羊飼いな日々

仕事も家庭も子育ても、
のんびり気ままに行きましょう~

デイでクリスマスツリーつくりました

2006-11-30 03:12:31 | 作り方・羊毛小物

Aデイサービスさんにて講習してまいりました。

前回、羊毛フェルトのサンタに続き、今回はクリスマスツリーづくりに挑戦です。やはりサンタの時のように下準備として、緑の羊毛を三角に作っておきます。

Img_0799 時間が足りないのを見越して、少し手の不自由な方のために、ツリーの木の部分は前日にこちらでつけておきました。

また、木の上にかざる星は、市販のフェルトを星型に切ったものを用意しておきます。これは、ニードルパンチでツリーにつければImg_0800 Img_0815_1 いいだけ。これをつけることで、ぐっと見た感じが良くなるのです。

サンタの場合は、ひげを一工夫し、刈り取ったまま梳いていない羊毛の原毛をそのままくっつけますが、これがまた、普通の綿にない、いい感じに仕上がるのですよ。

Img_0816 ツリーに飾りをつけるだけの単純な作業なのですが、好きな色を選んだり、やわらかい羊毛を肌で感じたり、ほおづりしたりと、お年寄りの感覚の訓練にはとてもいいのですね。また、最初ニードルパンチ針がお年寄りに危ないのでは・・という、看護婦さんの心Img_0819 Img_0820 配もありました。もちろん、目を離すと折ってしまったり手を刺して怪我もしばしばです。でも、逆に、神経を集中して作業するという、いい意味の緊張感が生まれるのです。

Img_0818 もちろん、出来上がりも一味もふた味も違いますね。折り紙などでもサンタやツリーは作れますが、折り紙はあたりまえ。羊毛で作ると、どんな風に作っても非常に雰囲気がある作品になるため、毎回、出来上がりも楽しみなのです。

また、利用者さんも、家に持ち帰った時の家族や知人の反応が、今までと違い、いろいろなコミュニケーションのきっかけともなっているとのことです。

どうやって作るのか・・ということから、知りたくなるはずですから。Img_0813 材料もしかり。

とにかく、月に2回のデイでの講習も、毎回楽しみにしてくださる方も増えてきました。作るものを考えることも、羊飼いにとっては勉強。楽しく作りたいものです。

また、これら、お年寄りの作品は、銀座通りにある「町なかサロン」にて、12月6日から展示いたします。お近くに立ち寄った方は、ぜひ、お年寄りの作品をご覧下さいね。

今までに作った作品も一緒に展示いたします。


ヴァルドルフ人形、ぞくぞく完成

2006-11-30 02:48:18 | 作り方・手仕事

Img_0805N市のMさん宅でのアトリエ、今回は、ぞくぞくと仕上がりました。作品展まで、1週間なので本日は仕上げにかかっています。

やはり、皆さんもくもくと作っていました。新しく入られたメンバーの方も、かなりペースが上がってきたようです。

Img_0806 KさんとAさん作のヴァルドルフ人形です。Kさんは、娘さんの洋服を利用してワンピースづくり。肩のショールとくつしたは手編みです。髪型もとてもかわいいですね。Aさんは、本日作った服。赤のチェックがクリスマス気分で、かわいく出来ています。とりあえず、服の飾りは、ゆっくりと。

今回こちらのアトリエからの出展者は5名です。見に来てくださいね。ぜひゆっくりとご覧くださいな。

みなさん、夏前から取り組んだお人形を前に、感慨深そうです。そう、羊飼いも一番最初に作った時は、なんというか感動したことを思い出しました。ここまで、感動できるお人形はそうないはずです。子どもに与えるのが惜しまれるほど、自分でも愛着が出てきます。ま、このくらい親が愛着を持つものを子どもが喜んでくれることほど、親冥利につきるものはない・・と思うのですが、いかが。

そしてまた、親が思ってもいない、子どもの反応にも驚きます。今回の方々も言ってましたが、「もう、頭だけの時から、抱っこしてビックリ」とか、それぞれにあります。最初に持っていた、こんな高い材料の手のかかるものを作って、何も反応がなかったらどうするの?という不安はどこへやら。

作り上げた達成感と子どもへの新たな自信になって、人形作りは終了のようです

また、今回も昼食をいただいてきました

Img_0810_1 Mさん手作りのパンです。本日はコーンの水分と甘みだけで作ったパンが、とてもおいしかったです。

いつも、楽しみにしています。ご馳走様でした。

Img_0811 おりこうに待っていたご褒美のパン。自分でバターもぬれます。


デイでサンタさん作りました

2006-11-27 16:13:54 | 作り方・羊毛小物

Photo_22 午前中は、特養にてマフラー編みをし、午後はAデイサービスセンターにて、クリスマスのサンタさんを羊毛フェルトで作りました。

やはり、季節物を作ると気分が楽しくなるのか、利用者のみなさんもニコニコと楽しそうです。サンタは、以前に糸車さんhttp://www.geocities.jp/mawaru_itogurumaで材料を購入し、作り方も教わったものです。土台になる赤いフェルトは、事前に三角に作って用意しておきます。

やはり、午後2時~3時の1時間で、仕上げるためには前もっての下準備が必要なのです。本日の利用者さんは21名。念のため、ツリーも出来る用意をしておきましたが、全員でサンタを作ることになりました。

Img_0793 必要な道具は、ニードルパンチ針と、ブラシ、あとは羊毛だけです。

Img_0803 Img_0801 1.三角の土台の2つの角に、黒い羊毛をくるくると巻いてブーツにします。

2.真ん中あたりに肌色羊毛を丸くのせて針でつつきます。

3.帽子のふちを白い羊毛でつけます。

4.ひげを顔のまわりにつけ、目を黒でポチッと入れたら完成。

Img_0785 時間がないので、手まではつけませんでしたが、十分サンタさんになりました。

ズボンのベルトも白い羊毛で作るといいです。

Img_0791 Img_0788          

出来上がったサンタに毛糸の紐をつけて、下げられるようにしました。皆さんご自宅に持ち帰ってお孫さんにあげる、飾りたいと喜んでいましたよ。

Img_0792 胸につけて、しばしクリスマスの気分に・・。


親子2代の・・・

2006-11-25 21:56:51 | 子羊・日常の様子

スイッチョねこ (1979年)
価格:¥ 1,029(税込)
発売日:1979-02

羊飼いの実家には、昔の絵本がたくさん残っています。羊飼いたちが幼少の頃に母親が毎月とってImg_0723くれた、キンダーブックや、100円!などという、歌絵本。

Img_0722 この歌絵本も、子羊たちが幼児のころには、実家にいくと大活躍したものです。最近、実家で弟が結婚し、娘が生まれたので、またまた現役で活躍しています。内孫の誕生に俄然張り切りだした、バアImg_0735 バ。そしてまた、この姪が歌が大好きときている。歌絵本を持ってきては、バアバに歌をねだるものだから、かわいくてたまらない様子です。

私もこうやって育てられました。毎日毎日、母の調子はずれな歌声を聞きながら育ちました。そんなことを思いながら、この様子を見ています。

Img_0740 そして、毎晩、一人に付き一冊づつ絵本を読んでくれました。その絵本は、羊飼い宅にあります。子羊たちにとってもお気に入りの絵本たちです。

絵本のうしろをひっくり返しては、ひらがなで書かれた名前を見て、ママや叔母や叔父の名前だねぇと感心して見ています。とても不思議そうです。Img_0738

Img_0739 おすすめ絵本で紹介した2冊は、この中の本です。中の絵で娘羊が気に入っているページがこちら。

そして、ボロボロになった歌絵本。挿絵画家に「いImg_0728 Img_0727 わさきちひろ」さんなど、有名どころがたくさん。とても貴重なものですよね。

昔は、子供向けのものでも、決して幼稚ではありませんでした。

Img_0729 子どもに媚びない、本物を子どもに与えていたように感じます。そのような絵本で育つことの出来たことを、母親にも感謝していますし、手元に残してあるこられの絵本たちを見るたび、かけがえのない、宝物だなぁ・・と思うのです。

今の自分を構成するものが、遺伝子だけでない、このような幼少期の環境から作られていると実感します。

そして、絵本には、どうも人を育てる力を秘めているようです、だからこそ、子どもに本物の絵本を与えたいものです。

さて、バアバの調子はずれの歌をお聞かせしましょう。


最後は涙・涙の修了証

2006-11-24 21:09:10 | 活動・福祉とボランティア

本日、最終の実習です。名実ともにこれでホームヘルパー2級取得です。

最終の今日は、デイサービスセンターです。デイサービスセンターAという施設での実習です。朝は8時30分から、午後5時まで。

さて、今日の日課表です。

 9:00 利用開始 利用者出迎え

10:00 入浴介助 レクリエーション 

11:30 片付け

11:45 昼食準備

12:00 食事

12:30 午睡

13:30 外出、紅葉狩り・レクリエーション

15:00 おやつ

15:15 帰宅準備

15:30 送迎・送り

      洗濯物片付け・掃除

17:00 終礼

以上の流れです。羊飼いは、午前中機械浴の介助手伝いで、またまた汗だくでした。レクリエーションを担当した他実習生2名は、カードなどを利用者としていたようです。

また、午後は、車で紅葉狩りの外出。たまたまこれも他の2名が同行し、羊飼いはお留守番。施設でおむつ交換や、布団片付けなどをしていました。

書き出してみると、どうということのない作業ですが、お年寄りもからむため、簡単には進みません。自分で出来ることはしていただき、自立も図ることが大事だからです。こちらがさっさと世話したほうがよっぽど疲れないはずです。また、コミュニケーションといいますが、結構、気を使うものです。なかには、ほっといて欲しいというお年寄りもいますしね。

とにかく、短いようで意外と長かった、ホームヘルパー2級取得の道のり。

始まる前は、カンタンに楽勝楽勝と思っていたのです。しかし、勉強ばかりしていればいいだけの学生時代と違い、子どもや仕事など、いろいろとしがらみのある身。講習だけではない、思いがけない困難も山積みだったのです。

何が大変といえば、やはり子どものこと。いろいろと考えて留守番させるのですが、思うとうりに行かないものです。そのたびにイライラしたり、叱ったり・・自分の中の、過保護な部分がここにきて露呈したような感じです。

子どもの休みに当たったときなどは、親から知り合いから総動員して乗り切りました。ご迷惑をおかけいたしました。

そして、施設の実習。体を動かしていれば、なんとかなるだろうと思ったのも、かなり勘違いでしたね。実際にお年寄りを前に、何も出来ない自分、してはいけないのに、つい手を出しすぎる自分がいます。

そして、言葉で訴えられない方のつらさや、気持ちに、精神的に同調してしまい、こちらが参ってしまう・・などがありました。

本日最後の終礼の時の挨拶で、一緒に実習の方が、「父が亡くなる前にこういう勉強をしていたら、もっとよく世話をしてあげられたのに・・」と目に涙をためていました。つられて、涙が出そうになりました。みんな、それぞれ、思うところがあって、この講座を受けているのです。

この仕事をするにしても、しないにしても、一生懸命に取り組んだ2ヶ月間。得るものは計り知れません。自分の無知、傲慢、無神経、・・そんなものにも向き合うことになるとは思わなかったですが、こんなことでもなければ、気づかなかった、自分にしっかりと向き合えたことが一番の収穫だったと思います。