路地ものの葡萄が出始めました。
種なしのデラです。
昨日いただきました。
デラは小粒なのですが、食べ始めると止まりません
今、ちょうど巨峰も出回ってきていますし、桃、ソルダムなども最盛期
ソルダムをたくさんいただいたので、またソルダムジャム作りの予定です。
また、葡萄では、アジロンという珍しい種類の葡萄が今年も手に入りそうなのですが、これはワインに使われる希少種なのです。
ジャムにすると非常に香りも色もよく、最高なんですよ。
8月後半くらいには作る予定です。
今は果物がたくさん手に入るので、加工は大変ですが、楽しみにしてくださる方が多いのでうれしいです。
さて、ここで、ちょっとだけジャムのお話しを・・・
桃の農家さんが、たくさん余った桃をご自宅で加工されているのを見かけるのですが、桃のシロップ漬けは分量だけで誰でも出来るのでいいとして・・・
ですが、ジャムとなるとほとんどいけません。
先日、ある桃農家さんで作った桃ジャムをいただいたのですが、ジャムになっておらず、ただのつぶした桃の甘煮・・・
桃の荒引き甘煮といった方がいいかも
ジャムというのは、果物に含まれるペクチン、酸、糖がバランスよく熱で結びついて、ゲル化という化学反応をおこさせて作るものです。それで保存食になるわけです。
ゲル化してないとジャムではないわけです。
で、桃は特にペクチンと酸が足りない果物なのです。
だから砂糖だけ入れて煮ても、ジャムにはなりません・・・。
小豆とか思い浮かべてくださるといいと思います。砂糖で煮ると普通にアンコになるだけですよね。あんな感じです。(でも酸を足したら、小豆ジャムになりますよ^^)
ですので、桃をジャムにしようと思ったら、酸のレモンかクエン酸を入れ、さらにペクチンを足すかしないとだめです。
私が桃ジャムを作る時には、レモン汁と、レモンを皮ごと入れて一緒に煮て、レモンに含まれるペクチンも使うようにしています。
葡萄も、巨峰などは酸味が全くないため、何か酸を足す必要があります。
ベリーAやアジロンなど、原種に近いような品種は適度な酸味があるので、結構作り易いです。色もいいですしね。
初心者の方にお勧めなのは、スモモです。
ペクチンも酸も豊富なので、砂糖を足すだけで、簡単にゲル化します。
ペクチンはリンゴとかかんきつ類などにたくさん含まれていて、特にりんごの皮、芯を煮詰め、て自家製のペクチンを作ることもできます。
市販されているペクチンには柑橘系、リンゴ系とあります。好みで使いわけもですますね。
ま、私が言いたいのは、ジャムというからには、やはりちゃんとゲル化したものを作って欲しいということです。
自分ちで作って食べる分にはなんでもいいんですけどね
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