さつき盆栽日記

さつき盆栽好きが手入れの合間に古刹名刹を巡ります。

信長公の眠るお寺です!

2011年09月26日 | 名所史跡

   

         織田家菩提所の崇福寺に行って来ました!

   崇福寺は1469年に建立され信長公は1567年に禁制を発してこのお寺を

   特別に保護したそうです。

          

              山門を潜り境内を望むとそこは別世界のようでした!!

  参道沿いの庭木は手入れが行き届き見事のひとことです !!

 

   本堂前の庭木見惚れるほど整っていました!!

         

          鐘楼周辺の樹木も素晴らしい!! 

  本堂前の石庭 

     この日も庭師さんたちが懸命に手入れしていました!!

 本堂横から廟に向かう空間も素晴らしいです。紅葉の頃、再訪したいお庭です!

 

 

           

      1582年本能寺の変で討たれた信長親子の首級は密かに

     この崇福寺に運ばれて葬ったとのことです!!!!

     墓の高さは139㎝、巾39㎝、の位牌形の石碑で父子の

     法名が左右に並んで刻んであるそうです。

  信長、信忠親子の位牌堂 

  このお寺の庭は本当に素晴らしいと思いました。

  紅葉の盛りの頃、つつじやさつきの開花の頃、どうだんつつじの咲く頃に

  是非、再訪してみたい場所になりました。

 

 

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三重多気の女人高野です!

2011年09月19日 | 巡拝日記

        三重県多気郡の古刹を巡ってきました!!          

   女人高野 丹生山 神宮寺成就院 

    通称 「丹生大師」 と呼ばれて地元では親しまれているお寺です!

    このお寺はなんと1237年も昔、774年に弘法大師のお師匠さんである

    勤操大徳というお方が開山したとのことでした。

 

    そして弘法大師が813年に伊勢神宮を参拝された折に当地を訪れて

    師匠の開山を知り、815年に七堂伽藍を建立したと伝えられています。

 

   仁王門

 1713年~1723年の間で建立。

 入母屋造り、瓦ぶきの門は雄大な感じがします。

 楼門には金剛力士、持国天、多聞天が祀られていて貴重な建造物です。

 

        

         大師堂

    1684年頃の再建で小丘の頂上に位置した環境はとても

    静寂且つ清浄の中にたたずむお堂でした。

                     

                 鐘楼

                境内の石碑、燈籠、古木から歴史の深さが伺えました。

          

            本堂(観音堂)

       入母屋造りで本瓦葺きの本堂は1673年頃に再建され

       重厚さと品位のある風格漂う建物です。

  

  大師堂を望む外的防護の回廊は白壁造りで落ち着いた感じでした。

   回廊を見降ろすと石段を覆う木々が暑い日差しを遮ってくれていました。

  秋の紅葉の頃に再訪して色づくモミジを見てみたいと思いました。

 

  姿見の池

    夏の名残りでしょうか水連の花が可憐に咲き残っていました。

 

 参拝後、ご朱印を頂く折にはお庫裡さんが優しく応対して下さり香り良いお茶を

 頂戴しました。 またご住職はお寺の寺歴を丁寧に説明されて日本三観音像の

 お話をしてくださり、そのお寺が極、近くに在ると教えてくれました。

     

 

  そのお寺は神宮寺のすぐ近くの山の頂上にあって885年伊勢の豪族、飯高氏が

 天皇の勅願所として建立されたそうです。  その後、1694年には伊勢神宮に

 近いということで 「近長谷寺」 と改称されました。

 

   丹生山 近長谷寺

   山道は車一台がやっと通れるほどの狭くて急勾配な坂道てす。

   車止めから徒歩での上り坂は更に更に急勾配となり息を切らしつつ10分程

   登った処に本堂があります。

   神宮寺のご住職のお話を思い出しながら覗き窓から中を視ると・・・・・・・

   日本三観音と伝えられているご本尊の十一面観音像は何と6.6メートルもの

   像高があって奈良の長谷寺、鎌倉の長谷寺と同様に巨大な御姿でした。

   毎年2月18日の例大祭に終日御開帳されるとのことで、平常は全体像を

   見られず、写真撮影も出来ずで残念です!!!

          

           本堂に掛かる扁額 (1644年の作)

 

   木々に囲まれた梵鐘 (1648年の作)

                                                   

   奈良と鎌倉の長谷寺は両方ともに参拝し、巨大観音像も仰ぎ見ているので

  来年のご開帳に合わせて山道を喘ぎつつ再参拝してみたくなりました。

 

 

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尾張三十三観音霊場巡り 完

2011年09月14日 | 巡拝日記

    いよいよ結願で~す!

   第31番 聚福院(じゅふくいん)

  

  聚福院は1584年に尾張の清洲に開設された後に

  昭和42年現在の長久手の地に移転したそうです。

  閑静な住宅街に違和感もなく多くの参拝客が癒しを

  求めて訪れているようでした。 

                

      本尊の聖観世音菩薩は室町時代の作で木彫り62㎝の立像です。

     本堂や境内は綺麗に掃き清めてあり清々しく感じました。 

                     

  

  聖観世音菩薩の右隣りには恵比須さんと大黒天さんの二尊が大きな体を

  寄せ合うようにして並んで祀られているのを初めて見ましたよ!!!! 

 

    尾張の旧家、神野家より譲り受けた二尊は江戸中期の作とかで開運繁昌の

  神様として多くの参拝者が訪れているそうです。

  

  第32番 仏地院

  白壁に囲まれた山門付近には さつき、もみじ、いちょう、楠の木などが

  植えられていて一瞬、名古屋市内の都会の中を忘れるほどでしたよ!!

 

  仏地院本堂  

    境内の樹木が暑い日差しを遮って日陰を造ってくれていましたよ。

 

          

 

     第33番 興正寺

        知多四国八十八所霊場の結願札所でもあって多くの

                       参拝客が訪れていました!!!!

        

         興正寺のシンボル的存在の五重塔は1808年の建立で

       総高は30mあり東海地区唯一の木造塔だそうですよ!!!

 

   八事興正寺は尾張高野とも呼ばれて高野山の別格本山になっているそうです。

 

  観音堂

   尾張三十三観音霊場を全て巡礼して暫し、充実感を味わいました。

   昨年、美濃の三十三観音を巡り、今年は今回の尾張を巡ることができたので

   来春までには三河の三十三観音も巡りきって「東海百観音」の結願をしたい

   と願っています。

                                

    

 

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尾張三十三観音霊場巡り ⑭

2011年09月10日 | 巡拝日記

   境内の庭木が盆栽風で素敵でした!!      

            第25番 龍泉寺

      

             伝教大師、最澄が795年に熱田神宮参籠中にお告げを受け

      寺堂を建立したのが龍泉寺の始まりのようですよ!

                                         

                                                龍泉寺 仁王門

          

        本堂と多宝塔

        円空物など数百体もの仏像が納められているそうです!!

      明治39年 放火によって焼失。焼け跡から慶長小判百枚が発掘

   されたのを基金にして再建が叶ったそうです。

 

          第26番 宝泉寺

                  

       山門は全国でも珍しい上下二層の竜宮づくりで

       二階は鐘楼となっている。 

                

                本堂の天井には花、動物、鳥などが描かれて

                いて気持ちが和みます。

      

       山門前の庭木が盆栽風に剪定されていましたよ!!!

       もみじの木が整枝されているのを初めて見ました。

      第27番 慶泉寺

     

   山門の横には槇の木が盆栽風に剪定されとていたのが

   印象的でしたよ!!

                                   

                                     本堂は広々としていて さつきや黒松などが

                綺麗に整えられています。

 

         

           境内も広くて開放的です!!

 

          第28番 長母寺

        

     矢田川の堤防沿いにあって多くの樹木に

     囲まれたお寺でした。

              

       

 

   第29番 久国寺

  

    久国寺山門

     名古屋市の東区市街地の真ん中にあって

     お庫裡さんが優しく出迎えて下さいました。

              

               本堂は綺麗に掃き清められていて暑さを

                忘れる清涼感がありました。

         

          境内には銀杏、松、シュロ、紅葉、柘植など

          多種樹木が配置良く手入れも良く植えられています。

          鐘楼の梵鐘は何と岡本太郎さんの作でしたよ!

           

     第30番 善福院

    

     市街地にこじんまりとした佇まいで探すのに

     ちょっと苦労しましたよ!!

                                  

                                      善福院山門

    

     境内には色とりどりの草花が咲いていました。

 

 

 

 

 

 

 

  

 

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尾張三十三観音霊場巡り ⑬

2011年09月06日 | 巡拝日記

     小牧のお寺は庭木が素晴らしいです !!   

  第21番 小松寺  小牧市内、最古の由緒あるお寺のようです!!

   石垣、仁王門がすごく立派で圧倒されました!

  長い歴史の中、小牧、長久手の戦いも含めて何度も焼失したそうですが

  その都度、時の権力者たちの保護を受けて再興、今に至っているそうです。

  小松寺境内は本堂へと続く参道に "さつき" が植えられていて他に黒松や

  槇の木、山野草なども配置良く手入れされていましたよ!

  

    芙蓉の花も綺麗でした!!

      

         第22番 陶昌院  

       1564年に地元住民によって創建されたそうです。

       

     山門の左右には岩、小石が敷き詰められて枯山水の趣きでした。

                           

                          本堂は小牧、長久手の戦で焼失。

                      現在の本堂は昭和8年に再建したそうです。 

  陶昌院境内は観音像、十三重塔、鐘楼などがコンパクトに配置されて庭木の

  剪定の良さに暫し暑さを忘れて見惚れていました。

                                          

 

  第23番 玉林寺

   徳川家康が小牧、長久手の戦で小牧山の山麓に堀を巡らせた折に

   地中から見つかった如意輪観音像を生涯の守り本尊にしたそうですよ!!

   小牧市街の中心地に在って立派な山門が出迎えてくれます。

   本堂の前には樹齢400年とかの "木犀" の木がそそり立っています。

 

  本堂の中に上がってゆっくりとお参りしていってください・・・とご住職が優しく

  お声をかけて下さいましたので新しくなった本堂に入らせていただきました。

  何気なく仰ぎ見た天井には見事な"龍"が居てびっくりしました。

                                   

 

   境内の鐘楼近くに咲く "さるすべり" の白い花に一時の清涼感がありました!

 

  第24番 龍音寺

    とてもとてもユニークなお寺でほっこりしました!!

  別名 間々観音とも呼ばれていて豊かな母乳に恵まれるように授乳と安産の

  観音様に多くの参拝客が訪れているそうですよ!

  本堂は小振りながらも屋根には鯱鉾が乗っています。

  いろいろな参拝行事も組まれていて楽しいお寺さんですよ!

 

      

       山門から本堂に向かう道端には

              "黒松" の大木が目を惹き付けます。

                       

                       境内には"あじさい"がまだ頑張って咲いていました。

 

 

 

 

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