知恩院にもう一つ名庭がありました!
「友禅苑」と名付けられた庭園でした!
「友禅苑」は知恩院の三門横にあって友禅染の始祖、宮崎友禅斎の
生誕300年を記念して昭和29年に改修造園された庭園です
東山の湧水を取り入れた池泉式庭園と枯山水の庭園の二つで
構成されている昭和の名園です
宮崎友禅は江戸時代中期の扇の絵師でもあり、友禅染の創始者で
知恩院の前に住居を構えていたそうです
苑内には裏千家ゆかりの茶室「華麗庵」と知恩院第86世の
中村康隆猊下の白寿記念に移築された茶室「白寿庵」がありました
京都を代表する伝統産業の友禅染の始祖とゆかりのある庭園が
知恩院にあることを知らずに入苑して造園の由来を知り得ました
四季折々に京都らしさを醸し出している庭園に巡り合えて少し
得をした想いと次はどの季節に行こうかと思わせる名園でした