羊飼いな日々

仕事も家庭も子育ても、
のんびり気ままに行きましょう~

自分のボールで・・フェルトのボールポーチづくり

2007-04-29 21:20:29 | 作り方・羊毛小物

4月28日、ひさびさに、手仕事カフェのお仕事をいたしました。介護の仕事の合間で、ご迷惑をかけているしだいです。N市のMさん主催で毎月行われている手仕事カフェです。

Img_3026 さて、今回は、土曜日開催ということもあり、「親子でフェルトポーチづくり」をいたしました。このボールポーチは、初心者でも子どもさんでも手軽に失敗なく作れるので、おすすめです。今回の羊毛は、原毛そのままの自然な色で作りました。子どもならではの色の出方がかわいいです。

フェルトのボールポーチの作り方です

用意するものは

周囲30センチくらいのゴムボール、羊毛50グラム、バスタオル、ビニール(大きいゴミ袋)、穴の開いたビニール、ビニール手袋、ペットボトル(蓋に穴をあけておく)、水をすてるためのバケツ、食器用洗剤、お湯、ストッキング

Img_3028 1.まず机にバスタオルを敷き、その上にお盆か、ビニールを敷く(水がこぼれても大丈夫なように・・)

2.用意したボールに、羊毛のスライバーを薄く何層にも巻きつけていく。この時に、いろいろな方向になるように巻くこと。厚さが均等になるように。薄いところは、十分に羊毛を足してください。

3.巻き終わったら、その上にストッキングの片足をかぶせて、両側を縛り、余分なところを切る。この時に羊毛がずれないように気をつけること。

Img_3035 4.ペットボトルにぬるま湯をいれ、洗剤を少々いれて、液を作り、ストッキングにくるんだ羊毛のゴムボールにまんべんなくかける

5.やさしくボールをコロコロと転がしながら、振動を加える。5分ほど転がしたところで、少し力を入れて転がしていきます。

Img_3027

6.羊毛がしっかりしてきたら、ストッキングをはがし、さらに穴あきビニールをかぷせてこする。泡が多いときには一度すすいだり、してください。

7.ふたになる部分をはさみで半円に切込みを入れ、、中のボールを取り出す。一文字でもいいです。この切り込みの入れ方で、形が変わるので個性が出てきます。

Img_3030_18.内側が表面になるので、ひっくり返して、さらにこすって形を整えます。(特にどちらが表面でもよい。気に入ったほうを表面に。)

9.すすいで、脱水に10分ほどしっかりとかけて、生乾きの状態でアイロンをかけて形を整えたら完成です。(ここでアイロンをかけないと表面がでこぼこになってしまいます。)

10.あとは、取っ手をつけます。羊毛をひも状にフェルト化して作ってつけてもいいし、皮製の市販のものを購入してつけてもいいです。

この要領で作ると、簡単に出来上がります。

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下写真は皆さんの作品です。これから仕上げも家で、がんばってください。

こちらは、息子作、モヤットボールのフェルトの小物入れです。切り口は一文字にしました。ここにファスナーをつけて、お財布にしようかと考えています。

Img_3044 さて、このボールでこのフェルトポーチの完成です。

モヤットボールで作ると、表面があなぼこだらけの面白い作品ができました。いろいろなボールで試したら面白いですね。

Img_3036 Img_3039 さて、今日のカフェはMさんお得意の、天然酵母パンです。今回は子供用にコロネのパンも焼いてくれました。自分で中身を入れて食べます。

これが、なかなかグー。(クリップライフの映像もご覧くださいね。)

みな、お腹一杯たべて、それからImg_3038 子どもたちは楽しく遊んでいました。

今回、羊飼いも、久しぶりの手仕事の場に、とても、楽しみました。ありがとうございました。


苦しくとも・・・

2007-04-26 20:46:11 | 羊飼い的、日々あれこれ

昨年より悩みに悩んだ末、4月からの学びの道に飛び込んだ羊飼いでした。

それはまた、生活の全てを変えるほどの出来事でもありました。

貯金もなく、学費をどうするか・・・稼ぐしか道はないと、手始めにヘルパー2級を取得。そして、縁あって、現在の施設に勤務する身となりました。もちろん、最初にかかるお金は、母に借りての出発です。

そして、介護者としての私は、稼ぐための仮の姿です。介護をこの先も続けるつもりはありません。もっと、もっと根本的な癒しを追求することが私の使命です。

人には、それぞれ定められた、使命とも言うべき仕事があって、私の場合それは介護ではないのです。私は観察者であり、奉仕に向く者ではありません。(仕事の優劣のことを言っているのではないのです。そんなものは、ないと思っています。)

しかし、とりあえず飛び込んだこの介護の仕事は、私にとっていろいろな気づきを与えてくれます。それは、癒すもの(ヒーラー)として、知らなければならない病状であったり、精神の状態であったりします。介護の現場を知らなければ、癒しも上滑りなものになってしまうと思うのです。

お年寄りの症状は、ある意味、人類の未来です。今その状態の方たちに、何が出来るのか、考えながらの介護です。反面、健康で年を取るために、何をしたらいいのかも考えています。全てが西洋医学のせいとはいいません。汚染された食べ物、環境全てが総合して、私たちのライフフォースを弱体化させ、生体に症状を生み出しているのです。

24時間体制の施設。仕事も決して楽ではありませんが、苦しくとも続けられます。それは確実に自分の進む道に向かっているからです。

子どもたちにも不便な思いをさせている、だからこそしっかり学ばなければ、申し訳がたちません。手助けをしてくれる、母や、友人たちのためにも、私はあきらめるわけにはいかないのです。

そして、そんな日々にエネルギーを与えてくれているもの、それも又、学びです。

しかしこのひと月の濃かったこと。こんなに濃い日々が、かつて私の人生であったでしょうか。そろそろ4月もおしまい、でも、この一月が一年にも思えるくらい、いろいろなことがありました。

子育てだけしていた時、毎日はゆっくりと、でも日々は飛ぶように過ぎていきました。

40歳になり、これからの日々を、今までと同じように過ごしていては、きっと後悔するでしょう。40代は学びの年齢と思っています。思い切って飛び込んだ世界でしっかりと毎日を生きていきたい。それが積み重なって成果が出ると思っています。

こうやって、自分を叱咤激励しているのです・・・


羊飼い的、休日の過ごし方

2007-04-24 15:38:22 | 羊飼い的、日々あれこれ

子羊たちが学校で、羊飼いがオフの日。こういう日はそう何日もありません。

とりあえず、子羊たちを学校に送り出し、洗濯物と、少し片づけをしたら、パソコンを開いてたまったメールや、ブログの投稿などに没頭します。

今日は、T先生よりランチのお誘いがありました。午後から健康診断があるため、早めのランチに行くことになりました。

Img_3007 向かった先は、M市のハッピーパークという、農の駅も併設されているところ。ここは、ちょっと街道沿いから入ったところにあり、静かで穴場と聞いてやってきたのです。

売店があり、販売しているものも、地元の名産品から、障害者施設の作品などがあり、とても、魅力的なものばかりでした。本当に穴場です。いろいろ買いたかったのですが、今回の一番のゲット品は、これ。「のびのび君」。背中の部分に種がImg_3008 仕込んであり、水をやっておくと、芝生のような草が生えてくるというもの。羊飼いは、 亀とネズミ(草が生えたらハリネズミ?)。T先生は顔(インパクトありすぎです。楽しみ)でした。どんな風になるのか、今からとても楽しみです。豚さんもあり。草が生えたらなんになるんだろう。イノシシ?

こちらは、羊飼い購入の亀(息子羊に)とネズミ(娘羊に)です。かわいいでしょ♪背中に草が生えたら・・・想像つきませんが。

Img_3012

Img_3020 また、地元の障害者施設の子どもが描いた絵の額。、なんと500円!!。一目見て気に入り(値段がまたいい)そく購入。やさしい色づかいと、表情がとても和ませてくれます。これは玄関にでも飾りたいです。

食べ物は「ミニこうや豆腐」なる、便利物を発見です。小さく拍子のようにカットされていて、そのまま味噌汁などに入れたらいいそうです。栄養価の高いこうや豆腐を手軽に食べられるのImg_3022 で、これも、購入。毎朝、重宝しそうです。

野菜はもちろん、安く販売されておりました。お近くの方はぜひ行ってみてくださいね。子どもが遊べる広場もあって、休日もいいと思います。

Img_3010Img_3011  さて、ここのカフェがまたグーなのです。かなりの穴場とみました。

パスタが昼のメインのようですが、羊飼いは昨日パスタだったので、本日はマグロとアボガドのカフェ飯、生春巻き、などなど。どれもみな、美味しいのです。それでいて値段はそれほどでもないのです。今度は違うものを食べに来ようね・・・と、話しながらのランチ♪。

そして、午後一。今度は、健康診断です。食べてすぐなので、体重測定だけが気になります。Y病院は、社会保険の病院で、検査はお手の物です。すべて流れ作業ですすみます。

ほんとに看護師さんも手馴れたものです。採血のあとは、壁際の席に移動させられ砂時計をひっくり返し、「5分押さえていてください、砂時計がおちたら呼んでくださいね。」

うーーーん。ここまで合理化されているのか。

最後に問診をして、聴力検査して終了。しっかり体重をチェックされ、下を向いて聞いてました。気をつけまーす。

まだ、一日の途中ですが、子羊たちが学校からもどった時点で、オフは終了。短い休日でした。とりあえず、体重管理だけはこれから留意することとします。反省。

買い物とランチと最後に健康診断。なんだか羊飼いの人生そのもの、縮図のようではないでしょうか。お恥ずかしいかぎり。

Img_3021 さて、もどったところで、T先生宅の、のびのび君をバケツにつけたのを写真に撮らせていただきました。

のぞいた人はきっとビックリでしょうね。これは、2時間ほど水につけたら、あとは毎日水遣りすればいいそうです。やはりインパクトありあり。頭に草が生えたらどうなるんでしょう。気になりますね。

我が家でも今、水につけてあります。草が生えたらまたブログにアップいたします。

お楽しみに・・?


ヴァルドルフ人形の力

2007-04-24 08:56:51 | 作り方・手仕事

先日、私が作ったヴァルドルフ人形を、施設に持っていきました。

Img_3004 このお人形、名前は「ハルちゃん」。ヴァルドルフでも一番サイズが大きく、赤ちゃんに近く作ってあります。もちろん、中身は羊毛がきっちりと詰まっています。

今、子羊たちも大きくなり赤ちゃんがなつかしいので、羊飼いも可愛がっているお人形です。

抱っこすると、ほどよい弾力感としっかりした重さが心地よいお人形です。抱きしめたくなります。

このタイプはオムツがえ人形というもので、お尻をちゃんと作るので、作り方が普通の着せ替えタイプと違います。足を別につけているので、お座りも安定しています。だから、こんな格好もOKなんですね。

また、大きめな人形なので、赤ちゃん時代の服がそのまま着せられます♪

今は、娘が着ていたTシャツをワンピースがわりに着せ、その上の服と帽子は羊飼いが作ったのを着ています。オールインワンの赤ちゃん服は、お腹の部分を少し短く詰めたら、ピッタリ。これは、寝巻きとして利用しています。

最近、子羊たちもお人形で遊ばなくなりました。そして、それぞれに自分用の大事なお人形があるので、これはいつも棚に置いてあるだけ。

それで、お年寄りの施設に持っていったのです。

やはり、お人形の力は凄かった。一人の利用者さんは認知症が進み、表情や感情がとぼしい方なのですが、このお人形を見せたとたんに、「かわいいねぇ・・」と、抱きしめて離しません。そして、顔を覗いてはしきりに話しかけたり、世話を焼いたりしています。あまりに可愛がるので、大丈夫かと心配になるくらいでした。

この、利用者さんの「こころ」の中に持っていた、母性や愛情など、かつての感情や記憶が呼び起こされたのでしょう。

他の利用者さんも、抱っこしたり、膝に座らせたりと、しきりに可愛がってくれます。おどろくことに、みなさん本当の赤ちゃんのようにそーっと大事に扱ってくださいます。

この羊毛を詰めたお人形の独特な感触。赤ちゃんの弾力が、ギュっと抱きしめたくなるのですね。たかが、お人形、されどヴァルドルフ人形。

今回は、ちょっと遊びに連れてきた感じにして、様子を見ながらでしたが、そのうちには、ここのマスコットとして置いておき、みなさんに可愛がって頂きたいと思っています。

また、お泊り時には、お人形と添い寝してもらうのはどうかと考えています。羊飼いですら、初めて人形を作ったときに、あまりの可愛さに添い寝(しませんでしたが)したい気持ちになったのです。ただでさえ、心細い施設でのお泊りに、利用者さんの心の支えになってくれたら、うれしいです。

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お手紙

2007-04-23 08:13:05 | 子羊・日常の様子

昨日、仕事からもどると、机の上に手紙が置いてありました。

Img_2999 娘羊と息子羊作、手作りカードです。

昨夜、なにやらせっせと書いているなぁと思っていたのです。

それがこれだったのですね。

かわいい折り紙つきです。

Img_3000 かわいい、カラフルな字で、がんばってと書かれていました。

息子も、不器用な手で、お手紙を書いてくれています。カービーらしき絵もかわいいです。

疲れて帰ってきても、これをみたとたん、疲れも吹き飛びました。

子育ては大変でも、パワーとエネルギーと、癒しを与えてくれるのも、また子どもたち。

だから、母はがんばれるんです。ありがとう。