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雑草の日:怪しげなキノコ

2018-07-24 06:41:26 | 日記
これは工芸品?

 うだる様な暑さの中、何時もの様に森林公園を歩いていたら足もとに意外
な物が。
赤っぽい色をしたキノコが1本、暑さなんかにゃ負けないゾ、とばかりに茂み
の中で数センチのカサを広げていました。
よく見れば周囲に数本同じキノコが生えています。
 時期外れのキノコ、こりゃ間違いなく毒キノコでしょう。

 毎週火曜日はウォーキングの途中で見かけた雑草を取り上げています。
今週は、 イグチ科 ニガイグチ属 アケボノアワタケ です。

 何と言っても色が怪しげです。
濃淡のある淡い紅色で、赤ワインを垂らして混ぜ込んだ様に見える場所もあります。
僅かながら光沢もあって自然界の産物と言うよりも、工芸品の印象です。
 柄の根元は黄色くて、カサの裏はスポンジ状になっています。
後で調べたらこれがこのキノコの特徴でした。
 カサの裏の状態は種類によって異なり、同定する上での大きなポイントです。
一般的には刃状のひだが刻まれていますが、中には先が尖った針状の物や不規則
な模様を持つ物もあります。
 アケボノアワタケの仲間に多いスポンジ状は、表面積を増やしてより多くの
胞子を作るのに役立っています。(Wikipedia より)

一番採れる月は?

 素人考えではキノコ=秋ですが、実は年中生えているのだとか。
春先にはアミガサタケ類、梅雨時にはキヌガサタケ、夏の盛りはテングタケや
イグチの仲間、晩秋から冬にかけてはナメコやエノキタケが旬を迎えます。
 菌糸がキノコに姿を変えるタイミングが種類によって異なるので、この様な
時差が生まれるのだと言います。(科学の眼 より)
 秋のキノコは最初に山の高い場所に顔を出し、段々に標高を下げて来ます。
逆に春や夏では平地から徐々に高い場所に移って行きます。
 夏のキノコは一雨来るとさっと姿を現し、暑さで乾燥するとすぐに消えて
しまいます。
その上虫や動物などの分解者が多いので、あっという間に食べられてもしまいます。
確かに今回見つけたアケボノアワタケも物によってはそんな跡がありました。

 キノコにとって厳しい時期に思えますが、意外な事に7月は1年で一番たくさん
発生する月。(野食ハンマープライス より)
秋と違って競争相手が少ないので、キノコ採りにはお勧めの時期だそうです。
 不自然さが漂うアケボノアワタケですが、食用になると聞きました。
ヌメリガあって歯ごたえも良く、しっとりした感じでなかなかのものだそうです。
(きのこ狩り関東周辺 より)
そう言われても怪しげな第一印象はどうにも拭えず、口にする勇気は出て来ません。
コメント
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