施設では、いろんなジャム作りに取り組んでいます。
近隣農家さんの果物を利用するものが主です。こちらはお土産用に、旅館さんの売店にて販売をお願いしています。
しかーーーし、意外なヒットジャムは、実は野菜のジャムです。
たくさん量を作らないのですが、作るとどんどん売れてしまうんですね。口コミでしょう。
昨年はトマト林檎ジャム。こちらが評判がよかったですし、今年に入り、梅トマトジャム、ニンジンオレンジジャム、さつまいもオレンジジャムなど、開発しては作っておりました。
それで、女性に人気なのが、サツマイモオレンジジャムと、これまたトマトのジャムなのです。トマトだけのジャムだとちょっと癖があるかなぁ・・・ですが、他のものと組み合わせるととても美味しいのです。
で、リンゴや梅などを合わせますが、こちら季節のもの。なので考えたのが、レモンと合わせる。
もともと今のトマトは酸味が少なく、またペクチンも少ないのでジャムにするのが難しいということもあり、柑橘類のレモンが最適というわけです。
それに加え、レモンのさわやかさで、トマトがとても美味しくなります。
このジャムは、料理にも万能で、ドレッシングに混ぜてもいいし、また凍らせてヨーグルトとまぜたシャーベットもいいのですね。とにかく、使えます。
これが、試食をしてもらうと、かならず追加注文がくる商品になりつつあります。
今回は、パン屋さんから業務用の注文が入りました。知り合いのパン屋さんですが、ジャムサンドイッチにするのに、何か変わったジャムがないか探していたそうです。
前回は梅ジャムがおいしいと、追加で注文もありました。
今回は何種類かの中から、トマトレモンを注文されました。
さて、トマトレモンジャムの作り方です。
1.トマト1キロを湯むきし、種を取り除き、ぶつ切りにします。
2.これをアクをとりながら煮詰めていきます。すごく水分がでるので、根気よく。
火力は中火で絶えずかきまぜてください。煮詰まって3分の2くらいまで。
3.そこにレモンを入れます。トマト1キロに対して50ccほど。
トマトの酸味で調整しますが、少なすぎるとジャム化しないので、ご注意。
4.グラニュー糖を入れます。(普通の白砂糖でもいいけど、甘さがくどくなります。)
トマトの40%が目安ですが、トマトの甘みで調整です。最初は半分ほどいれて、さらに煮込みます。トマトの粒を残すのもイケます。
5.最後に残りのグラニュー糖を入れ、スッとすきとおってジャム化したら、完成です。
トマト1キロで150cc瓶に4本くらい出来ます。
長期保存したい場合は、瓶を煮沸殺菌し、熱いうちに熱いジャムを詰め、すぐにふたをして逆さに冷めるまでおいておきます。
これで、さっぱりしたトマトレモンジャムの出来上がり。
トマトレモンは、夏の食欲のないときでもさっぱり食べられます。
ぜひ作ってみてくださいね。