さつき盆栽日記

さつき盆栽好きが手入れの合間に古刹名刹を巡ります。

こころ和らぐ古寺「安楽寺」

2017年01月30日 | 古寺・名所の回顧

 昨年の京都巡拝で最も心が和み、

強く印象に残ったのが「安楽寺」という古寺でした!

 紅葉に包まれた「山門」

参道の石段に散った落ち葉モミジを踏み締めながら歩み

萱葺きの美しい風情ある山門に気持ちが高ぶりました!

方形裳階造りの「本堂」

「住蓮山 安楽寺」は法然上人の弟子であった住蓮房と安楽房の

二僧の菩提を弔うために1681年に創建され、山号と寺号は二人の

名から名付けられたと伝わっています

安楽寺は春と秋の花の時期に限って一般公開されているお寺で

境内の樹木は手入れが行き届き美しい景観を見せてくれていました

 「本堂内部」

 

本堂ではご住職が自ら寺の由来や縁起、仏像の説明など一日に何度も

丁寧にお話して下さり、仏像の拝観は間近に出来て、更に写真撮影も

許可されている極めて珍しい有り難い寺院でした!

 京都には数え切れないほどの古寺名刹がありますが、どの寺院も貴重な

文化財を守るために入室入場の制限や厳しい規制などが敷かれています

ここ安楽寺は期間限定ながらも全て自由に拝観ができる数少ない寺院で

ご住職の拝観者を迎え入れる姿勢に共感し感謝するお寺でした 

 居心地の良さに時間を忘れて陽の落ちる直前まで長居をしました

そんな帰り際に萱葺きの山門は静かに佇み、

また、来なさいよ! 

と云って見送ってくれているような気がしました

    

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

国宝・銀閣寺

2017年01月28日 | 古寺・名所の回顧

  国宝・銀閣寺には昨年の11月に巡拝して来ましたが

平日にも拘わらず、多くの拝観者で溢れて凄く賑わっていました!

銀閣寺の全景

銀閣寺の正式名称は「東山 慈照寺」 (とうざん じしょうじ)と

云い、創建に関わった室町幕府の第八代将軍・足利義政の

法号から名付けられたとされています

国宝 銀閣は俗称で正しくは「観音殿」と云い、

1490年に建立された木造二重の宝形造り、杮葺きの建物で

足利義政が晩年に建立したものです

国宝「東求堂」

1486年建立された木造の入母屋造り、檜皮葺きの建物は

義政の持仏堂として建てられ

仏間、書院、礼間、納戸の四室から成る建物です

「銀沙灘」 (ぎんしゃだん)

方丈前に築かれた白砂を60cmほど盛り上げた白砂の台で

月光を反射させて方丈に灯りを取るために施されたとされています

通称、銀閣寺で一番印象に残っている白砂の庭です!

  

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

京都大原「宝泉院」の五葉松

2017年01月26日 | 古寺・名所の回顧

  京都大原・三千院のすぐ先にある「宝泉院」は

JR東海の「そうだ 京都、行こう」で紹介された名庭があります

 山門を通り目の前に広がる近江富士を形どった

大きな大きな五葉松には驚かされます

院内から眺める 五葉松の老大木

 樹齢700年も経つこんな大きな五葉松に初めて出会いました!

 時間が経つ程にこころ癒される「盤垣園」はJR東海のCМにも

使われた「額縁庭園」とも呼ばれている名庭です

    

 

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

京都大原三千院のわらべ地蔵

2017年01月25日 | 古寺・名所の回顧

   唄で有名になった京都大原 三千院の

「有清園庭園」も記憶に残る名園でした!

「有清園庭園」と「往生極楽院」

この地蔵さんを見つめていると・・・・

思わずほっこりと和んで・・・・

わらべ地蔵の目線に小さくしゃがみ込み

同じように手を合わせた記憶が残っています

杉の木とスギ苔で覆われた庭園ではいつも騒がしい外国観光客も

ここではおとなしく静かに拝観していたのが奇妙に見えて

彼らにも美しさや静寂感、季節感、癒され感のようなものが

間違いなく伝わっていると思った拝観でした!

  

 

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

京都「圓光寺」の名庭

2017年01月24日 | 古寺・名所の回顧

  遠出が儘ならず家に閉じ籠っている中、

またまた昨年行った京都の写真に見入っていました!

 左京区一乗寺「圓光寺の奔龍庭」

白砂を雲海に見立て、天空を自在に奔る龍を石組で表した枯山水庭園で

石柱は龍の周囲に光る稲妻を表しているとされる庭です

 昨年の三月に巡拝した寺院で白砂の清い庭が印象に残っています

また、一乗寺は剣豪宮本武蔵が吉岡道場の一門らと決闘を

繰り広げた「下り松」の地でもあり、圓光寺の他にも古寺名刹も

多くあって巡拝するには格好の場所と思います

  

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする