黄昏オーディオ

ちょっとだけオーディオ。

スピーカーが林立するコンサートステージ

2012-07-27 23:21:42 | ライブ
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加藤訓子さんのライブに行って来ました。
会場に入ると、ステージ中央にはマリンバがありますが、その周りには様々な打楽器。そしてタイムドメインのスピーカーが林立しています。更に正面の壁にはベニア板を微妙な角度に設置してありました。演奏は加藤訓子さんですが、音響空間デザインとして、オノ・セイゲンさんが参加されたコンサートです。
冒頭、拍手で加藤さんの登場を迎えらようとおもっていたら、開いた扉の奥から、何やらジャラジャラと音がしてきて、厳かに登場。観客一同心と静まり返っていました。手に持って?身にまとった?打楽器?というか何やら原始的な木製の鈴の数珠のようなものと共に登場です。ヴァイオリンや吹奏楽器であれば、手に持っても無音でいることふつうですが、打楽器からは音を出さない方が難しいと言わんばかり。そのまま各所に設置された楽器?を演奏し一曲目。曲が終わってようやく観客の拍手という打楽器が鳴り響きます。
音楽って何やら宗教臭い側面がありますが、こと打楽器はその根源からして、宗教というか、呪術、まあ祭りの楽器ですね。一曲目のあと、マリンバの起源を説明するために、床においた木片を床に足を伸ばして置いて音を出しての実演。まさに演題のルーツ・マリンバです。ちなみにマリンバとは、木片(マリン)を並べた(マ)という意味だそうです。
後半は、スピーカーを使った演奏。事前に収録した音源にあわせた演奏。
予習してきたスティーヴ・ライヒのシックス・マリンバ・カウンターポイント。家で聞くのと違い、事前に録音された音と、スピーカーから再現される音の違いに耳が取られます。どうやらスピーカーから再現される音はこのホールで録音された音源ではないからかの違和感なのか、やはり、すべてを録音で聴くカウンターポイントと、録音と生演奏のカウンターポイントは違うのか…。今度家で聴くときは事前録音の部分と最終演奏部分の違いを気にしながら聴いてみようか…。アルヴォ・ペルトの鏡の中の鏡はこのコンサートのためにこのホールでその前日、二日間を使って録音された音源を使ったということで、馴染みはさすがにイイ。ただ曲の根本は録音再生と戯れる演奏ということではないかなぁ、その音質の差ばかり気にするのはオーマニの悪い癖なんでしょうね。
いずれにしろ楽しいコンサートでした。
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