梅が手に入ったら、梅をつけたり、梅酒をつけますが、たくさんありすぎて・・というとき。
ちょっと目先を変えて、「梅ジャム」を作ってみませんか。
青梅でも完熟梅でも作れます。でも、青梅は酢抜き作業がちょっと手間がかかります。
今回は、完熟(もしくは青梅が黄色く追熟)の梅ジャムの作り方です。
1.黄色くなった梅(小梅でもなんでも)1キロを、水からゆっくり沸騰させて茹でこぼします。
これを2回ほど繰り返し、渋みが抜けているのを確認し、冷めるまで待ちます。
2.手袋などをして、手で実をつぶしながら種と実をわけます。
3.種の方は、水につけて、よく洗い、この水もジャムに利用します。ここにペクチンがたっぷりなんです。
(余力があったら、種を割り、中の核を取り出して、ジャムに加えると香りがいいですよ)
4.梅のペーストに種を洗った水を加え、煮込んでいきます。
5.グラニュー糖1キロを何回かに分けて加えて、さらに煮込んでいきます。
梅のジャムは、砂糖が多いので、こげやすく、注意が必要です。
また、冷めると意外に固くなりますので、やわらかめかな、というところでやめた方がいいですね。
出来たジャムは、煮沸消毒した瓶に詰めて、ふたをきっちり締め、逆さにしてそのまま冷まします。瓶は良く洗ってくださいね。
きれいなアンズ色の、梅ジャムの完成です。
それからもうひとつ。
今、旬のトマトがあれば、美味しい「うめトマトジャム」もできます。
1.トマト1キロを湯むきし、ヘタと種を取り除いてみじん切りにします。ここで水分をよく切っておきます。(トマトは700gくらいになります)
なめらかなジャムにしたい方は、トマトをミキサーにかけてください。
2.トマトを鍋に入れ、煮詰めていきます。
3.完熟梅ジャムの下ごしらえ時と同じようにして作った梅のペーストを400g加えます。
(トマトの水分があるので種を洗った水はいりません)
4.グラニュー糖700g、何回かに分けて入れます。
5.少しゆるいくらいに煮詰めて、すきとおるジャムになったら完成です。
トマトの甘みと梅の酸味がほどよく、意外なおいしさ。ヒットですよ。
梅を少なめでしたが、半々くらいのバランスでもいいかもしれません。砂糖は、梅に対して同量、トマトに対しては50%の目安です。
トマトだけだとうまくジャムにならないのを、梅が助けてくれるので、簡単にジャムになります。
ジャムとしてだけでなく、料理にも使えそうなジャムです。
おいしいですよ、おすすめです。