羊飼いな日々

仕事も家庭も子育ても、
のんびり気ままに行きましょう~

息子羊の絵本選書3

2010-11-28 20:01:57 | 趣味・本と絵本とDVD
だるまちゃんとてんぐちゃん(こどものとも絵本) だるまちゃんとてんぐちゃん(こどものとも絵本)
価格:¥ 840(税込)
発売日:1967-11-20

こちらも、加古里子さんの有名な絵本ですね。

 

久しぶりに読み聞かせた後、息子羊がおもわず一言・・・

「てんぐちゃんってさ、なんていい人なんだろうねぇ。(ため息・・・)」

そう、だるまちゃんは、てんぐちゃんの持ち物から最後には顔の長ーい鼻までをうらやましがって真似をするんです。顛末はここでは伏せますが・・・。

これだけ真似されたら、いくら友達でもいやになるだろうというものです。

 

しかーし、てんぐちゃんが、だるまちゃんを嫌にならないわけも、ちょっと考えてみるとわかります。

真似して用意するものが、かなーりズレてて、それがまた非常に笑えるからです。

ないものねだりの悲しさも感じます。

ここで、まったく同じものを買ってきたり、てんぐちゃんよりもさらに高級なものを用意したらきっと、ただの嫌味なやつになるでしょう。お友達もおしまいでしょうねぇ。

たぶん、てんぐちゃんは、少しはイヤな気持ちもあったとしても、

「僕が好きで真似したいんだね、それにしてもトンチンカンだし、仕方ないなぁ・・・、まぁいいかぁ」

と許せたんじゃないでしょうか。

好きな友達の真似をしたい、同じものを持つことで仲間になりたい。子どもの心理にはよくあると思います。

だから幼児期には、すんなりと受け入れられるんでしょう。

アイデンティティを持ち始め、自己確立をし始めた小学生の息子羊には、それが嫌だと感じられるのかもしれません。

 

さて、中学生の娘羊がこの絵本を見て一言、

「このだるまのお父さん、サイコーだよねぇこんなお父さん理想じゃない?」

お、そうくるか。どうしてと聞くと

「だってさ、子どもが欲しいものを、あんなにせっせと集めてくれるんだよ。

最後には餅までついてさぁ」

中学生になった娘羊には、真似される嫌さよりも、むしろ子どものためにここまでしてくれる親の存在が不思議だったのかもしれません。

中学生になると、親もあまり手をかけないですもんね。ちょっと反省・・・。

確かに、私が見ても、だるまちゃんが欲しがる天狗の持ち物を、勘違いでせっせと集めてくれる、これまたトンチンカンなお父さんだるまのやさしさには胸がうたれます。

お父さんが用意したものは結局何も使えずに、

だるまちゃんがトンチを発揮して見つけてしまうのですが、それもまたご愛敬です。

どんなものかは、ここではナイショ。絵の中に、ヒントが描かれていて、それを子どもはしっかりと見ているようです。発見絵本のようで、楽しさもあります。

さて、最後には、だるまちゃんの家族総出で作った鼻だけが、だるまちゃんの役にたつところも、また家族の温かさが見えて、ほのぼのする絵本です。

 

小さい時に読んでもらったお話しも、成長とともに違う見かたが出来て、また新しく楽しめる絵本の力はすごいなぁと思います。(それが、絵本を購入していた理由でもあります。)

最近の絵本のような、マンガチックなかわいさも、派手さもないですが、長く子どもたちに読み継がれた優れた絵本は、それだけ子どもの心をとらえて離さない魅力があるのでしょうね。

 

息子羊が、次には何を選んで持ってくるのか、楽しみなこのごろ。

本当に何年かぶりの読み聞かせを、またウキウキと楽しんでおります。


金精軒の生信玄餅

2010-11-28 08:11:27 | 趣味・おいしいもの~

信玄餅と言えば、わが県の有名お土産第一位を誇る、超メジャー(かな?)なものでありますが、だいたい桔梗屋さんの信玄餅が普通です。だいたいお土産に持っていくのはこちらが多いです。

 

ですが、わが県には老舗の金精軒さんというのがあり、和菓子では有名です。

私もどちらかというと、昔は金精軒さんの和菓子をいただくことが多かったような気がします。

さて、その金精軒さんで、「極上生信玄餅」を発売したと聞いたので、食べてみました。テレビでも取材があったようです。

  

013 それがこちら。

生なので、日持ちしないのです。

 

 

こちらは小ぶりのパックで500円ちょっと。

 

 

 

 

 

 

 

 014                                     

ワクワクしてフタを開けると、大き目のたっぷりした信玄餅が4個。

多分一人一個ということで、楊枝も4個、黄粉の袋も4つ入っています。

一つ100円ちょいしますが、大きいので良しとします。

うれしいですね。

 

 

 

 

 

 

 

 015

さっそく、いただきます。

付属の黄粉と黒蜜をかけて。

やわらかくて、ふわふわで、おいしいです。

砂糖は従来の50%なので、甘さもほどよくて。

 

 

 

 

 

 

 

019 実は息子羊、大の信玄餅ファン

 

初めて食べる生信玄餅に、うまいねぇ

を連発し、

お決まりの、残った黄粉と黒蜜をまぜまぜして、最後まで食べきりました。

 

 

 

 

 

桔梗屋さんのもおいしいですが、山梨に来たらぜひこちらの信玄餅もおすすめ。お土産にいかがですか。

金精軒台ケ原店さんは、甲州街道の旧街道筋にあり、近くには蔵元の七賢もあり、雰囲気があります。

ぜひドライブしてみてくださいね。


野沢菜ビミサン漬け

2010-11-28 07:48:17 | 趣味・おいしいもの~

このところ、野沢菜をたくさんいただいていたので、漬物にしたり、普通になっぱとしていただいたりしていました。

 

先日、最後の野沢菜をいただいたので、前回は浅漬けの素でしたが、今度はビミサンでつけました。浅漬けの元だと、干さずにそのまま漬けこんで大丈夫です。

 

001 ベランダで半日干してしんなりさせた、野沢菜です。

3リットルの容量のタッパーを用意して、丸めて詰め込みます。

隙間なく。

 

  

 

 

 

 

 

 

 

                                    

002  

鷹の爪を2本ばかり入れます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

003 ビミサンを、タッパーの半分くらい入れます。

タッパーのふたをギュッと閉めると自然に重しになるので大丈夫です。

 

このまま冷蔵庫にいれて、水が上がり1週間くらいから食べられます。

丸めずに、タッパーの幅に切って漬けてもいいですね。

 

タッパーだと手軽なので、ぜひお試しください。

鷹の爪のほか、ユズなどを入れてもいいですし、いろいろやってみてくださいね。

すごく手軽なお漬物のご紹介でした。


息子羊の絵本選書その2

2010-11-25 22:03:56 | 趣味・本と絵本とDVD
きょうはみんなでクマがりだ (評論社の児童図書館・絵本の部屋) きょうはみんなでクマがりだ (評論社の児童図書館・絵本の部屋)
価格:¥ 840(税込)
発売日:1997-10

 

さて、続けて書きますが、こちら、昨晩の息子羊の選書です。

実は、このタイプの絵本、私だったら絶対に本屋で選ばないものです。

なぜうちにあるのかと言いますと、童話館さんの配本の中に入っていたからです。

毎月のように届く絵本には、その時々にいろんな思い出もありますが、

この絵本は、最初の印象は私的にはイマイチでした。

お話しですが・・・

くまがりに出かける親子のお話し。クマ狩りというのが、ちょっと興味シンシンで男の子には冒険めいていて楽しいのかもしれません。

また、お父さんというのも、絵本の中ではめずらしいものです。そのほかには、エッツの「もりのなか」もありますね。 この絵本は、お父さんが読み聞かせてあげたら、結構いいんじゃないかと思います。

文章も短くて繰り返しが多いので、読みなれないお父さんでもきっと読みやすいのではないでしょうか。

さて・・・最初はのんびりのんびりと、クマを探しながら(おそらくお父さんは散歩の際のお楽しみとしてクマ狩りなんて言ったんでしょうね^^)野原を超え、森を超え、てくてく・・・

そして、ついに洞窟で本物のクマと遭遇しちゃいます。

それからは、みな大慌てで、元来た道をひたすら逃げて、逃げて、家まで逃げます。

 

またそのクマの目のおっかないこと。

のんびりと絵本の家族と、野を歩き森を歩き、一緒に遠出を楽しんでいたら、急に現実に引き戻されたよう。今度は急ピッチです。

クマにつかまらないように、必死で逃げるのがまた緊迫感たっぷりです。後ろから追いかけてくるクマの絵がまた恐怖をあおります。

そして最後は、みなでペットに潜り込む。早く早く。

全員無事に助かり、クマは元の洞窟に戻っていきました。

昨夜も、あーーー良かったぁ

と、安堵しつつ、おやすみなさいとなりました。


息子羊の絵本選書その1

2010-11-25 20:27:19 | 趣味・本と絵本とDVD
からすのパンやさん (かこさとしおはなしのほん (7)) からすのパンやさん (かこさとしおはなしのほん (7))
価格:¥ 1,050(税込)
発売日:1973-09

 

最近、思いついて絵本を整理し(ようやくです・・・)、並べ直していたところ、寝る前になって息子羊が、「たまには・・・読んでーーー」

と、言ってきました。

もう五年生で、読み聞かせも何年もしてなかったのに、これはめずらしいことを言いだしたなぁ・・・

「じゃ、何がいいの?自分で持ってくれば読むよ~一冊だけね」と、楽しみに待っていたところ、

本棚から「からすのパンやさん」を、これなつかしいーーと、出してきました。

食いしん坊の息子羊が一番気に入っていた絵本です。

小さい時に何度か入院したことがあるのですが、その時にも持っていき、毎晩読みました。

ベットに置いていたら、小児科の若い医師が回診で、

「あ・・・これ、なつかしいなぁ、僕も好きだったんですよー、確かパンのところがあったよね、見せて」と、息子と一緒に絵本を見てくれたこともあります。

それ以降、息子羊、すっかりお医者さんが好きになったんです。

この青年医師も小さい時に読み聞かせしてもらってたんだーさすが小児科医・・・・と、なんだかものすごく安心したのを覚えています。

 

さて、お話しですが、有名な本ですし、お世話になった方も多いことでしょう。

カラスの親子のパン屋さんのお話しです。

貧乏なパン屋の夫婦に、4人の子どもが生まれました。

レモンちゃん、リンゴちゃん、オモチちゃん、チョコちゃん。みなで力を合わせておいしいパンを作って大繁盛するおはなし。

まず、この子どもたちの名前で大興奮です。ぼくは、どの子がいいかなぁオモチちゃん・・・と、うきうきし、見開きどーんと、変わったパンのページでは、どのパンにするかを、ずーっとなやみ、カラスの軍勢のところでは、じーっとカラスを眺めていました。

今、改めて見直してみると、たくさんのカラスたちの表情が一羽一羽描き分けられていて、とても見事です。もちろんパンも非常におもしろい。カメパンだの、ボールパン・・・。

なるほどこれは、長い文章を聞きながら飽きずに見ていられるわけだなぁと、感心しました。

 

子どもは絵本を本当に隅から隅まで見ています。絵にウソがない、本物の絵本は、お話しを読んでいても、子どもが飽きることがありません。

楽しかった読み聞かせの時代を思い返しながら、またまた息子羊に読み聞かせたのでありました。

そんなわけで、しばらく読み聞かせが続きそうです・・・。