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陽だまりのねごと

♪~思いつきひらめき直感~ただのねこのねごとでございますにゃごにゃご~♪

MONOの『地獄でございます』

2007-03-13 06:49:40 | Weblog
新聞で紹介記事を読んでものすごく観たくなった。
MONOの『地獄でございます』
会場もめったにない行ける近距離。
観劇はひさびさ。

チケットは一ヵ月以上前に近く在住の友に頼んで
演劇を観にいく事実以外、
新聞の記事の内容も
いったいどの劇団だったかも
劇の題名すら
すっかりこんと忘れて当日がきた。
会場には大、中、小の劇場があって、公演は小会場だった。
同時刻、中会場でもなにやら公演があって、
人はぞろぞろそっちへ流れている。

ああららっ~随分メジャーでない方を
友にまで勧めてしまって誘い出して
チケットまで買いにいってもらってと
恐縮しつつ入場。
閑散としていて不安になるが、前から10数列ほぼ真ん中の席。
いい席をゲットしてくれた友に感謝する。
小劇場公演はこれまでの少ない観劇経験から外れがない。
わくわくして待つ間に会場はいっぱい。
ペアで開いていたのはこの席だけだったと友が言う。

まっくらになって開演。
地獄にしては普通っぽい舞台つくり。
私はなんだ、なんだとわくわくして集中して観はじめて
げらげら笑って、同意を求めるべく
ひょいと隣りを見ると友はこっくりこっくり。
まぁ~周りが暗くなるとまぶたが閉じる映画のレイトショーでは
ワタクシも経験スミ。
誘って悪かったかな~と思いつつ~
舞台では
ムスコっぽい登場人物に集中していった。
閉じこもり歴15年の田村君。
ナイーブな人とのやりとりが、実にムスコっぽい。
人が怖いひとたちにある共通項かしらん?
うまいな~脚本、演出。

地獄に入るのも
自主的に自分が悪い人間と納得して入るシステムに変わったとか
障害者も助けてと自分で行動しないと助けてもらえない
今のお役所システムそのもの。
閉じこもり田村君がいつの間にか
リーダーになっている進行にも無理がない。

  生きていることが地獄だった

かもね。
じばし現実をわすれて架空の世界に酔えた。

友は後半起きてきて、楽しんでいた様子にほっとする。
前日3時に寝たそうで、無理のきかない年齢だもの。
演劇きらいを無理して付き合ってくれた訳ではなかった。

またNOMOの作品がきたら観たいなぁ~
地獄とは言わないけれど
現実が…始まった週明け…
キツイっす