三番札所 「医王山 薬王寺」 (いおうざん やくおうじ)

 西暦726年、聖武天皇の勅願により行基菩薩が

開基したと伝わる古刹です!

 灯籠が立ち並ぶ参道を進みます

本堂 

大師堂

男厄坂42段・女厄坂33段、更に還暦厄坂の61段を登った境内 

多宝塔 

 この薬王寺も小高な山の上にあり、巡拝によって

足腰がかなり鍛えられます!

      

 

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四国遍路旅・二十一番札所

2015年04月28日 | 巡拝日記

  

二十番の鶴林寺から山道を降りて

那賀川に沿って二十一番札所に向かいます! 

 那賀川の流れは綺麗でした!

 「阿波の三難所」と云われる焼山寺・鶴林寺に続いて大龍寺は

「川を越え また 山越えて もう一つ 往きつく彼岸 大龍の寺」

詠まれるほど最大の難所でした

しかし、現在は西日本最長と云われるロープウェイで

楽々と10分ほどで山頂に運んでくれて難所は解消です!

天気の良い日は遠くに淡路島の景色が眺められるそうです 

 あっと云う間に山頂駅に到着です!

山頂駅から更に石段を登ります! 

 新緑が鮮やかな美しい参道を進みます!

 鎌倉時代に造られたと云われる仁王門

 本堂に続く石段を更に登ります!

 二十一番札所 「舎心山 大龍寺」 (しゃしんざん たいりゅうじ)

 大龍寺の説明 

 気品ある大師堂は高野山・奥の院と同じ配列から

「西の高野山」と呼ばれています

 この大師堂付近の標高は600mぐらいにあることから

吹く風は冷たく納経所にはストーブが備えてありました!

      

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四国遍路旅・二十番札所

2015年04月27日 | 巡拝日記

   二年前に巡拝した時、かなり強く印象に残った名刹です!

「お鶴さん」と呼ばれて親しまれているこの寺は

山頂まで約4Kmもの急勾配、急カーブが続く難所を駆け上ります 

 四国八十八ヶ所の中で一番の難所は十二番の焼山寺で

そこに次いで難所とされるのがこのお寺です  

二十番札所 「霊鷲山 鶴林寺」 (りょうじゅざん かくりんじ)

仁王門に立つ仁王像は運慶の作として知られていてその門を

通り抜け先に進むと苔むした参道が続きます 

 この「鶴林寺」は桓武天皇の勅願により弘法大師が

開基したと伝わる名刹です

 山岳霊場らしく荘厳な感じで凛とした雰囲気の漂う本堂

その両脇には二羽の「鶴」が居ます

 二羽の「鶴」はご本尊の地蔵菩薩を運んできたとされ

寺名の由縁にもなっています

 三重塔は徳島県唯一の建物になっています

 境内は老齢の樹木でいっぱいです!

 その中で紅い「石楠花」が際立って見えました!

      

 

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四国遍路・十六~十九番札所

2015年04月27日 | 巡拝日記

            

十六番札所 「光耀山 観音寺」 (こようざん かんのんじ)    

昔の町並みの中に突然、現れる感じの鐘楼門です 

飾りっ気のない寺の石碑でした !

 でも本堂は昨年、建て替えられたようです!

本堂の前ではご本尊のご真言を納経の後、三回唱えます!

    

            

 

十七番札所 「瑠璃山 井戸寺」 (るりざん いどじ) 

四国で最大級とされる仁王像が立つ朱塗りの

仁王門は迫力がありました!

 井戸寺の縁起

 境内には水不足に苦しむ村人を哀れみ、弘法大師が錫杖で

一夜の内に掘ったという伝説が残る井戸がありました

 徳島市の市街地を抜けて次の札所に向かいます

    

            

 

 十八番札所 「母養山 恩山寺」 (ぼようざん おんざんじ)

弘法大師が母への孝行を尽くしたとされるお寺から

山号が名付けられたようです

 大師堂

女人禁制の道場で修行していた弘法大師に母の玉依(たまより)

御前が訪ねてきたが会うことが出来なかった

弘法大師は一週間、滝に打たれて修行し、女人解禁の秘法を

修めて母と対面したという逸話がありました

            

 

 十九番札所 「橋池山 立江寺」  (きょうちざん たちえじ)

 阿波の関所寺とも呼ばれて邪悪な心を持つ者や

罪を犯した者には罰が下り、

この先進めるかどうかを見極める関所だったと

伝わっています

 本堂の天井に龍の彫り物と天井絵に目を奪われました!

 大師堂

 多宝塔

境内の伽藍がどれも立派な造りで整った感じのするお寺ですが

なによりも境内に咲く手入れの行き届いた「牡丹」の花が

印象に残っています!

   

 

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