この物忘れは…大丈夫か？

昼休みにメモを持って某大型電気店へ出かけた。
買い物はラジオの乾電池単２を４個とプリンターのインクカートリッジ。
書いていかないと単２だったけ？単３？と品を見たとたんに分からなくなる。
インクカートリッジは品番が間違いなく記憶できないから、メモは必須。

何と言う事！
こんな本州の西はずれでまで乾電池が売り切れ。
ラジオスイッチを切ったつもりが音量が絞ってあっただけで
数日、気がつかなかったという情けない理由で電池切れ。
そうなると聞こえないラジオが無性に聞きたい。

インクカートリッジはあった。
レジへ。
支払いにポイントカードの有無を聞かれた。
持っているけど忘れている。
『電話番号でお入れします。』
ハイハイ。

　　『○○さんですね？』

あら？それ旧姓。姓が変わって３０年。
なんと実家の電話番号がすらすら口から出てしまっていたのだ。
しかも突然の事態に脳がうろたえて、次に今の電話番号がすぐに出てこない。
しどろもどろでなんとか思い出した。
そうとう怪しいおばさんになってしまったわ＾＾；

ワタシ…大丈夫か？

写真の馬酔木は子供の頃から好きだった。
父と一緒によく里山へ入った。
当時飼っていた雑種のおバカ犬を山で離して散歩させるのが主たる目的だった。
馬酔木の花を見つけると嬉しかった。
『スキ』と言うと、父が決まって『ドク』と言うので余計嬉しかった。
犬の名は代々コロ。
コロはコロコロ走って人間の前を猛ダッシュで行き、
飼い主が付いて来るか待っては姿が見えたらまた先を急いだ。
春の陽と山の匂いと馬酔木の花の香と、幼くぬくい時間が
この花を見ると瞬時に細かな所まで蘇る。

こういう昔の事ばっかり克明で、近々のことが…薄ぼんやり。
すべての方向があぶない方向を指している。
母へ、姑へ、私の利用者さんたちへ、私は確実に近づいている。
いや…この勢いでは追い越しそうだ。

脳ドックへ入ろうか？
いやいや…克明に事実が明らかにされたら…
う～～むむむ～あなおそろしや～



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