「大丈夫っすよ。
とにかく、すぐにでもやってあげて下さい」
「今、夜中だし、揃えられるとして明日になるけど、
それでもいいよね?」
「ええ。そんなに急がなくてもいいって言ってます」
「でも、足が、さ......(* ̄ω ̄)」
「ですね( ̄ー ̄)。ま、頑張ってください」
「はいー。。(* ̄ω ̄)」
つづく。
翌日、僕は夕方ぐらいに仕事を切り上げ。
色々なお店を駆け回り。
Mさんに言われたモノモノを揃えて帰宅しました。
ただ、ハチマキだけは手に入らず、
最終的に近所の手芸屋さんで白い帯布を80センチぐらいに切ってもらい、
それを結んで用意しました。
さて。
問題はオムスビっす。
僕さん、実は、
これまで「おにぎり」なるモノを握ったことがありません。
ダメダメぷーなコンビニ世代。
記憶にある「オムスビ握り」は、何かのパーティーの時に?
かなりおふざけチックに握っていたような......
さて。
どーすっぺ。
今日もコニャ(奥さん)は家にいないし。
とにかく、先ずはお米を炊いて......24個でしょ?
「小さいのでイイ」って言ってたし。
残っちゃうのは絶対によくないし。
じゃぁ、とりあえず4合ぐらい炊いてみっぺかな。
炊きあがりを待って、その間ウェブでチクチク......と、
おにぎりの握り方をサーチ......っと......
おお!( ゚д゚)
こりわ!
分かりやすいな。ええ。ええ。
他の事も炊き上がる迄に仕上げちゃいましょーかね。ええ。
イソイソ......イソイソ......
おお!?
ご飯炊けた!
おおお!
おにぎりデケタ!(=゚ω゚)ノ
ウェブサイトのガイドを見なが人生初のおにぎりを作ってみると、
最初はMさんに言われた通り「たわら形」にしようと握り始めたところで、
なんと、驚くことに......
一握り、一握り、するたびに......
足の痛みが......
取れていくのです......
「し、信じられん......けど、信じざるをえない、な......」
そんな、あまりに不思議な感覚と、
握るたびに足の痛みが消えていくのがとても心地良く、
更には、
握ることで家臣の皆さんへの気持ちがお米に強く入る感覚も明瞭で。
僕は自然と握る回数が多くなり、
あちこちと握っていくうちに、
気がつくと最初の一個が三角形に.......
「むむっ!?(O_O)ま、いいか。。
足が痛くなくなってきたし......(*´ー`*)」
それで、僕はその後のおにぎりを全て三角形にしてしまい。
改めて、古墳の王様も家臣の皆さんと一緒に、と、
ハチマキとトマトとお塩と奈良の三輪山のお酒も用意して、
上座の方に居て頂き。
鉄瓶で淹れたお茶や、
近衛兵の皆さんへのオカズやお酒もしっかりと用意して......
「でけた!かんせーーーい!(((o(*゚▽゚*)o)))」
この時点で、
あれだけ長いこと痛みまくっていた足の痛みは完全に無くなっていました。
早速Mさんにテーブルの写真を送ってみると......
「いいですね!見るだけでワクワクするレベルです☆(^_^)」
「頑張りました!初めておにぎりを握りました。
Mちゃん、本当にありがとう」
「いいえ〜。俵形じゃないのはご愛嬌として、
これでスッキリしたはずですよ(^_^)お疲れ様でした!」
「この後、お詫びをして、川に行きます。
またそこでも改めてお詫びしようかと。ありがとー」
「よろしくお願いいたします」
僕はそんな会話をMさんとした後、
改めて、お詫びの言葉と秘伝のアマテラス祝詞とを捧げ。
しばしの食事&歓談タイム!を過ごしました。
そうして40分ほどして。頃合いを見計り。
僕は飲み物も含めて全てのモノを携帯用品に詰め替え、
大きなバッグに入れて、
自宅の裏を流れる多摩川の河原へと向かいました。
時刻は夜の11時を回った頃だったでしょうか。
最後にもう一度、河原で家臣の皆様に無礼のお許しを乞い。
僕は一つ一つ丁寧に、捧げた全てのモノを川に流しました。
全ては自然に帰る、生物の餌にもなる、そんなモノモノですし......
そして、この最中。河原に佇みながら。
僕はまた改めて色々なことがわかりました。
古墳の王様が怒っていなかったのは本当だったこと。
むしろ感謝もしていてくれて。
でも、ソレは、
王様の側近の方々に関してはとてもいたたまれない事だった様で。
何故か?
王様と自らの命をも共にした様な方々です。
アチラの世界に行こうとも、
全霊をかけて王様を守り通して来た方々です。
その王様だけが自由の身になれて、
古墳からいなくなってしまって。
その時、残された様になってしまうそんな方々は、いったい、
その後どうすればいいのか?
僕は王様に届くように......と言う気持ちだけで古墳を参っていました。
トマトもお酒も、祝詞も、王様が欲しいと望んだものであって、
そのトマトを家臣の皆さんに捧げようとも、
それは、家臣の皆さんからしたら王様に捧げられたものであって。
心底敬愛し、
命を共にする迄に使えて来た大王に捧げられた物に手をつけるなど、
そんな方々がそんなことをするはずもなく。
彼等には彼等の望むものがあって。
それは王様の嗜好とはまた違うということも当然で。
僕は、そんなことにも気づかないでいたのでした。
荒らされ、崩れてしまった古墳において、
苦しい思いをしていたのは王様や奥様だけでなく、
そんな家臣の皆さんも同じように苦しんでいたはずで。
古墳に着いた時の息苦しさから、僕は、
本当はそこまで感じ取れなければいけなかったのです。
全ての皆さんに等しく助力をしてあげなければいけなかったのです。
それを期待されていたはずなのです。
これほどまでに慕われた徳のある王様が、
自分1人だけ楽になるということをよしとするはずもなく。
家臣の皆さんにしても、
そんな王様がいない古墳にいる意味などあるはずもなく。
僕の慢心。
自惚れ。
それ以外の言葉がみあたりません。
ある神様には、
「まだスキがある。甘い」
とも叱られ。
正直、
心身共にキズだらけ、ではあるのですが......
そんなこと、神々には全く通じないことで。
深夜の多摩川の流れは、
ただ黙々と色んなコトを伝えてきます。
しばらく色々な事を思い、
佇んでいた河原の様子を写真に撮って。
僕はもう一度、
九州のMさんに諸事完了の報告ラインを送りました。
「Mちゃんはありがたいです。
また自分を見つめ直すことになりました。ありがとう。
白いハチマキ代りにしていた布切れは持っていても良いかな?
なんか捨てれない感じでして」
「持ってても大丈夫ですよ。シンボル的なモノなので」
「はいー THANK YOU!」
「(^_^)」
Mさんとのラインの後、今回のコトの発端となったみゆきちゃんや、
僕の羅臼行きを心配してくれていたポンチキーズの皆にも河原の写真を送りました。
ここまで、都度都度、経過は報告していましたが、
ハイパーみゆきちゃんからはこんな返事も......
「すごい!みんな食べてくれましたね。よかった(;_;)」
ねーさんからは......
「カラツの神が、眷属さん達が喜んでいたと言っていた」
次回は、今回の古墳の神様のお話を記しておきます。
最後にもう一話だけ続きます。
とにかく、すぐにでもやってあげて下さい」
「今、夜中だし、揃えられるとして明日になるけど、
それでもいいよね?」
「ええ。そんなに急がなくてもいいって言ってます」
「でも、足が、さ......(* ̄ω ̄)」
「ですね( ̄ー ̄)。ま、頑張ってください」
「はいー。。(* ̄ω ̄)」
つづく。
翌日、僕は夕方ぐらいに仕事を切り上げ。
色々なお店を駆け回り。
Mさんに言われたモノモノを揃えて帰宅しました。
ただ、ハチマキだけは手に入らず、
最終的に近所の手芸屋さんで白い帯布を80センチぐらいに切ってもらい、
それを結んで用意しました。
さて。
問題はオムスビっす。
僕さん、実は、
これまで「おにぎり」なるモノを握ったことがありません。
ダメダメぷーなコンビニ世代。
記憶にある「オムスビ握り」は、何かのパーティーの時に?
かなりおふざけチックに握っていたような......
さて。
どーすっぺ。
今日もコニャ(奥さん)は家にいないし。
とにかく、先ずはお米を炊いて......24個でしょ?
「小さいのでイイ」って言ってたし。
残っちゃうのは絶対によくないし。
じゃぁ、とりあえず4合ぐらい炊いてみっぺかな。
炊きあがりを待って、その間ウェブでチクチク......と、
おにぎりの握り方をサーチ......っと......
おお!( ゚д゚)
こりわ!
分かりやすいな。ええ。ええ。
他の事も炊き上がる迄に仕上げちゃいましょーかね。ええ。
イソイソ......イソイソ......
おお!?
ご飯炊けた!
おおお!
おにぎりデケタ!(=゚ω゚)ノ
ウェブサイトのガイドを見なが人生初のおにぎりを作ってみると、
最初はMさんに言われた通り「たわら形」にしようと握り始めたところで、
なんと、驚くことに......
一握り、一握り、するたびに......
足の痛みが......
取れていくのです......
「し、信じられん......けど、信じざるをえない、な......」
そんな、あまりに不思議な感覚と、
握るたびに足の痛みが消えていくのがとても心地良く、
更には、
握ることで家臣の皆さんへの気持ちがお米に強く入る感覚も明瞭で。
僕は自然と握る回数が多くなり、
あちこちと握っていくうちに、
気がつくと最初の一個が三角形に.......
「むむっ!?(O_O)ま、いいか。。
足が痛くなくなってきたし......(*´ー`*)」
それで、僕はその後のおにぎりを全て三角形にしてしまい。
改めて、古墳の王様も家臣の皆さんと一緒に、と、
ハチマキとトマトとお塩と奈良の三輪山のお酒も用意して、
上座の方に居て頂き。
鉄瓶で淹れたお茶や、
近衛兵の皆さんへのオカズやお酒もしっかりと用意して......
「でけた!かんせーーーい!(((o(*゚▽゚*)o)))」
この時点で、
あれだけ長いこと痛みまくっていた足の痛みは完全に無くなっていました。
早速Mさんにテーブルの写真を送ってみると......
「いいですね!見るだけでワクワクするレベルです☆(^_^)」
「頑張りました!初めておにぎりを握りました。
Mちゃん、本当にありがとう」
「いいえ〜。俵形じゃないのはご愛嬌として、
これでスッキリしたはずですよ(^_^)お疲れ様でした!」
「この後、お詫びをして、川に行きます。
またそこでも改めてお詫びしようかと。ありがとー」
「よろしくお願いいたします」
僕はそんな会話をMさんとした後、
改めて、お詫びの言葉と秘伝のアマテラス祝詞とを捧げ。
しばしの食事&歓談タイム!を過ごしました。
そうして40分ほどして。頃合いを見計り。
僕は飲み物も含めて全てのモノを携帯用品に詰め替え、
大きなバッグに入れて、
自宅の裏を流れる多摩川の河原へと向かいました。
時刻は夜の11時を回った頃だったでしょうか。
最後にもう一度、河原で家臣の皆様に無礼のお許しを乞い。
僕は一つ一つ丁寧に、捧げた全てのモノを川に流しました。
全ては自然に帰る、生物の餌にもなる、そんなモノモノですし......
そして、この最中。河原に佇みながら。
僕はまた改めて色々なことがわかりました。
古墳の王様が怒っていなかったのは本当だったこと。
むしろ感謝もしていてくれて。
でも、ソレは、
王様の側近の方々に関してはとてもいたたまれない事だった様で。
何故か?
王様と自らの命をも共にした様な方々です。
アチラの世界に行こうとも、
全霊をかけて王様を守り通して来た方々です。
その王様だけが自由の身になれて、
古墳からいなくなってしまって。
その時、残された様になってしまうそんな方々は、いったい、
その後どうすればいいのか?
僕は王様に届くように......と言う気持ちだけで古墳を参っていました。
トマトもお酒も、祝詞も、王様が欲しいと望んだものであって、
そのトマトを家臣の皆さんに捧げようとも、
それは、家臣の皆さんからしたら王様に捧げられたものであって。
心底敬愛し、
命を共にする迄に使えて来た大王に捧げられた物に手をつけるなど、
そんな方々がそんなことをするはずもなく。
彼等には彼等の望むものがあって。
それは王様の嗜好とはまた違うということも当然で。
僕は、そんなことにも気づかないでいたのでした。
荒らされ、崩れてしまった古墳において、
苦しい思いをしていたのは王様や奥様だけでなく、
そんな家臣の皆さんも同じように苦しんでいたはずで。
古墳に着いた時の息苦しさから、僕は、
本当はそこまで感じ取れなければいけなかったのです。
全ての皆さんに等しく助力をしてあげなければいけなかったのです。
それを期待されていたはずなのです。
これほどまでに慕われた徳のある王様が、
自分1人だけ楽になるということをよしとするはずもなく。
家臣の皆さんにしても、
そんな王様がいない古墳にいる意味などあるはずもなく。
僕の慢心。
自惚れ。
それ以外の言葉がみあたりません。
ある神様には、
「まだスキがある。甘い」
とも叱られ。
正直、
心身共にキズだらけ、ではあるのですが......
そんなこと、神々には全く通じないことで。
深夜の多摩川の流れは、
ただ黙々と色んなコトを伝えてきます。
しばらく色々な事を思い、
佇んでいた河原の様子を写真に撮って。
僕はもう一度、
九州のMさんに諸事完了の報告ラインを送りました。
「Mちゃんはありがたいです。
また自分を見つめ直すことになりました。ありがとう。
白いハチマキ代りにしていた布切れは持っていても良いかな?
なんか捨てれない感じでして」
「持ってても大丈夫ですよ。シンボル的なモノなので」
「はいー THANK YOU!」
「(^_^)」
Mさんとのラインの後、今回のコトの発端となったみゆきちゃんや、
僕の羅臼行きを心配してくれていたポンチキーズの皆にも河原の写真を送りました。
ここまで、都度都度、経過は報告していましたが、
ハイパーみゆきちゃんからはこんな返事も......
「すごい!みんな食べてくれましたね。よかった(;_;)」
ねーさんからは......
「カラツの神が、眷属さん達が喜んでいたと言っていた」
次回は、今回の古墳の神様のお話を記しておきます。
最後にもう一話だけ続きます。