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黄昏オーディオ

ちょっとだけオーディオ。

うたかたの夜

2008-04-19 18:30:42 | ライブ
kafunshoさんの仕掛けにより、昨年、ゆにくらで来阪飛澤良一さんが再び来阪と。本当は前日の阪神の試合が目当てだったのかも知れませんが、生憎の雨で試合の方は中止。今回はヴォーカル;児玉しほさんとのボサノバデュオCOPA DIOSとしてのライブ。初日は前回ゆにくらのライブと同じJAZZ SPOT845。仕事を無理やり終わらせて、定刻を少しだけ過ぎて会場に到着。が、幸いライブはまだ始まってませんでした。…なんと席がゆったりとしていることゃ。私を入れて観客は7人(Kafunshouさん含む)。ほかに店主、ウエイトレス。
そして演者が2人。
店の内装はオーディオ好きの前オーナーによるQRD調の内装が施されているため、響きが豊かで、この人数ならPAは要らないぐらいです。
まあ、お客さんも前回に来ている人が大半で、ほとんどアットホームな感じであっという間に前半のセッションが終了。
そうするうちに、店の常連らしき人がスポーツ新聞かかえ一人、そしてカップル一組来店。
更に会社帰りの6人ほどの団体さんが来店。
こうして、休憩を挟んで後半突入時には、前半のホームの試合会場がいきなりアウェーに変身。
そして向かえた、後半戦の第一球、いや一曲目。何でくるかとちょっと興味深々。ちょっと面白いエピソード付のオリジナルのギターソロできました。
なかなか、すごい勝負球できました。でもこれが大成功。
その後、児玉さんを招き入れて、ぐっと篤い演奏の数々に、カウンターの常連さんのスポーツ新聞をめくるペースも徐々にボサノバ調にリズムをとり出し…。
やっぱライブって適度な緊張感の観客との勝負の世界なんでしょうね。
いやはや、楽しいライブでした。

ジャンルを超えて

2007-10-14 14:45:23 | ライブ
最近ブログはお休み中のkafunshoさんに誘っていただき、秋吉敏子のソロピアノコンサートに行ってきました。場所はクラッシック音楽専門ホールいずみホール。ここへは確か十数年前に一度ケージのドラミング(演奏者を忘れてしまいました)を聴いて以来ですが、全く古びれた感じはありません。あれから十数年こちらのほうは随分とくたびれてきたのですが…母体が生命保険なだけにライフプランがしっかりしているのかなあ…。いずれにしろ、手入れの行き届いた美しいホールです。
真ん中より少し後ろの席で、もう少し音を浴びたいという気も、しなくは無いですが、しっとりと音に浸るという感じの心地よさ。少し前の席のおじさんがやたら頭をスウィングしてましたが、きっと脳が振動して10dBぐらいの振動アップ効果があるかも知れません。
ただ、響きが良すぎてMCのときの天井のスピーカーから拡声された音は何を言っているのか聞き取りずらく、ちょっとストレス。

ライブな鼓動

2007-10-08 19:03:44 | ライブ
土曜はしっかり娘と遊んだので、昨日はライブにいっても良いよ、許しがでたので妻子をおいて一人遊び。神戸、三宮のバックビートでの矢野絢子2Dayの初日に向かいます。彩華ラーメン食って、コーヒー回数券が残っているのでVoiceのお茶で、余裕をみながら時間調整。6時の会場時間にあわせて会場へ向かいます。途中アーケードの古本屋の店先で一冊2000円、2冊3000円の段ボールに一冊だけ欲しい本が目に留まって…、もう一冊何かないか探して8分、一冊だけでも買うか思案すること2分。結局買ったはいいものの会場時間に間に合うか…。、あやや、時間が危うくなってきた。小走りで会場へ向かうが道はだんだん寂しくなってきて、本当にこの道であっているのか不安になり、引き返そうかと思ったところで、ようやく到着。店の前は黒山の人だかりかと思いきや10人程度が待っているだけで、意外に閑散。ライブハウスの建物には他の階にもライブハウスが有るようで、そっちの方にはいかにも今風のスタイルの若者が後から後からエレベータで上がっていきます。「今日は下じゃナインや」「なんか矢野アヤコとかのライブらしいで~」あの、ちみたち矢野ジュンコですよと、心の中で優しく訂正。男らしく思ったことも口にはださん。というわけで無事開場を迎え、2列目のやや左寄りの席を確保。ピアノはヤマハのセミコンで、小さな舞台にピタット収まっています。左側の席だとちょうどピアノを弾く横顔をみる感じになります。ピアノの弾き語りって、声の進行方向はピアノに向かい、ピアノの音は反響板で声のベクトルとは垂直の関係にあるのかなあ…なんて変なことを考えながら開演までの時間をビールをチビチビやり、隣の客の会話にちょいと耳をとられながら…(液体窒素委員会って何じゃいな)さて最初はJeanaという女性のギター弾き語り。なかなか、感ジ イーナ。矢野さんのライブで卒倒したことがあるらしく、そのつながり?でご登場。でつぎにエレキギターを抱えて登場したのは酒井ヒロキ。白地にブルーの細いストライプのカーカーペンターパンツの裾は殿中の吉良上野介なみに引きずられ、そのズボンの右腰にはバイクと家ともう一個の鍵は…鍵は楽屋に置いてきてね…。シャツは波紋の和柄アロハでブルーとグリーンでコーディネートされた?衣装はなかなかの普段着。ただ、茶色く古びたギターがやたら際だっています。これが計算づくか否かは、微妙に滑りまくるトークが計算されたモノか否かと同様に永遠の謎でしょう。とここまでですでに開演から一時間近くが経過。なかなか長く楽しい夜になりそうな気配。いつの間にか会場も満員状態です。でいよいよの矢野ジュンコさんの登場。いよいよ演奏が始まると、お、PAの音量がこれまでより小さい気がします。静けさに、ぐっと引き込まれます。
ただ残念ながら歌が消えていくと空調の音がやたらうるさいですが…。
ライブ会場のPAによる音の振動より、歌に乗せた言葉の一つ一つに心の振動する。そんなライブでした。

ファミリーコンサート

2007-10-03 23:18:22 | ライブ
近所のホールで開催された増田いずみさんのコンサートとにアルカポネ風のちょいワルオヤジ…モトイ、ちょいデブオヤジ三人組のオーディオファミリーで出かけた。ピアノ、チェロ、ハープ、シンセ時々サックスという編成のポップオペラです。編成のアレンジをPAというのにはあまり違和感が無いのですが、フィギュアの荒川静香選手の演技に使われていた「誰も寝てはならぬ」をガッツリPAで鳴らされると巨大オーディオ…まあオーディオに合わせて演奏、唄うような風囲気かなあ。演奏つきオフ会か…。
それはさておき、知りませんでしたが、増田さん。文楽の人気太夫さんと結婚、出産を期に一昨年より大阪在住とのこと。今回はみんな在阪メンバーとのことでした。なんか大阪のアーティストが増えて変なところでうれしいもんです。
ところでハープ奏者ってどうやってなるんだろう…家にハープがあるとかなかなか…子どものときは手が届かないだろうし…。ハーブ園ならベランダに…あ、枯れてるか…。

最初で最後だろうか

2007-09-16 10:24:19 | ライブ
7日に行ったばかりなので行かないつもりが、ついつい。梅田なんで帰りの途中…といいながら、仕事をあわてて片付けて逃げるように会社を出たので、途中とはいえないな…しかも予約入れてるし…。
バナナホールって昔から名前は知っているけど実は行ったことがありませんでした。
地下鉄、中崎町から歩いて中古ディスクやDISKJ.Jを脇目に急ぎ足、ところがちょと迷ってぎりぎり開演目に到着。結構真ん中あたりの、オーディオ的にいい席を確保。
今日はソロのライブではなく、三組の出演。最初は矢谷ウメ子さん。30分一曲の限りなく暗い土の薫り世界をピアノで弾き語り。さあ、いよいよ矢野絢子さんの登場かと思いきや、ピアノとカホンのデュオ→ Pia-no-jaC ← (ピアノジャック) の演奏。早く矢野絢子さんでてきてよ、と正直なところ思いましたが、なぜか演奏が終わったときには、販売していたディスクの全種類(6枚)まとめてお買い上げというお気に入り具合です。カホン(Cajón)という芸能人格付けチェックで三流芸能人の椅子として有名な?箱馬みたいな楽器がおもしろい。オーディオルームの椅子として最適かもしれませんね。
さて、いよいよ矢野絢子さんの登場。今回はバイオリンの嶋崎史香さんも参加。ピアノも前回はステージ左側に置かれたアップライトでしたが、今回はステージセンターにおかれたグランドピアノ。空間もゆったりとして、音だけとっても今回のほうが断然いい。しかも、途中彼女が「今日はお別れを言いに来ました」と言ったようにバナナホールとそのピアノへの彼女の思い入れがひしひしと伝わる熱演でした。

無邪気な横顔

2007-09-07 23:49:36 | ライブ
生後一ヶ月の息子と嫁を置いて、フツーライブ行くかな~という暖かい声援を背に受け、吹田にあるライブハウス5th-Streetで開催されたの「矢野絢子 短歌詩集」出版記念ライブ【悲しみと呼ばれる人生の優しさよ】に行ってきました。まあ、活動拠点の高知のライブハウス: 歌小屋の2階に行くよりいいじゃないですか…と嫁の目の届かぬところで軽い遠吠え…。開演時間を少し過ぎての到着ですが、なんとか真ん中奥側の席を確保。ちょいと大きめのおじさんの後ろからの眺めです。すっきぱらに一気に喉の乾きを癒やしたビールで、軽いほろ酔い気分で開演を待ちます。出版記念ということで、隣の席の男性は早速詩集を読みふけっています。まあ、私はそんなヘビーなファンじゃないから本はいらないな…。最近、ステレオサウンドをせっせと処分してますが、なかなか減らず…。なるべく本は抱え込まないようにしようと決めたんで…。
さあ、開演のっけは
「約束」

腐り始めた鎖骨に 慰めの風突き刺さる

いきなり深いつかみです。
アップライトのピアノは舞台左側に寄せられたいるので、右手の席からは、演奏中はもちろん、途中正面を向いても彼女の横顔しか見えませんが、一曲目を終えて魅せた微かな微笑みは何とも不敵な表情。
その後も結構、破壊的な?選曲が続きます。
耳にあけたピアス。生まれたときには無かったのに、生きているうちに付いて消えない傷。そんな歌ですと紹介して歌い始めた「ピアス」という曲
…広げた脚に…
…耳元で…
そりゃピアスじゃ無いやろ…と無粋な突っ込みはさておき。でも、ぐっと熱くなるエロい歌です。残念ながらディスクになっていないようです。メジャーでの発売に戻ってなおいっそう発売しにくそうな曲ですね…。
活動10年にして曲は200を超えているとのこと、発売されている曲のほうがむしろ少ないかも…。詩集には曲のごく一部が抜き出されているらしいが…
あら、買っちゃった…。
しかも、サインまで…
アンバーで貰うのはちょい照れるので黄昏でお願いしますと、
…たそがれ…
うん、ひらがなも存外悪くない。
9/13にはバナナホール。10/7,8には神戸でライブがあるようです。結構癖になりそうだ。

譜面台一枚の隔たり

2007-06-16 00:20:01 | ライブ
先週末に引き続き、kafunshoさんサイトで、ゆにくらライブの打ち上げセッション参加の滝川雅弘さん鈴木孝紀さんの2clでライブとのことを知り、いそいそ出かけてきました。場所は電気街に程近くMusicraftで、こんな場所があったんだ…。レコードなども置いてあるので今度またゆっくりレコハンしてみよう。10坪ほどの店内には20人弱のお客さんにプレイヤーが5人。店内半分は演奏エリアで自ずと演奏者との距離は限りなく近い。再前列の中央に座れたので二本のクラリネットとの間には小さなテーブルと譜面台一枚隔てているだけという好?条件。ちなみに隣にはkafunnsyouさん。ほとんど砂かぶり状態ですっかり音のシャワーを浴びてエネルギー充填。ベースの広瀬昌世さんのがまたいいですね。申し合わせてないのに隣のkafunshoさんにも同じように低音が響いていた様子ですね。
Bassだけの編成でも活動されているそうで、軽音楽部ならぬ重音楽部…。
こうしてどんどんライブのツボにはまってみるかなぁ。

ユニークなクラリネット

2007-06-10 21:36:17 | ライブ
kafunshoさんのサイトで紹介されていたゆにくらのライブに行ってきました。会場のJAZZ SPOT 845は初めて行きましたが、広さが吉祥寺のメグよりわずかに広いぐらいかなあ。50人ほどの超満員状態。スピーカーのホーンに厚いカーボンのインシュレーターが敷かれていたりするのが気になりますが、今日はオーディオイベントじゃなくてライブ。
前世がブラジル人なのかショーロの調べはなんか馴染みます。
慕情的な音色のクラリネットと弾けるギターの響きと、少しのワインに酔いしれてあっという間のライブでした。んが、その後打ち上げと称して、滝川雅弘さん鈴木孝紀さんらとのセッション。一変してJAZZのリズムでスイング!とっても贅沢なライブでした。
後半の熱さが逆に、ゆにくらさんの涼しげな風を感じさせてくれた気がしました。

ストリートミュージシャン

2007-05-05 20:32:51 | ライブ
こどもの日というのに子供を置いてちょっとだけの出勤。まあ早めに切り上げて、せめて家族で外食しよう…でも焼き鳥や『まさや』だけどね。というわけで駅で待ち合わせしていたら、サックスの音が街にあふれています。音のするほうへ向かうと駅前でサックス演奏。中村健佐さんというストリートミュージシャンが関東から関西に遠征に来ているらしい。アルバムも即売していて、三枚セットで買っていく人が結構いました。街にこうした音色が流れているのはいいですね。背景のバスの騒音も伴奏の一部。周りの雑踏の音も…『ぱぱ~』という声も。お、娘と合流。サックスの流れる中、娘を抱き上げるなんてドラマの場面のようですね。中村さん有難う。…CD買ってないけど…。
それはさておき、サックス以外の演奏はストラップにつけたメモリープレイヤーからパワードのスピーカーに繋げられてました。なるほどね。

大西順子

2006-04-10 00:14:11 | ライブ
大西順子(p)川嶋哲郎(ts)荒巻茂生(b)原 大力(ds)
Left Aloneでのライブに行ってきました。
体にフィットした黒く丈の短いジャケットを少し折り返し、袖口から見える赤い裏地が印象的です。
その朱で隈取りされた白い指先が激しく鍵盤の上をはじけまくる。
あっという間の一時間ちょっと。
下唇を少し咬むような表情で、時折、笑顔を交えながらも、終始無言。
演奏の強力なタッチも、寡黙なスタイルも健在でした。