羊飼いは、ホメオパシーの資格を目指すホメオパスのたまごです。
ホメオパスというと、結構、玄米菜食べて医者にもいかない、自然派のナチュラリストのような感じで思われる方もいるようです。
が、私の場合は全く違います。
ホメオパシーというのは、特別な治療法でもなんでもなくて、人間の知恵、古代からある薬草利用などの治療法を、ハーネマンが化学的に洗練させたようなものだと思っています。
もちろん身体のためにはストレスのない生活を送り、玄米菜食、無農薬減農薬のものを食べ、砂糖は避けるのがいいのです。
でも、今の時代にその生活を送ることのほうが、逆にかなりのストレスになりかねないのでは。
羊飼いも、子羊たちが幼少のみぎりは、シュタイナー教育を学び、子どもに良いと思われることは極力行う努力をしていました。テレビは見ない、甘いものを食べさせないなどです。
ですが、羊飼い、無類のテレビ好き。ビデオ鑑賞は趣味、甘いもの大好きで、なければ生きていけません。
子どもと一日一緒だと、それらすべてを我慢する生活になります。
それはそれは、ストレス満載の日々でした。
自分がそういった生活が自然であり、楽しめる人ならば、問題なかったでしょう。
しかし、羊飼い、自他共に認める普通人です。無理がありました。
ま、生来の飽きっぽい性格のため、これらのこだわりは子羊たちが成長するごとに辞めていき、今は自分がやりたいことをやりたいようにやっています。
そんな中、4年前にホメオパシースクールに通うことに決め、学び始めて、あらためてホメオパシーの奥の深さを実感する日々です。
特に、教授がいうのには、ホメオパシーは現代医療を否定するものではないということ。
東洋医療、いろんな民間両方とも、平行して行える医療であるということなのです。
これには、感銘を受けました。
否定せず、むしろ積極的に取り入れることもあります。
ホメオパシーで治療したから、アロパシーを辞めてくださいというのは、違うのですね。
お互いの良い部分を補いながら治癒していくこと。
特に慢性疾患の治療には、これがとても重要です。
そんなわけで、私はいろんなことに、あまりこだわっていません。
治療法を選ぶのはあくまでもクライアントであって、こちらが強制すべきものではないからですね。説明を求められればしますけど、それでも選ぶのは相手です。
ただ、クライアントが、いろんな方法を治療を試みて、最後に行きつくのがホメオパシーが多いというのは、やはり事実でもあるようです。
さまざまな治療法を試みて、悪くなってしまってからホメオパスにかかるよりも、早い段階でかかる方が、より治癒しやすいわけです。
私もセルフケアで、自分の急性症状を数々治癒してきました。
自らの実感、子ども達の様子を見ていて、やはり、すごい治療法であることは間違いないと思っています。