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陽だまりのねごと

♪~思いつきひらめき直感~ただのねこのねごとでございますにゃごにゃご~♪

まどみちお 蚊の詩

2010-08-19 04:24:25 | Weblog
仕事中のカーラジオでまどみちおさんの詩の朗読を聞いた。
なんとテーマは蚊。
現在100歳のまどみちおさんが90歳の時に書かれた詩だそうな。

蚊は粋な白黒の縞模様の浴衣兄さんみたい。
夏祭の頃になったらやってくる。
草むしりをしている手に止まってじっとしている。
これからの自分の運命をしらないで。

みたいな詩だった。
「蚊のいのちも人間のいのちも高齢になると同じに見える」
と、ご本人の気持ちが締めで解説された。
100の半分は通過した私。
そこまではまだまだ到達しない。

  ぞうさん ぞうさん 
  おはながながいのね 
  そうよ 
  かあさんもながいのよ

お鼻が長いといじめられた子の歌だと聞いた。
まどさんの歌はどれもやさしくてあったかい。
ちいさなちいさなところにまで目が届いている。
あの憎い蚊にまでやさしい眼差し。

ラジオから詩を聞いたのは
認知症のせん妄症状がすすんで手に負えないというご家族の元に
走っている車の中だった。
だれでも認知症になる可能性を持っている。
速攻で入院が決まってしまった。
待たされた認知症病棟スタッフの声かけがぞんざいだった。
慣れ親しんでおられた訪問介護ヘルパーの口調と違う。急に入院生活が心配になった。

   お帰りをお待ちしています。
   良くなられたらまたお家でみんなの力を借りるお手伝いしますよ。

内心、お帰りがあるのだろうか?
次は施設への順路かもしれないと思いながら、大うそつきの私。
病院なんかお勧めしなければ良かったか?
まだまだお家で過ごせたのではないか?
後味悪く、蚊の詩がますます脳内から消えてゆく…きっとひらかないっぱいの詩なんだろう?

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3 コメント(10/1 コメント投稿終了予定)

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長生きも大変・・・ (マーマレード)
2010-08-19 12:30:36
身につまされるお話です。

まさしくこの数年間
私が辿ってきている道だから。

昨年の年末から急な坂道を猛スピードで転げ落ちて行った母。

冷たい環境だった病院から、少しはマシな対応の施設で
今はお世話になっている認知症の母。

会いに行く度に、本当は最後まで家に居させてあげたかった
と、後悔の念で胸が押しつぶされそうな私。

でも、母は自分がどこに居るのかも
私が娘であることも分からない。

医学の進歩で寿命が延びてしまった分だけ
却って悲しい現実を痛感させられている日々です。

返信する
母は (bee)
2010-08-19 14:54:29
施設でお世話になっています。

どんどん、幼くなってきて、
今では、いつもじっと丸くなってる老猫のよう。(みかんさんのお家に居るちゅんちゅんさんみたいに)
拗ねてるような顔をしたり、遠くを見ている。

時々、笑顔を見せてくれる

「にゃーん」と聴こえそう。
返信する
家がベストでないことも… (みかん)
2010-08-19 20:39:35
施設、病院が悪いというのではないんです。
ただ、たまたまそこのスタッフの言葉と雰囲気にイラつきを感じたんです。
ヘルパーさんには
ゆったりゆっくりお気持ちを大事にとお願いしてたので、
ちょっとヘルパーさんみたいな声かけは望めそうもなく…

家より施設の方が家族のご本人もお楽な事も多いと思います。
施設、病院にもカラ―があるので、実際に行って確かめてから入所を決めて下さいとアドバイスはしています。

マーマレードさん

ご自分を責められることはないですよ。
>冷たい環境だった病院
そうなんですね。そうなのか?
あそこだけが特殊じゃない…
その時の空き状況が最優先になる現実は否めませんし…

beeさん

笑顔はうれしいですね。
お気持ちが良くないと笑顔はでませんよね
声かけに無反応な人も担当しています。
目があっただけで感激ですにゃん=^_^=
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