ご縁の無かった体育会系

小学校の体育はいつも２だった。自他共に認めるウンチ。運動オンチ。
体育会系のおねぇさま、おにいさま方は今でも怖い。
単なるウンチコンプレックスから来ているとは思うけど。
チームプレーである球技はおじゃま虫として、
コート内をうろうろ。
球に手を触れる事無く競技は終わり、
クラスマッチなどは応援だけするモノだった。

そんな事に起因してか、
勝ち負けに懸命になる気持ちや
ひとつ事に打ち込む情熱がどうも希薄でこの歳になった。

先日、20歳の実習生が職場に来た。
真に礼節を重んじるタイプなのか、
何度も起立して垂直の礼。
挨拶がバカ丁寧。
おしりがコソバイ。
みんなが「いい子だ」と言う中、
お腹の中でちいさく「にがて」ボソボソ…
野球部に席を置く息子持ちが、
「きっと、野球部出身だ」
と、言って合点がいった。
彼は体育会系だったのだ。

流行の「勝ち組・負け組」の言葉も好きになれない。
結婚の時期や相手を単純に判り易い基準にはめての勝った負けた。
そんなもんじゃないでしょ？
結婚生活って。
生き様に勝ち負けと言う、
人との比較は、根本に間違いアリ。

目に見える目的に邁進する体育会系。
チームの和。序列を重んじる体育会系。
でもでも、
強いチームの集団レイプ事件は何よ？
集団でやる事に個人の思考力が埋没している。

なんとなく体育会系的匂いには拒絶反応が起こる。
何とか折り合いをつけていかねば…