音楽を聴くということ

家族が帰省して独りきりなので、いつもよりボリューム上げ目で聴き放題な夜。ちと高いなぁと思いながら購入した山中千尋のアナログ。いつの間にかショートヘヤーな後ろ姿のジャケット写真がいい。それにしても、このところ音楽を聴くときはFMかアナログばかり。ネットワークやコンパクトミュージックプレイヤーは持ってないし、CDすら聴いていない、電源もひと月ほどいれてないかも。いまどき、クリックすればどんな仕掛けか御構い無しで音がでて当たり前、アナログみたいに音を出す機能が見えている方がめずらしい。ジャケットを眺めて、レコードを取り出し、ターンテーブルに載せて、回転させて、そっと針を落とし、プリアンプのスイッチを切り替えて、そっとボリュームをあげて、ようやくソファーに座る。本当の音楽好きだったらこんなことは今では面倒以外何者でもない行為。やっぱり私は、音楽そのものより、聴くための行為を含めて好きなんでしょう。FMについては、それこそ音楽目当てではなく、音だけで、遠く離れた人と繋がっている、そうした感覚が好きで聴いている。そんな感じ。
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