いま、方言が人気だそうな。女子中高生が「だべ」「べら(とても)」など、愛用してウケていると。
たしかに、方言表現には「人間味」「温かみ」を感じさせるものがあるし、すでに死語となった古典的言い回しが生きていることもある。
育つ、成長することを、岐阜では「ひとなる」と言う地域があるそうだが、味のある言葉だ。
わが郷土・静岡にも残したい言葉がたくさんある。
たくさん、とは言わぬ。「ええかん」と言う。「みかんがええかんあるな」
そのみかんをカゴごと持ってきて、は「カゴさら持ってきて」だ。お皿ごと、だと、「サラさら」となるわけ。
なんといっても、ワシが最も愛用する静岡言葉のトップは、
「やっきりする」
だな。
イライラする、じれったい、歯がゆい、スッキリしない、その他もろもろのマイナス感情を、これ一発! [やっきり」がすべて引き受けてくれるのだ。ああ、やっきりでスッキリ。
某クイズ番組で、解答発表後のアクションとして、「スッキリ」と、その反対の「モヤット」というのがあるが、あれは「ヤッキリ」がピタッと決まる。
わが家では「やっきりした」が公用語として採用されている。
本日は完全休養にあて、体操のみ。
朝から一家総出で、妻方のお付き合い。 (義父の墓参~伯父宅訪問)