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ことわざ勉強会:「あ」ではじまるのは

2018-07-05 07:03:58 | 日記
絶好調の私

 今週引いたカードには「あ」のひと文字。
何があるかと暫し考え、思いつきました。
あメリカ旅行に出かけた20年前に遭遇した悲惨な出来事を。
 ツアーにはラスベガス近郊でゴルフを楽しむ日程が組み込まれていました。
下手の横好き、「当たって砕けろ」の心境でかの地でのプレーに挑戦です。
一緒に回るのはツアーで顔を合わせた日本人3人、組によっては人数の
都合で現地の人も混じっている様でした。
 そのゴルフ場では、ホールのすぐ隣に何軒もの家が建っていました。
広大な土地があるのにどうして民家の近くにコースを造ったのか不思議でしたが、
実態は逆。
何時でも楽しめる様にわざわざコースの横に家を建てたゴルフ好きの住宅でした。

 さて肝心のプレーは3ホール回って全てパー、こんな事は一度だって
ありゃしません。
初顔合わせの方たちと回る適度な緊張感が良い結果に繋がったのでした。
 事件が起こったのは4ホール目、右側に小川が流れるロングホールでした。
私はラフに打ち込みボールを探していました。
 ちなみにこの時はツアー客全員がクラブも靴もゴルフ場の借り物。
もちろんボールもそうなので、全員が同じメーカーの物を使っていました。
しばし探していると、思っていた場所から少し逸れた所に白い球。
 こんな所に転がったのかと安堵してクラブを振り切ると、期待した以上の
弾道を描いて飛んで行きました。
一緒に回っていたメンバーも口々に褒めてくれ、その上後ろの組からも喝采が
聞こえました。
それに軽く会釈をして私は進みました。

怒りのトム

 次のショートホールでは前の組がまだグリーン上にいます。
終わるのを待っていると後ろの組のカートが近づいて来ました。
その組はツアー客ふたりに現地のアメリカ人二人が一緒でした。
 中の日本人が私に近付いてこう言いました。
「うちの組のトムが怒っているよ、さっきの球はトムが打ち込んだやつだよ。」
サーと血の気が引きました。
何よりやってはいけない誤球をアメリカでやっちまったのです。
更に非難しているトムに向かって手まで振ってしまいました。

 「あいむべりーベリーそーりー」、通じているのかいないのか良く分からない
ままトムに謝りましたが、もう平常心ではいられません。
「後は野となれ山となれ」、いつも以上の下手ゴルフを全開にして散々な
結果に終わりました。
 ゴルフはそこに穴があれば入れたい競技です。
しかしその時ばかりは小さな穴に身を隠したい気分でした。
その日の私の心境を表すのは、「穴があったら入りたい」
コメント
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