陽だまりのねごと

♪~思いつきひらめき直感~ただのねこのねごとでございますにゃごにゃご~♪

遺族が聞きたくないセリフ8つ

2010-11-02 22:07:53 | Weblog
1. がんばろう
2. 泣いてはダメ
3. 早く元気になって
4. 私にはあなたの苦しみがよく理解できる
5. あなただけ(が苦しいわけ)じゃない
6. もう立ち直れた?
7. 時がすべてをいやすから大丈夫
8. 悪行の報い、先祖の行いが悪い

介護支援専門員サイト ケアマネジメントオンラインから。
東京であった
利用者の死を経験した家族のグリーフ(悲嘆)を支える「グリーフケア」についての
上智大学名誉教授のアルフォンス・デーケン氏の講演のレポート記事を見つけた。

上の8つが遺族が聞きたくないセリフだそう。

私は夫を亡くしているから、伴侶を亡くした利用者とは、横並びで話が出来る。
夫は55歳だったと話すと同情すらしてもらえ、ひとつ垣根が飛び越えられる。
亡夫に感謝。
もっとも夫があちらに行かなければ、今の仕事に就いている私はないが。

私は夫没後、確実に1年間は自分自身が変であったと確信する。
そして
    「がんばろう」「がんばって」

が大・大・大嫌いになった。
この言葉こそ、言ってくれる人が外野席である事を痛切に感じてしまう。
他人事であるから、言えるのだろうと孤独感が増した。
一番ひどい声かけは

   まぁ~がんばって

この「まぁ~」はいったいなんだろう?
こんなことを言う夫ある幸せ奥さまにあまり会いたくなかった。
次にばったり見かけたらこそこそ隠れた。

「ユーモアと笑顔」
私はいささか感情の起伏の激しかったこの没1年内に、このデーケン先生の講演を聞いているのだ。
講演の後で主催スタッフに混じって一緒に食事。並んで先生と撮った写真は私の宝物。
10年経って、まだ時にストンとエアポケットに落ちる。
喪失感ってそんなもんだろう?
あれもこれも喪失重ねて歳を取る…と私は認識する。

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人前は若く美し自画像で

2010-11-02 07:09:54 | Weblog
12月末日認定切れの方の
介護保険の更新手続き代行にまわった。

市町村により、主治医に日常の様子を知らせる問診表が付いている。
本人が書き込み、これで良いかと見せられた。

そこには、一体いつの事を書いたの?と言いたくなる自己像があった。

見栄とは言うまい。
人様に老いさらばえた自分は
見せたくない。
知らせなくない。
私も化粧し、補正下着を隠し着る。

でも困るのよ。
困るのは、あなた様。
認定調査員前で
なんでも出来ると言っといて、
元気な人の世話に成らない自分を見せといて、
介護度が下がった判定が出て不服。
こんなに悪くなっているのに、
低い判定はおかしいって言われるんですよね。
介護度により使えないサービスもあり
使える限度額も決まっているから、
やっとこさ介護保険サービスで
生活維持が成っていた人はうろたえる事に相成る。

介護度は介護の手間で決まる。
人の手をどれだけ煩わせているかにかかる。
誰だって認めなくない部分を自己申告する必要があるんです。

記憶障害が起こると、
本当に若い自分、過去の自分に気分だけはなる。
老い姿は
知りたくない、分かりたくない、認めなくない。
自然な自己防衛本能かもしれない。

そういう事には、
デリカシーの欠片もない認定方式。
昨年度は3回も調査方式の改正があった。
それで、ますます変です。認定調査。
主眼は介護度を低く設定して介護保険を使わせまいという魂胆?
と、穿った見方すらしたくなる。

2012年4月、介護保険自体が改正される。
良くなろうとして、悪く悪く使い辛く変わってきた介護保険。
今度は財政難のまま、どう変わる?
この仕事に夢がない。

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