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ランニングおやじの野望!

50歳を目前に突然走り始めた鈍足おやじランナーのトレーニング雑記です。

「人々」の「々」って漢字?

2005-12-19 20:30:29 | ことば・歌
疑問に感じつつ、何十年も放っておいたのが「々」。
この字自体をなんて読むのか。そもそも漢字なのかどうか。

先日の朝日新聞「ことば談話室」のかこみ記事で取り上げられていたのを読み、ようやくわかった。

執筆者の校閲部記者氏によると、これは字ではなくて「繰り返し符号」だそう。
で、漢字ではないので、辞書の見出し語としては「徐徐」「軽軽」と表記され、「々」は用いないのが原則とのこと。

ただ、1952(昭和27)年に文部省が出した『公用文作成の要領』では、同じ漢字を繰り返すときは「々」を用いると明記しており、「今では『々』を使う表記が一般的といっていいのでは」(文化庁国語課)。

上にくる漢字で読みが変わるので、単独での読み方はない。(そうだったのね)
符号の呼び名として「同の字点」と通常は呼ばれるそうで、カタカナの「ノ」と「マ」を組み合わせたような形から「のま」と言われることもあるようだ。
最近の辞書の中には、見出しに「のま」を掲げ、「々」の通称、としているものもあるとのこと。

なるほど、やっぱり漢字ではなく、「符号」であったか。ようやく長年の疑問のひとつが氷解したオヤジであった。

本日、休養日。朝、ステップ運動20分のみ(心拍97)。
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"変漢ミス" コンテスト

2005-12-16 22:00:48 | ことば・歌

今月号の『La漢(ら・かん)』(日本漢字能力検定協会刊)を読んでいたら、ちょっとおもしろい特集が。

協会がネットで募集した、ユニークな「漢字変換ミス」の年間最優秀賞が決定したとのことで、各優秀作品が掲載されている。  

  <年間変漢賞>    
  今年から貝が胃に棲み始めました。 
  (今年から海外に住み始めました。)

  <優秀作>からいくつか……   

  チクリ苦情大会
  (地区陸上大会)    

  将来ガキになりますね。
  (将来が気になりますね。)

  うちの子は時価千円でした。
  (うちの子は耳下腺炎でした。)

  寄生虫で重体だ。
  (規制中で渋滞だ。)

   全財産倍の誘惑に負けた。
  (ぜんざい三杯の誘惑に負けた。)

編集部の「変漢ミス」もオマケに付いている。

  すぐに痩身してください。
  (すぐに送信してください。)  
  *エピソード⇒ メールした相手がマズかった。いつも肥満を気にしているコピーライターだった。返信メールには「狂獣に変身します。」(今日中に返信します。)とありました。

  孟子は毛ありません。
  (申し訳ありません。)
  *エピソード⇒ 中国古典の先生にメールしたとき……。


朝、ステップ運動20分、心拍104。

夜、東京体育館練習会。トラックで1000mインターバル走6本(4・10~3・54)。終了後、Mさんたちから全員に那覇マラソンのお土産(紅芋ウェハースなど)をいただく。同じRCなのにブログを通じて知り合ったRさんともうれしい「ご対面」。

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赤秋

2005-12-10 17:03:01 | ことば・歌
(きのうの続き)

そのまんま東さんは60歳で人生のピークを迎えるべく、マラソンを含め各方面で「自己ベスト」めざして日々精進しておられる。見上げたものである。

そういえば、72歳の俳優・仲代達矢さんが含蓄のあることを語っていた。(NHKTV&日経新聞)

 60歳はまだまだ若いですよ。私は、青春という言葉に対し、真っ赤に燃えてほしいという意味も込めて、シニア世代を「赤秋」(せきしゅう)と呼んでいるんです。


ほう、赤秋。セイシュンにちょっと音も似てるし、セイシュンより落ち着きも感じられて、なかなか良い響き。これから流行るかも。

十進法で暮らしているためか、50歳の大台に乗ってから急に年輩者の部類に仲間入りしたような気がしていたが、まだこれからが真っ赤に燃える季節かと思うと、なんだかわくわくしてくるような。
自己ベストめざしてワシも精進していこうと意を新たにしたオヤジであった。


午前、小3息子と日本棋院へ。
市ヶ谷⇔皇居2周(①27・44 ②23・48)
約15km(つま先5km) 1:22・22。心拍154。
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よくある混同誤用

2005-12-07 20:58:31 | ことば・歌
(きのうの続き)

「的を射た」が「的を得た」と多用されるようになったのは、発音上のことだけでなく、
混同という側面もあるだろう。
「当を得た」という慣用句との類似から。

(なお、このブログで「まとをいた」と入力しても変換されず、「まとをえた」のほうの変換はしてくる。ワードでは両方出る)

似た言葉を混同・ミックスする例も数多い。
よく知られたところでは「ケンケンガクガク」。議論が沸騰した際の形容によく
用いられるが、これは「ケンケンゴウゴウ」と「カンカンガクガク」のミックス。

「二の舞を踏む」なんてのも時々見かける。
⇒「二の舞を演ずる(あるいは、~に終わる)」+ 「二の足を踏む」

「明るみになる」 ⇒ 「明るみに出る」+ 「明らかになる」

そういえば、『日常茶飯語プチおさらい』(べつやく れい著 小学館)という本に、
愉快なイラスト入りでユニークな誤用が出ていて面白い。
 
 ●「濡れ手に泡」
 ●「とりつく暇もない」
 ●「熱にうなされる」
 ●「狐につつまれる」
 ●「泣く子と地蔵には勝てない」
 ●「危ない橋をたたく」
 ●「頭(ず)に乗る」
 ●「灯台元暮らし」

うっかりすると、スッと読み過ごしちゃいそうなオヤジであった。


朝、13km(つま先5km) 1:16・09、心拍157。
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「的を○た」

2005-12-06 23:59:13 | ことば・歌
今どきのかなりの書き手が書いた文中にも、
「的を得た意見」などとよく出てくる。

これはもちろん、「的を射た」が正解だが、TV・ラジオを含め日常会話で
注意して聴いてみると、相当多数が「まとをえた」と言っているのに気づく。

マトヲイタ、のイはけっこう発音しづらくて、エのほうがずっと言いやすい。
言葉は発音しやすいように変化するのが自然法則だから、少なくとも口語では
「まとをえた」がいずれ定着し、それに引っ張られて文語でも「的を得た」が
認められちゃうかも。

ワシが雑誌記者になりたての頃(もう30年近く前)には、
「一生懸命」と原稿に書くと、校正担当の先輩に全部「一所懸命」に直された
ものだが、現在では完全に「一生懸命」に。
「いっしょうけんめい」と入力しても変換されて出てくるのは「一生懸命」だけ。
語源からすると「所」が正しい(封建時代、所領の土地=一所に命を懸ける)わけだが、
言葉は変化するのが常。

誤用がやがて多数派となって「正」となる例はたくさんありそう。


朝、11km(つま先4km) 1:14・50、心拍154。
夜、プール。平・クロ各250m、25m走5本27~23秒。
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団塊の世代

2005-11-29 20:12:53 | ことば・歌
昭和22~24年(1947~49年)生まれの世代が定年を迎える「2007年問題」で、ふたたび団塊の世代に関心が高まっている。

ワシは昭和30年生まれなので「ザ・ネクストエイジ」だそうだが、二人の兄がいて上の兄貴は24年生まれで、まさにこの世代。

きのうのNHKラジオで、残間里江子さんが同世代としての団塊の世代を語り、
叱り励ましていたが、その中でなぜ「団塊」と呼ぶのか、その語源に触れていた。
恥ずかしながら、それで初めて、「団塊」とは鉱業用語の「ノジュール」の訳で、
ひとかたまりでありながら周囲にも影響を与える鉱物層を指すと知った次第。

そもそも『団塊の世代』は1976年に単行本が出た堺屋太一の近未来小説の書名。
巨大な人口の塊が加齢によって、社会にどんな影響・衝撃を及ぼすかをテーマに、
1980年代から1999年末までの人間ドラマを全4話で描いている。
「この世代は単に数が多いだけではない。共通の経験と性格を持ち、社会経済に重大な影響を与える」との認識に立ち、著者が作家となる前に勤務していたのが通産省の鉱山石炭局(というのがあったんだそう。時代を感じる) だったことから、鉱業用語のノジュールとこの世代に共通するものを感じて、このネーミングとなったのだそう。なるほど。

残間さんは同世代の、とくに男たちが蕎麦打ちなどの趣味に自己表現の場を見出していることに一定の評価をしながらも、「もう一歩進めて、ぜひ新たな『仕事』にしてほしい。そこまで極めなければ単なる自己満足に過ぎない」と手厳しい。
ご自身も、従来の延長ではない「冒険」に乗り出すのだという。

今春、ほぼ30年ぶりに『新版・団塊の世代』(文春文庫)を刊行した堺屋氏も、
その中で、子や孫のためでなく自分自身の楽しみと誇りのためにお金を使おうと提言している。

ワシの兄貴もピアノを習い始めたと聞く。よくも悪くも注目を集める巨大世代だけに、今後もオモシロそう。
他人事でなく、ワシもすぐ次のランナーとして先を見据えて前進せにゃならんな。


朝、ステップ運動30分、心拍95。フルマラソン後の休養1週間は本日で完了。
夜、BWL3G 395(Ave131)。

 [別記] 川崎月例の「ライバル」(と勝手にワシが思ってる) U・Kさんへ。
  ネットでつくばの結果見ましたよ。惜しい! と思わず叫んじゃいました。
  3時間半切りまであとちょっとお……。ホントに惜しかった!
  でも、誰よりも ご自身がくやしいですよね。
  次に月例でお目にかかれるのは、1月かな?
  ではまた。ケアをどうぞ入念に。  
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静岡の方言・2

2005-11-15 20:36:43 | ことば・歌
自分なりの「フルを走る意味」、フル終盤に脳裡に浮かんで自分で苦しむ、
なんでこんなことやってんだろ、の自問への答えを模索していたら、
なぜかアタマの中は静岡弁でいっぱいに。

せっかくなので(?)、静岡方言の続編を。

①かじかむ 「寒いで手がかじかんじゃうよお」 (こごえる)

②あらすか (寒いアラスカじゃないよ) 「そんなこと、あらすか!」(あるもんか)

③くすぐ (くすぐる、にあらず) 「うっかり釘をくすいじゃった」(突き刺す)

④じゅるい 「雨で道がじゅるい」 (ぐちゃぐちゃにやわらかい)

⑤しょろしょろ 「こんなとこで、しょろしょろすんな」 (うろうろ)

⑥はだって 「はだってやったわけじゃないだで」 (わざと)

⑦ぶしょったい 「ヒゲくらい剃りな、ぶしょったいで」 (こぎたない)

⑧ぬくとい 「きょうはいいあんばいで、ぬくといねえ」 (温かい)

⑨けっからかす 「そこいらじゅう、けっからかすな」 (蹴飛ばす)

⑩ちょっくら 「ほんじゃあ、ちょっくら行かざあ」 (ちょっと)


ほんじゃあ、ちょっくら出かけてくるで、きょうはこのへんにしとくら。


朝11km(つま先5km) 1:11・25、心拍175。

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柿!

2005-11-11 22:00:56 | ことば・歌
ミカンはワシの最好物だが、秋が深まると食べたくなるのが柿。
とくに干し柿が大好き。

今春刊行されて、ちょっと話題になった『日本語ぽこりぽこり』
(アーサー・ビナード著 小学館)というエッセイ集にも、柿の話が出てくる。

著者はアメリカ生まれの詩人。大学の卒論で日本語と出会い、来日。日本語で詩作・翻訳を始め、2001年に中原中也賞を受賞している。
日本に来る前にミラノでイタリア語を学んでいた時のこと。

 「果物屋の豊富な品揃えの中で、とりわけぼくを魅了したのは、
  ”cachi”という、直径10cmばかりのふくよかなフルーツ。
  半透明なブロンズレッドで非常にやわらかく、形が崩れないように
  一個一個、紙に包んである。」

この"cachi”とは、もちろん柿のこと。

ワシも調べてみたら、ヨーロッパには日本と中国から伝わったらしいが、
その時期については諸説あり、一説には16世紀にポルトガル経由という。
ポルトガル語でも「カキ」と呼ぶ。ヨーロッパでは、もっぱら熟し柿として
とろけるようなのをスプーンですくってたべるそう。

学名も"Diospyros Kaki"(ディオスピューロス・カキ=神の果物、の意)といい、
カキはツナミと同様、国際語になっているわけだ。

20年以上も昔、ワシが農業誌記者として村を歩いた頃には、軒下にぶら下がった
吊るし柿に秋を実感したものだったが、今はどうだろう。
あー、干し柿が食べたくなってきた。


朝、ステップ運動30分、心拍103。

夜、東京体育館練習会。気温下がり、入念なアップの後、トラック走。
5000m、km5分ペース。5分ほどたってから3000m、ビルドアップ走。
(km5分⇒4分)
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静岡の方言

2005-11-07 18:30:32 | ことば・歌
先日、方言についてここに書かせてもらったところ、
「相馬弁研究所」の所長さんからTBあり。また、
常任コメンテイター・オーレオーレさんから「やっきり」を
まこと適切に用いたコメントも。

で、気をよくしてまた書いちゃう。

<わからんだろうな、静岡方言>

①ぶっさらう 「生意気言うと、ぶっさらうぞ」 (なぐる)

②ぶそくる  「気にいらんとすぐ、ぶそくるだから」 (不機嫌になる)

③おぞい   「おぜえ男だぜ」 (粗末、ろくでもない)

④いかざあ  「一緒にいかざあ」 (行こう)

⑤ごせっぽくない 「朝からなんだかごせっぽくないねえ」 (落ち着かない)

⑥おだっくい 「あいつはおだっくいで、しょんない」 (お調子者)

⑦かじくる  「そんなに頭をかじくるな」 (ひっかく)

⑧やぶせったい {目にものもらいができて、やぶせったい」 (うっとうしい)

⑨ひどろしい 「きょうはお天気で、ひどろしいねえ」 (まぶしい)

⑩みるい   「お茶っ葉がまだみるいら」 (やわらかい、未熟)

最後の用例のごとく、語尾に「ら」がつくのが駿河周辺の特徴で、伊豆方面では
「ずら」となる。昔の人気ドラマで『銭の花』というのがあって、舞台は伊豆の温泉旅館、主人公をいびりまくる小姑(富士真奈美のハマリ役)がセリフでさかんに使っていた。「おめえにゃ、すきにさせねえずら!」

というわけで、きょうは、こんくらいでええら。


朝、ステップ運動30分、心拍94。
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ホチキスの○○

2005-11-04 23:00:42 | ことば・歌
日常よく使っているのに、その名前は??? という物がけっこうある。

たとえば、ホチキスに入れて使うアレ。アレを何という?

なんとNHK放送文化研究所でちゃんと調査している(1998年)。

 ①ハリ 46%
 ②シン 26%
 ③タマ 19%
 ④カネ  3%
 ⑤タネ  1%

ちなみに、日本工業規格では「ステープラー用綴り針(つづりばり)」と
呼ぶそうだが、こりゃ長すぎて誰も使わんわな。

ワシの場合は、やっぱり「ハリ」と言うことが多いが、たまには「タマ」も
使っとるな。

なお、ホッチキスはアメリカの兵器発明家(1826~1885)だそうで、
その名に因んで空冷式機関銃の一種も「ホッチキス」と呼ぶとのこと。
ステープラーのハリを「タマ」と言ったりするのも、そのあたりに由来
するのかも。

朝、ステップ運動20分、心拍87。

夜、東京体育館練習会。代々木公園往復ゆっくりジョグ80分。
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