豊臣秀吉の側室 "ねね"こと "淀殿"を
イメージして名付けたのでしょうか？？・・・・
「淀の光」 〔よどのひかり〕
純白色地に鮮やかな紫色の大小絞りや覆輪、底白に
咲くそうですが、我が家の樹々は底白だけに咲きます
極めて細い剣弁の小輪に咲くこの花が開花し始めると
色合いとか花の形から私はついつい "淀君" を連想して
しまいます この種はなかなか樹が太らずに幹、枝が
細くて整枝するのに難儀しますが、珍しい品種で古種
でもあるので大事、大事にしています
真っ白に剣弁咲きする古種です！
「白峰」 〔はくほう〕
底青白色を帯びて白色の小輪に咲きます
強健で枝打ちが良くて伸長性もあるので手間が掛からず
育てやすいです そして早く大きくなるので
樹高のある盆栽づくりに適している品種です
丸弁でオーソドックスな品種です！
「麗光」 〔れいこう〕
白地に紅紫色の大小絞り、覆輪、底白に咲いて
濃い紅紫色の無地にも咲きます
生育はいい方で育てやすいですが、枝打ちが弱いので
樹形を整えるのに年月が掛かります
よって長い期間を要しながら盆栽に仕立てるので
愛着もひとしお湧いてきます‼
古種で老木ですがまだまだ元気です！！
「幸の華」 〔さちのはな〕
花弁が深切れで且つ細弁に咲き、薄い桜色地に濃い紅色の
無地だったり大小絞りが入ります
樹高が伸び難く小花なので小品盆栽に向いていますが
この木は何故かすっーと大きく背丈が80cmほど伸びました
今年も品よく健気に晴れ姿を見せてくれました！
さし芽を採る枝によって花の咲き方が
ガラッと変わって違う品種になったかのようになります
「愛の光」 〔あいのひかり〕
白地に紅紫色の大小絞りや噴上げ絞りになったり
覆輪や底白にもなります
そして色が全く違った覆輪の花となったり
花弁が6～7枚咲きすることもあります
紅紫色が濃くなって覆輪咲きになったこの三つの鉢たちも
同じ「愛の光」なんです
この「愛の光」の遺伝子の中には単色無地の花の他に賑やかで
華やかな色の花が混じり咲きする品種の遺伝子が入っていたと
思われます 偶々、採った枝のさし芽が苗木となった時には
混じり咲きする遺伝子が弱くて単種の花だけになったようです
長～くサツキに接していると奥深い事が沢山あって
45種類ほど300鉢余りの樹々たちから色んなことを
教わり、知らされ、驚かされる日々でもあります
