ヨーロッパで記録的な猛暑を引き起こしていた熱波が、
今年は北極圏にも達している様で。
北極圏では珍しい森林火災が史上最多数を記録していたり。
グリーンランドでは氷床が観測史上最も多く溶け出していたり。
北極海では過去例を見ないプランクトンの大量発生が起きていたり......と。
ちょっと、
漠たる不安を抱かせる様なニュースが届いてきたりもしていますが......
見える.....でしょうか。
上にある写真の、
右端にある薄オレンジ色の縦筋の中央、やや下。
筋の中に写っている小さな点。
わかるでしょうか?
ウィキペディアにある青い丸で囲んだアップ写真はこんな感じで......
この写真は知る人ぞ知る!?世界的に有名な写真で、
「ペイル・ブルー・ドット(Pale Blue Dot)」
と呼ばれています。
日本語にすると
「淡い、青い点」
とでも言いましょうか。
この淡い、
消えそうな小さな点は......
地球です。
現人類史上、
最も遠くを旅しているボイジャー1号によって撮影された地球の写真。
太陽系に浮かぶ地球の姿。点。
ボイジャー1号がアメリカ合衆国のNASAによって打ち上げられたのは、
1977年9月5日だそうです。
それから12年後。
当初の目的であった木星と土星の探査を終えたボイジャーは、
そのまま太陽系の最果てに迄たどり着き、
現人類の人工物として、初めて、
太陽の重力圏を抜け出ようとしていました。
その時、プロジェクトのキーマン
「カール・セーガン教授」の提案に応じたNASAのチームは、
ボイジャー1号を地球方向に振り向かせ、
60枚の写真を撮影。
画像データはテープレコーダーに記録され、
そのまま地球へ転送することに成功しました。
公式な記録では、
この撮影は1990年2月14日から6月6日にかけてだったそうで、
59億キロメートル彼方からの画像は、3ヶ月をかけて、
少しずつ、ゆっくりと地球に送ったそうです。
電波を光速で飛ばしても
画像データが地球に届くまでは5時間半かかったらしく。
それを受けることの出来る電波望遠鏡も当時は世界で3ヶ所しかなく。
また、それを画像化するのにも沢山の技術と手間がかかった様で......
そして、
この写真は、
ペイルブルードットとは、
現地球文明史上、
現人類史上、
地球を最も遠くから撮影した写真、
となるわけです。
そんな写真を見ていると、
僕は、
心なしか......
マサニ、
淡く、
薄青い、
感動を覚えるのです。
ボイジャー1号は今も太陽系の外を飛び続けていて、
地球に信号を送り続けてくれているそうです。
現地球文明史上、
現人類史上、
最も遠くにまで旅をしている人工物......
僕達は、
こんな点の中に暮らしている.......
わけです。
僕達は、
薄青い小さな点......
でもあるわけです.......
NASAの作成したこの画像の、
緑の丸のあたりからボイジャーは撮影をしたのだそうです。
Jupiter=木星。
Saturn=土星。
Uranus=天王星。
Neptune=海王星。
Pluto=冥王星。
です。
しかし、
なぜ?
僕らは青い星に生きているのでしょう......
赤でも黄色でもなく、
茶色でも緑でもなく、
なぜ青なのか。
青の意味とか、
あるのだろうか?
偶然で片付けていいものなのだろうか?
暑い夏の青い空や海を見ていると、
僕は、ふと、
遥か彼方の宇宙を旅するボイジャーのことを思い出し、
そんなことをボイジャーに聞いてみたくなるのです。
なぜ?
我々は青い色の星にいるのか?
と。
ボイジャー1号は「ペイル・ブルー・ドット」写真を含む
太陽系家族の写真を撮影した後、
しばらくの間は他の天体の傍を通らないと見込まれていて。
その長い星間航行の間はカメラの電源は切っておくことになったそうです。
いつかまた、
新たなデータ収集の機会が訪れた時のために、
それまでは装備機器の電力を少しでもセーブしようと、
そういうことの様です。
そんなボイジャーには、
宇宙をどこまでも飛んで行ってほしいなぁ......と、
僕はそんなことを願ってしまいます。
「ペイルブルードット」を有名にした、
カールセーガン(Carl Edward Sagan)さんの著書
「Pale Blue Dot : A Vision of the Human Future in Space」
邦題は「惑星へ」。
僕の持っているものは文庫本ですが、大好きな本の一つ。
ペイルブルードットとはセーガンさんが名付け親なのでしょうか?
本を読んでもそこはよくわかりませんが、
以前記していた、
ボイジャー1号に積まれている有名な「ゴールデンレコード」は
セーガンさんが責任製作したものであって......
.......ボイジャーは、今、
どのへんにいるのだろうか。
元気なのだろうか......
もう地球は見えないのだろうなぁ......
寂しくはないのかなぁ......
「A Whiter Shade of Pale」by Procol Harum
プロコル・ハルムさんの名曲。
広く知られている邦題は「青い影」
直訳だと「より白い、淡い影」みたいな感じでしょうか。
Youtube再生回数1億回!ですか(^^)♪
今年は北極圏にも達している様で。
北極圏では珍しい森林火災が史上最多数を記録していたり。
グリーンランドでは氷床が観測史上最も多く溶け出していたり。
北極海では過去例を見ないプランクトンの大量発生が起きていたり......と。
ちょっと、
漠たる不安を抱かせる様なニュースが届いてきたりもしていますが......
見える.....でしょうか。
上にある写真の、
右端にある薄オレンジ色の縦筋の中央、やや下。
筋の中に写っている小さな点。
わかるでしょうか?
ウィキペディアにある青い丸で囲んだアップ写真はこんな感じで......
この写真は知る人ぞ知る!?世界的に有名な写真で、
「ペイル・ブルー・ドット(Pale Blue Dot)」
と呼ばれています。
日本語にすると
「淡い、青い点」
とでも言いましょうか。
この淡い、
消えそうな小さな点は......
地球です。
現人類史上、
最も遠くを旅しているボイジャー1号によって撮影された地球の写真。
太陽系に浮かぶ地球の姿。点。
ボイジャー1号がアメリカ合衆国のNASAによって打ち上げられたのは、
1977年9月5日だそうです。
それから12年後。
当初の目的であった木星と土星の探査を終えたボイジャーは、
そのまま太陽系の最果てに迄たどり着き、
現人類の人工物として、初めて、
太陽の重力圏を抜け出ようとしていました。
その時、プロジェクトのキーマン
「カール・セーガン教授」の提案に応じたNASAのチームは、
ボイジャー1号を地球方向に振り向かせ、
60枚の写真を撮影。
画像データはテープレコーダーに記録され、
そのまま地球へ転送することに成功しました。
公式な記録では、
この撮影は1990年2月14日から6月6日にかけてだったそうで、
59億キロメートル彼方からの画像は、3ヶ月をかけて、
少しずつ、ゆっくりと地球に送ったそうです。
電波を光速で飛ばしても
画像データが地球に届くまでは5時間半かかったらしく。
それを受けることの出来る電波望遠鏡も当時は世界で3ヶ所しかなく。
また、それを画像化するのにも沢山の技術と手間がかかった様で......
そして、
この写真は、
ペイルブルードットとは、
現地球文明史上、
現人類史上、
地球を最も遠くから撮影した写真、
となるわけです。
そんな写真を見ていると、
僕は、
心なしか......
マサニ、
淡く、
薄青い、
感動を覚えるのです。
ボイジャー1号は今も太陽系の外を飛び続けていて、
地球に信号を送り続けてくれているそうです。
現地球文明史上、
現人類史上、
最も遠くにまで旅をしている人工物......
僕達は、
こんな点の中に暮らしている.......
わけです。
僕達は、
薄青い小さな点......
でもあるわけです.......
NASAの作成したこの画像の、
緑の丸のあたりからボイジャーは撮影をしたのだそうです。
Jupiter=木星。
Saturn=土星。
Uranus=天王星。
Neptune=海王星。
Pluto=冥王星。
です。
しかし、
なぜ?
僕らは青い星に生きているのでしょう......
赤でも黄色でもなく、
茶色でも緑でもなく、
なぜ青なのか。
青の意味とか、
あるのだろうか?
偶然で片付けていいものなのだろうか?
暑い夏の青い空や海を見ていると、
僕は、ふと、
遥か彼方の宇宙を旅するボイジャーのことを思い出し、
そんなことをボイジャーに聞いてみたくなるのです。
なぜ?
我々は青い色の星にいるのか?
と。
ボイジャー1号は「ペイル・ブルー・ドット」写真を含む
太陽系家族の写真を撮影した後、
しばらくの間は他の天体の傍を通らないと見込まれていて。
その長い星間航行の間はカメラの電源は切っておくことになったそうです。
いつかまた、
新たなデータ収集の機会が訪れた時のために、
それまでは装備機器の電力を少しでもセーブしようと、
そういうことの様です。
そんなボイジャーには、
宇宙をどこまでも飛んで行ってほしいなぁ......と、
僕はそんなことを願ってしまいます。
「ペイルブルードット」を有名にした、
カールセーガン(Carl Edward Sagan)さんの著書
「Pale Blue Dot : A Vision of the Human Future in Space」
邦題は「惑星へ」。
僕の持っているものは文庫本ですが、大好きな本の一つ。
ペイルブルードットとはセーガンさんが名付け親なのでしょうか?
本を読んでもそこはよくわかりませんが、
以前記していた、
ボイジャー1号に積まれている有名な「ゴールデンレコード」は
セーガンさんが責任製作したものであって......
.......ボイジャーは、今、
どのへんにいるのだろうか。
元気なのだろうか......
もう地球は見えないのだろうなぁ......
寂しくはないのかなぁ......
「A Whiter Shade of Pale」by Procol Harum
プロコル・ハルムさんの名曲。
広く知られている邦題は「青い影」
直訳だと「より白い、淡い影」みたいな感じでしょうか。
Youtube再生回数1億回!ですか(^^)♪