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ランニングおやじの野望!

50歳を目前に突然走り始めた鈍足おやじランナーのトレーニング雑記です。

北杜夫の本を貪り読んだ頃

2011-10-27 22:45:02 | その他の雑記

昨日ニュースで訃報を知った。その前日、たまたま寄った渋谷の書店で新刊の文庫本『マンボウ家族航海記』(実業之日本社文庫)を買ったばかりだったので驚いた。

水曜夕方のTBSラジオ「時事川柳」のコーナーでも入選5句のうち2つが追悼句だった。

   悠久の海にマンボウ帰りゆく

   またひとり違いのわかる男去り

作者ご本人が読み上げるのだが、声からするとワシと同年輩の方々らしかった。

40年余も昔、高校に入って間もない頃、3歳上の兄貴の本棚にあった『どくとるマンボウ青春記』をこっそり読んだのが始まりだった。仙台の同じ大学へ行ったのは多分にその影響があった。
学力不足かつ典型的な文系傾向のため残念ながら氏と同じ医学部には入れなかった。アルバイト先の近くにある医学部の学生食堂に勝手に入り浸って文庫版の『青春記』を読んでいた。

著作リストに沿って仙台の古書店街を探書に歩いたのも懐かしい。
その後の度重なる引っ越しでほとんどの本は失ってしまったが、とくに好きだった初期単行本、函入りの『幽霊』『牧神の午後』や代表作『楡家の人びと』『夜と霧の隅で』は今なお手元に残っている。いつも持ち歩きボロボロになった文庫版『どくとるマンボウ青春記』も。
久しく手に取ることがなかったそれらの本のページを捲ると、あの頃の時間が巻き戻ってくるようだ。

報道によると、夫人は「少年のまま楽しく人生を生きた人」と語っている。本人は作家としてのみならず家庭的にも幸せな人生だったようだが、とばっちりを受けて育った一人娘の由香さんはなかなか大変だったらしい。冒頭の文庫本「解説」から。


「私は父の本をほとんど読んだことがない。というのも、(中略) 『文士は家をかえりみるものではない。家を出て行ってくれ』と宣言。夫婦別居になったために、小学校1年生の私は近所の公立小学校だったにもかかわらず、電車通学をさせられる羽目になった。そしてついに破産し、てんやわんやの日々になったのである」

文庫本の解説文を書くために「何十年ぶりかで父のエッセイを読んだ」ところ、ただ単に懐かしさだけでなく、父の存在自体から大きな影響を受けていたことに改めて気づいたという。


「こんな父のもとで育った私は、『人間というのはいろいろな人がいて、つらく悲しいことがあってもそれが人生なのだ』と思うようになった。(略) 人間が生きていく上でのつらさ、悲しさ、大変さ、そして楽しさを、父は身をもって教えてくれた。
本書のエッセイは家族で食事をしたり、父と母がケンカしたり、たわいのない話ばかりである。(略) でも、つまらない日常生活がどんなに大切なのかと思う」

まことに、そのとおりである。とりわけ、今のワシには日常の大切さが身にしみる。

27年近く勤めてきた現在の勤務先から、3年先の定年を待たず年明け1月に早期退職を先週月曜、社長から言い渡された。ここ数年、売上急減で業績不振はわかっていたものの、あと数年どうにかもつだろうと根拠のない楽観を決め込んで何の準備もないまま過ごしてしまった自分がナサケナイ。

自己否定感いっぱいのまま迎えた高島平ロードレース20kmは心境そのままの惨憺たる結果となってしまった。
その後、親しい方々からいただいた厳しくも温かなありがたい叱咤激励により、ようやく腹をくくりつつある弱虫オヤジである。

思えば、大学を卒業する間際まで若きワシは何の目標もなく進路も見えず途方に暮れていた。偶然手にした一冊の雑誌から道は突然拓けてその版元に就職が決まり東京へ。
7年間、雑誌記者を務め、ずっと続けていくはずだったその職場を思いがけず去ることになり、29歳「これで人生は終わった」と絶望にとらわれた。

が、小さな出版社に拾われ、以来27年近く。ある意味で長過ぎたリハビリ期間だったかも。さまざな思いはあるにせよ、絶望の淵に立っていた自分を生きながらえさせてくれたこの会社に感謝し、新たな道を進んで行こう。

いささかトシとってはいるけれど、今度もなんとかなるだろう。

★オヤジの心を癒す昭和の歌 (108)
 新たな出発とくれば、やっぱりこの歌。

 ♪ 出発(たびだち)の歌 (上條恒彦+六文銭/1971)

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オーストラリアの国勢調査

2011-08-10 21:42:23 | その他の雑記

先週末から中3息子とともにメルボルンに滞在中の妻からメール。
すでに高校から5年メルボルンに留学中の兄を追うように来春には弟も。その学校を決めるのが今回の目的で、役に立たないワシはひとり留守番中である。

で、何事かとメールを読むと、全然別件。


:事件発生。オーストラリアの国勢調査CENSUSに巻き込まれました。89日にオーストラリアに滞在している人すべてに義務があるとかで、なんと、55項目のシートに記入しサインなければならない(涙)。移民の国らしく、出身国、先祖、英語以外の母語、英語のレベル、宗教、学歴、職業の状態、職種、収入。勤め先の住所って、外国人にまで聞くの~~? 5年に1回だそうです。日本でも国勢調査の書き込みは夫にやってもらっているのに、オーストラリアで、しかも英語でやる羽目になるとは!




なんと5年に1度の国勢調査の日に当たってしまったらしい。旅行者を含め、2011年8月9日在豪者全員が対象とのこと。上の息子は留学初年に記入しているはずだが、もう忘れてしまったのかそんな話はしていなかった……。
まあ不運というか、貴重な経験というか。ご苦労さま。

奥武蔵ウルトラの影響は3日後のきょうになって強く出始め、前モモや脚の付け根などにいささか痛みと違和感あり。故障につながらぬよう、頼みのたけ先生(整骨院)参りや連日のプール通いで回復に努めているオヤジである。
走ったのは火曜の朝に芝生で地下足袋ジョグ30分のみ。しばらくぶりでフラフープ回しや新聞パンチなども。


★オヤジの心を癒す昭和の歌 (100)
  あまり意味もなく続けてきたこのオヤジ歌シリーズが100回を迎えた。第1回は2009年8月末、ダ・カーポの「夏の日の忘れもの」。その名のとおり始めに戻ってダ・カーポのさわやかな歌声を。

 ♪ 結婚するって本当ですか (ダ・カーポ/1974)

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アイドルサイン会

2011-06-05 20:04:40 | その他の雑記

昔も今も、かなりミーハーなオヤジであるが、女の子アイドルのサイン&握手会というのはさすがに初めてであった。

原発問題に素直な感想をオフィシャルブログで述べたら、3日間で300万PVの大炎上。「中学3年&ときどきB級アイドル」を自称する「ここっぴー」こと藤波心さんの本が出た。

『14才のココロ』(藤波 心著/徳間書店)

ブログに出版記念サイン会のお知らせが記されていたので、どうせ買うならと出かけてみた。
アイドルのサイン会だから、当然十代中心に若い男ばかり……と思いきや、若者はむしろ少数で中高年男女が多数だったのは意外。ここにも彼女の独自性が表われているのかも。
先着100人限定、一人ずつ2~3分あるいはそれ以上かけて丁寧にサインしながらおしゃべり。
ワシは早めに来たので10番目くらい。うー、どきどき。

宛名を書いてもらい、きっちりした文字でサインをするここっぴーに「一番好きな漢字もお願いします」

そのとおりに「私の好きな漢字」と書いてから、大きく一字 「信」。

うーむ、ホントに真面目な子なんだと感心しきりのオヤジであった。

「5月の連休のとき、渋谷の(反原発)デモにいらっしゃいましたよね。私もこのトシで生まれて初めてデモで歩きました」
「わー、どのへんにいらっしゃったんですか?」
「一番先頭のほうです」
「え、私もいましたよ。かぶりものして」
「ひょっとして、あのカツオかなんか、魚の?」
「はい。あれ、マグロかな」
「やっぱり。そうじゃないかなあってずっと思ってたんだけど。声かける勇気がなくて、おじさんには」

というような会話を交わして握手。つかの間の出会いはあっという間に終わった。

ウチの囲碁息子と同じ中学3年生。アイドルとしての可愛らしさと、罵詈雑言の限りを浴びせられてもめげずひるまず自分の気持ちを素直に表明し続ける強靭さが渾然一体として輝いているステキなここっぴーであった。おじさんも、ずっと応援するよ。

ニュース「脱原発訴える中学生アイドル」

[後日追記] 7/4放送のTBSニュースバードで藤波心さん出演で特番。サイン会の映像もあり、この時ワシが受けたインタビュー談話も使われていてビックリ。


この週末は、妻が震災関連の仕事で仙台に一泊出張。ワシは留守番で中3息子のメシ係。
が、せっかく晴天に恵まれた週末なので、合間をみてジョグ&プール。

先週のつくば100kmウォークによるダメージは甚大で、雨続きだったこともあり、結局ジョグ再開は金曜朝に地下足袋ジョグ5kmから。

土…朝ジョグ11km+午後もジョグ11km(& 50段階段ダッシュ×4)
日…通算14回目の足柄峠走。昼までに戻らなくてはならぬため峠を越えて駿河小山駅に着いてそのまま電車に乗り帰路につく。21km2時間22分。息子を囲碁塾に送り出してからプールでほぐす。

★オヤジの心を癒す昭和の歌 (89)
  アイドルといえば、この歌だろうなあ。

 ♪ なんてったってアイドル (小泉今日子/1985)

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4月になっても

2011-04-04 21:29:13 | その他の雑記

民放TVでは依然として公共広告機構(AC)のCMを多く目にする。今度3年になる中学息子も代表作4点などほとんど丸暗記している有様。
それにしても、ようやく咲き始めた桜の花をこんなに沈鬱な心持で眺めることになろうとは。

原発問題で東京電力を攻撃したとて事態は解決すまい。
とはいえ、地震・津波による自然災害とは次元が異なるのも明らか。これまでの社会や生活の在り方を根本から見つめ直すことが不可欠であるとともに、最大の当事者・東電の体質改善も必須であろう。

今朝の朝日新聞「声」欄に、公共広告機構CMを巧みに援用した「東電は正確で正直な情報を」と題する投書があった。


「『大丈夫?』って聞くと、『大丈夫』って言う。(略) 『心配ない?』って聞くと、『心配ない』と言う。
それでも不安になって『安全なの?』 って聞くと、『安全だ』と答える。
聞き間違いでしょうか?  いいえ、昔から。」

と、この筆者は公共広告機構で流れる金子みすずの詩「こだまでしょうか」を東京電力に置き換えて皮肉った上で、「いま必要なのは、正確で正直な情報を余すところなく公表すること」と訴える。
結びがまた秀逸。

「『心』は見えないけれど、『下心』は見える。『思い』は見えないけれど、『思い上がり』は誰にでも見える。」


先週木曜から4日続けてラン。3.11以前ならごくあたりまえのこと。
が、今は心身ともに以前と同じには走れない。
プールも公営のところは軒並み休業で、スポーツジムに属していない身では泳ぐ場所がない。
で、この土日は家族で伊豆へ。1泊2日の間にプールスイム5km、山道ラン42km。
一時は61kg台の最高体重をマークしていたのが57kg台まで減量でき、ようやく立て直しに向かいつつある。

今朝は休養。体操とステップ昇降30分のみ。

★オヤジの心を癒す昭和の歌 (81)
  無力感にさいなまれる時、この歌は心に響く。

 ♪ 一人の手 (本田路津子/1971)

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2週間過ぎたけれど

2011-03-26 20:23:28 | その他の雑記

ますます事態は深刻になりつつある。
エントリーしていた大会からも続々と中止通知が届き、気持ちが沈みがちなオヤジである。

そんな時、すぐ隣にいる妻から2つのメールが届いた。
一つは13歳の中学生アイドル・ここっぴー、こと藤波心(ふじなみ こころ)さんがブログに書いた原発問題への発言。見た目は普通の女の子っぽい可愛いブログの作りだが、その内容は実にすばらしい。
今自分にできることをしっかり見きわめ実践した上で、自分の言葉で堂々と意見を述べている。
非難・批判にさらされることを覚悟しながら、それでも敢えて臆せずに、信ずるところを発信したその勇気に拍手を贈りたい。

もうひとつは、かつて講師として招いたアラスカの女性臨床家からのメッセージ。英文なので、妻に大意を教えてもらってから辞書を引き引き解読して、胸が熱くなった。
この中で彼女は、「心から信じること」の大切さを、身近な実例とともに力強く語りかけている。

> You are all so brave and we will help anyway we can.

> I was thinking about advice someone I really respect gave me that has

> really helped

> me in tough times.  She said that it doesn't really matter what a

> situation looks

> like, that there are so many good outcomes that we haven't even began to

> think

> about.  She said that no matter what things look like, realize that

> anything is

> possible and that "Divine love always meets every human need".

> I have a good friend whose husband had a terrible stroke and the doctors

> told them

> in the hospital emergency room, that if he lived he would never even be

> able to

> move his arm or even sit up, talk or anything.  She called me from the

> emergency

> room at the hospital and I told her my friend's advice.  I said "no matter

> what

> people tell you, no matter how bad the situation looks, you don't have to

> buy into

> that.  Remember that anything is possible.  Don't buy into fear and just

> trust."

> The doctors call my friend's husband a miracle, as he completely, entirely

> recovered as he was before.

> I know you are facing much more than that, and I totally have faith in you

> all.

> Anything is possible, miracles happen every day and Divine Love meets

> every human

> need.

> Standing by you with love,


原発問題は緊急対処が好転したとしても、今後の日本のあり方そのものにも深くかかわってくる根本問題だろう。
震災復興も、その財源をどうするかを含め、困難をきわめるに違いない。
それでも、沖縄で言う「なんくるないさー」、必ずなんとかなるし、しなければならない。

今朝の朝日新聞に、「アンパンマン 被災者に勇気 ラジオから流れる主題歌『元気になる』」との記事があった。
幼児に絶大な人気を誇る楽しく愉快なアニメ。が、そこに込められた哲学は「献身」「自己犠牲」を伴う正義の実践・実現という重いテーマである。おなかのすいた仲間にアンパンマンは自分の顔をむしり取って食べさせるのだから。


プールがすべて休業となり、早朝ランもなんとなく遠のき、慢性的運動不足ぎみ。
体重が久々に60kgを超えてしまい(身長170cm)、2002年にランニングを始めて以来の最高体重を記録。
さすがにこれはマズイ。今朝は早朝決起して自転車(ロードバイク)に乗って駒沢公園へ。
減量に最も効果が高いのは自転車によるLSD走(ゆっくり長く)だと経験的にわかっている。
2.1kmのサイクリングコース×50周、約105kmを5時間かけて周回。平均ペースkm3分弱、ロードバイクとしては遅いペースだがワシの脚力ではこのくらいがやっと。

20周ほどした時、ふと見ると赤白ランシャツに赤いランパンで、他の多数いるジョガーとは画然と次元の違う走りのランナーが。2月の東京マラソンで日本人トップ、世界陸上内定となった川内選手その人であった。
km3分半で20周(ほぼフルの距離相当)のペース走トレーニング中のようである。少し離れて、じっくりそのランニングフォームを堪能させていただく。
見事に力みが抜けながらもしっかりした体幹。腕振りは、かなり下で振るのが特徴的。ピッチは非常に速いのに、そんなに速いようには見えないのが不思議。
練習パートナー2人と共に3人で正三角形の隊列を組み、驚いたことに時折り談笑しながら余裕充分。3分半なのに……。こちらは自転車でもそんなに余裕ないのに……。

ようやくワシが自転車50周を終える頃には川内選手もペース走を終えていたようだ。
全然レベルは異なるが、なんだか元気が沸いてきたオヤジであった。

※東北のマラソン大会はほとんど中止となり、4月の宮城県気仙沼つばきマラソンも中止が決定された。残るのは5/8開催予定の仙台国際ハーフ。
被害状況からすれば開催はきわめて困難だろうが、公式HPの震災後初更新となった3/24付では「協議中」となっており、開催を模索している模様。できるものならば、ぜひとも開催してほしいと願うのみ。

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6日目

2011-03-16 21:02:47 | その他の雑記

何か役に立ちたいが何も特別な技能も専門技術も持たない身。募金することしかできない。
原発の脅威はひしひしと感じるものの、目に見えないだけに無力感が先に立つ。

今朝の朝日紙「声」欄にも女子大生が「駆けつけお手伝いしたいのに」現実には何もできない嘆きの投書を寄せていた。

夕方、NHKラジオからなぜか「アンパンパンのマーチ」が聞こえてきた。
聴いていたら、どうしてだろう、涙があふれて止まらない。

そう、自分は今この日常を大切に守っていかなければならない。
小なりとはいえ組織のリーダーとして陣頭指揮に奮闘する妻を支え、息子との日常を守っていくのがワシの任務。
その任務を果たすためにも、これからの具体的方策を立て実行していく使命がワシにはある。
と、ようやく出発点に立ったオヤジである。

そんな頼りないオヤジを励ましてくれる歌が3つ。

 ♪ 私にできること(KOKIA)

  ♪ JUPITER(平原綾香 with 2本指のピアニスト)

 ♪ アンパンマンたいそう (ドリーミング)


先週の金曜以降、外を走ったのは1回だけ。もっぱら室内でのエクササイズで、かろうじて体調維持するのがやっとの状態。
走力ダウンは必至だが、いざというときの体力キープが現時点の最重要課題と思って割り切る。

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地震

2011-03-12 19:04:40 | その他の雑記

2日目の夜を迎えても、まだ時々揺れる。
ともあれ、昨日までと同じように日常が続いていることをありがたく思う。

勤務先も自宅も棚からの落下物散乱はあったものの、その程度で済んだ。
妻は通常どおり出勤していれば間違いなく「帰宅困難者」となっていただろうが、たまたま出遅れて自宅にいた。
中2息子は卒業式の在校生代表(生徒会のくじ引きで決定) となって練習中で体育館にいて無事だった。
(3年生はちょうど「お別れ遠足」で東京ディズニーランドに出かけていて帰れず、やむなく施設内で一夜を過ごし、今朝から運転再開した電車を乗り継いで帰ってきたそう)

都内近県は電話もメールも不通だったが、メルボルンからの国際電話は通じていて、留学息子が心配して電話をかけてきた。

仙台は被害甚大のようだ。毎年、仙台国際ハーフの際に仙台市立病院前で熱烈声援してくださる「べが先輩」はご無事だろうか。

明日の名古屋国際女子マラソンは、前日の一次コールを時間延長措置を取った上で予定通り開催されるとのこと。(その後、中止と決まった)
東北・関東甲信越の大会はほとんど中止となり、参加予定だった「第26回 大山登山マラソン」(神奈川県伊勢原市)も本日午前中に中止決定が市HPに掲載された。ラスト1610段の石段上りに備え、100gでも体重が少ないほうが良いから泥縄式に今週は減量中だったのだが……。
※今年は伊勢原市の「市制40周年記念」大会でもあり、新しい大会応援歌もお披露目されるはずだった。
 ⇒ ♪ 走るためにうまれてきた (平田 輝/2011)    


原発問題も含め、これ以上被害が拡大しないことを切に願うのみ。
改めて、当たり前のことながら自分的にも世の中的にも平穏無事・安全平和そして健康であってこそランニングができるのだと痛感するオヤジであった。

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玄人の目

2011-02-01 23:01:30 | その他の雑記

普段はほとんど関心がないくせに、3日目になってもまだサッカー・アジア杯の余韻に浸っているオヤジである。(笑)
3日目ともなるとさすがにTV報道もただゴールシーンのリプレーの繰り返しというわけにもいかず、さまざまに趣向を凝らしてくる。その中でとりわけ印象深かったのは、サッカー界の大御所・川淵三郎キャプテンが選んだ今大会の日本選手ベストプレイ。

選ばれたのは、準決勝・韓国戦の延長前半7分に決めた
細貝選手のゴール。ワシのようなど素人が見ると、本田選手のPKが相手キーパーにセーブされてしまい、わずかにこぼれたボールをうまい具合にそこにいた細貝選手が蹴りこんだとしか思わないのだが、そんな偶然の産物ではなかったようだ。

PK弾が放たれるその瞬間、後方から誰よりも早く猛然と全力ダッシュで前へ前へ、疾走している。
「確率的にはものすごく低くても可能性を信じて全力で前へ向かったその姿勢があればこそ生まれたすばらしいゴール」と川淵キャプテンは絶賛していた。なるほど、そうだったのか。

李選手の見事な決勝のボレーシュートや守護神・川島キーパーの獅子奮迅ぶりは誰の目にもわかるが、細貝選手のあのゴールをNo.1に推すところに、プロの目、玄人の見る目の深さを改めて感じ入った次第。

一般ファンの中には、選手でなくザッケローニ監督こそMVPという声もあり、それもうなずける。
この監督のキーワードは「成長」。とくにこの名言は胸にしみる。

「成功は必ずしも約束されていないが、成長は必ずできる」

たゆまぬ努力あってこそ、成長があり、チャンスも与えられる。そんな当たり前の真実を改めて実感させてくれたアジア杯サッカーに感謝。


ところで、本日から「第21回 仙台国際ハーフマラソン」(5/8開催)が先着順で申込受付開始。公式HPによると初日で男子は定員(900人)の過半数となる479人。女子は定員300人に対し78人でまだ大丈夫そうだが男子は急がねば。
ワシはなんとか初日に無事申し込めた。希望大会に出るには、まず申込競争をクリアしなければならない状況がますます激化しそう。

[2/2追記] 2日目の午前中で、すでに男子は定員超となり受付終了したとのこと。来年はどうなる?
 ⇒仙台ハーフ公式HP

★オヤジの心を癒す昭和の歌 (74)
  BS・TBSの「うたの旅人」(火曜夜10時)はけっこう欠かさず見ている歌謡ドキュメンタリー。今夜は美空ひばり最後の絶唱となったこの歌の背景を丹念に見せてくれた。

 
♪ 川の流れのように (美空ひばり/1989)

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いのちの政治家

2011-01-25 21:34:21 | その他の雑記
昨日ラジオでたまたま首相の施政方針演説を聞いていたところ、思わず耳をそばだてた箇所があった。
かつて薬害エイズ問題に共に取り組んだ盟友・山本孝史議員に触れ、政治は不条理を正さなければならないと。

演説全体の評価はさておき、ちょうど山本議員の妻・山本ゆきさんが書かれた『兄のランドセル ーいのちの政治家 山本孝史物語ー』(朝日新聞出版)を読ませていただき、そのひたむきな人生の軌跡に胸ゆさぶられていたところだったので、演説の言葉が強く心に響いた。
全文が今朝の各紙に掲載されているものの、これを丹念に読む人はそう多くはないだろう。備忘のため、ここに引用させていただく。


……私(菅首相)がかつて薬害エイズ問題に全力で立ち向かった原動力は、理不尽な行政で大変な苦しみが生じている不条理への怒りでした。
当時、この問題に共に取り組んだ一人が山本孝史議員でした。山本さんは、カネのかからない選挙を展開して国政に飛び込み、「命を守るのが政治家の仕事」と社会保障問題に一貫して取り組みました。
5年前に胸腺がんに襲われた後も、抗がん剤の副作用に耐え、やせ細った身を削りながら、がん対策基本法、そして自殺対策基本法の成立に尽くしました。
党派を超えて信頼を集めた彼の行動力、そして世の中の不条理と徹底的に闘う情熱。私はそれを引き継いでいかなければならない。
先月、山本さんの3回目の命日を迎え、決意を新たにしました。……


2006年5月の参議院本会議で自らのがんを“告白”し、「がん対策基本法」と「自殺対策基本法」の成立を訴えたことをニュースで知ったのが山本孝史議員の名に接した最初だが、その翌年7月には参院選で当選を果たしながら同年末、12月22日58歳で亡くなられた。お目にかかれるものなら、一度はお会いしたかった。

この本を読み、山本さんの活動の出発点が学生時代に関わったボランティア活動にあったこと、さらにその原点には5歳の時、小2の兄を交通事故で失った痛恨の記憶があったことを知った。「兄のランドセル」はそんな不条理な現実の象徴である。

「孝史たちの活動を『行政のやることではないか』と冷ややかに見る学生もいた。しかし、理屈を並べても現実は変わらない。自分たちでできることをまずやらねばと孝史たちは思った」と、妻ゆきさんは熱く記している。

できることをやる。人の役に立つ。そして世の中をよくする。これが山本さんの終生変わらぬ一貫した姿勢だった。その姿勢だけでも、いささかなりとも学び継いでいきたいと改めて思うオヤジであった。

2日たっても、まだ湘南の敗戦を引きずり気味。サッカー日韓戦を観るか。

★オヤジの心を癒す昭和の歌 (72)
  今回は、やっぱりこの歌だろうなあ。

 ♪ 赤い風船 (加藤登紀子/1966)
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カゼひき

2010-11-07 22:32:55 | その他の雑記
金曜夜から発熱でダウン。この土日は全然走れなかった。
カゼで寝込んだのは、3年前、仙台国際ハーフ制限緩和のショックで寝込んで以来である。

今週初めからカゼ気味だったのが木曜の30km走で悪化したようだ。すべて自己責任。
クラブメンバーにうつしていなければよいのだが。

土曜朝にかかりつけ医に診てもらい、処方薬で急回復し今は元気。幸いインフルエンザではなかったらしい。
今回のカゼはのどの痛みを訴える症例が多く見られるそう。
ワシも唾液を呑み込むだけで飛び上がるほどの痛みで眠れなかった。

11/23大田原マラソン前の練習計画はすっかりパアになってしまったけれど、致し方ない。
当日スタートに立てるよう、体調を回復させていくほかあるまい。

カゼ静養のおかげで、きょうは男子の伊勢路駅伝「第42回全日本大学駅伝対校選手権大会」を最初から最後までじっくりTV観戦できた。
録画しておいた女子の実業団駅伝、東日本と西日本の各大会も見ることができた。とくに2008年の仙台国際ハーフで圧倒的強さを目撃した野口みずき選手の2年半ぶりの復活ランには、その間の苦闘を思うとたまらず目頭が熱くなったオヤジであった。

毎度のことながら、走れなくなると走りたくなり、走れることがどんなに幸せなことかと思い知らされる。

 ⇒ランナーは風邪をひきやすい?

★オヤジの心を癒す昭和の歌 (60)
  S諸島問題の流出ビデオが見られるかと思って見て回っているうち、超なつかしい映像と歌に出会った。
朝ドラ「ゲゲゲの女房」でお婆役とナレーターを務めたあの方の若き美貌がまぶしい。

 ♪ [キイハンターのテーマ] 非情のライセンス (野際陽子/1968)


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