黄昏オーディオ

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さきよみ

2010-01-22 00:01:08 | 書籍・読書
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にわかにこの三年ほどのことですが、すっかり図書館好きです。
以前は年に一冊読むか読まないかという時期が続いていましたが、このところ図書館で借りる本が、すっかり日常に組み込まれています。鞄の中には常に三冊ぐらいの本が入っていて隙あらばところ構わずよんでます。(もっとも読んだ内容が頭に入っているか否かはべつとして)図書館の使い方としては単純に気になった本をメモして、ネットから蔵書検索して予約を入れておき、届いたものを順次読んでいくといういい加減なスタイルです。世田谷の図書館は利用者も多く、人気の高い本になるとなかなか予約順番が回ってきません。届いたころには何で予約したんだっけ…ということもしばしばあります。引っ越して直ぐの8月に予約した本でもまだ三冊ほど順番待ちです。
そんなわけで、このところ、ちょっと予約本の届くペースが滞っています。予約の入っていない本や、少しだけ予約の入っている本、ものすごく予約の入っている本をうまく分散して予約しておけばよかったんですが、順番待ちのものに固まってしまったようです。一度に予約できる数は限られているので、ここまで待て予約をキャンセルするわけにも逝かず。久しぶりに書棚を見ながら何冊か目に付いたものを借りて読んでいます。で写真はその中の一冊。
「六十歳から家を建てる」天野彰 新潮選書
建築家の著者の視点から、定年後の理想的な終の住処としての家を建てることを薦め、そのための問題、課題を様々な事例を通じて記した本です。
ちなみに、先日のはじめてのUSEDショップと同様に、この本を目ざとく見つけられ、「何、考えてんのよw」と突っ込まれました。
おそらく嫁さんの想像は、本文85ページにあるような、家をたくらんでいると思ったのでしょう。

「定年退職してから家を建てる人のなかには、新居を「趣味の家」にしたいと考える人がいる。最近、とくに多いのが「本格的なオーディオルームをつくりたい」とか「シアター・リビングがほしい」というご主人方だ。」

図星のような、図星で無いような…。
嫁さんにしてみれば、夢を描くの勝手ですが、それ以前の現実から逃避してはいけませよといいたかったのでしょうね。
もっとも本のなかには、夫婦それぞれのギャップや様々な現実的な問題が描かれていて、それなりに楽しめました。

「私はこれまで定年後の夫婦のための家を数多く設計してきた。そのたびに痛感させられるのは、長年、生活をともにしてきたご夫婦のホンネが、実際にはなんとバラバラかということである。」

60歳までになんとか夫婦の気持ちがバラバラにならないように努めましょう。

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6 コメント

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この方は… (FCA)
2010-01-22 00:42:19
こんばんは。
天野彰氏は朝日新聞のサイトで「いい家いい家族」の連載を書かれている方ですね。毎回読んでいますが高齢化と住宅に関してしっかりした意見を持っている方だと感じています。本も面白そう。私も近所の図書館で探してみようかな。

図書館は一時期、よく借りて読んでいたのですが(宮城谷昌光の歴史小説とか)ここ半年ほど忙しくて借りていません。自転車通勤で電車に乗ることが減ったのも一因かも(笑)
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ども (amber)
2010-01-22 08:00:13
新聞連載されているのですね。
我が家の周りには、2階の雨戸が閉じられたままで、おそらく老夫婦だけあるいはお独りで暮らされているような寂しげな家が多々あります。
子供が育ち盛りのとき、子供が独立した後、そして自分たちが老いていく住処。それぞれに住まいの条件は変わりますので、それに応じて、住み替えたり、リフォームしたりするのは有効な手段なんでしょうね。
本のなかでは高齢化住宅への住み替え、田舎へのJターンなどでの失敗しがちな例や、減築や
リフォーム、新たに家を建てるときの設計例などが書かれていていました。
同じ著者の本がもう一冊並んでいたはずなので、もう一冊のほうも借りてみます。

図書館は行きだすと癖になるし、行かないのも癖になりますよね。やはり電車に乗ると本が進みます。本を読みながら音楽聴くと、ほとんど音楽が入ってこないのは悩ましいところです。
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どうもです (naskor)
2010-01-22 21:50:44
夫婦の本音が実際にはなんとバラバラかというくだりには本当に納得させられます。
いつまでたっても基本的な考え方の違いは変わらないように思います。寂しいけど・・・。
お互いを認め合えるかにかかっているような・・・。
まだまだ拙宅は分かり合えていないようです。
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図書館は… (さもえど)
2010-01-22 22:34:20
ウチだと、家の近くの図書館で借りた本を会社の近くの図書館で返せたりするので、ついつい利用してしまいます。

最近は家内の勤め先の図書館で借りた本が通勤のお供かなー。

ところで、人生で3回、家を建てると納得のいくものが建てられる…という話を聞いたことがありますが、年代によって欲する家に違いが出る…てとこも関連してるのかなぁなんて考えてしまいました。
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どもども (amber)
2010-01-23 00:47:37
naskorさん こんばんは
夫婦といえども元は他人ですものね。
祖父母がいつもご飯の硬さでもめてました。祖父は固めが好きで、祖母は柔らか目が好き。90前で亡くなるまでいつももめてました。何年たっても折り合いのつかないものってあるんですよね。
一つ屋根の下でいい距離でお互いを尊重し合える間柄であり続けられればいいですね。
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図書館歴 (amber)
2010-01-23 00:53:43
さもえどさん、こんばんは
私の場合、図書館歴は三年ほどですが、こんなことならもっと前からしっかり利用しとけばよかったとちょっと後悔しています。
家については、昔の家族構成だと、何世代かで入れ替わり立ち代りで、家は一定でよかったのでしょうが、今はそういうわけにはいかないですよね。ただ、せっせと建て替えというのも何かと資源の無駄が多そうですよね。何か良い手立ては無いものでしょうかね。
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