脳脊髄液減少症患者のつぶやき、「とりあえず、生きてみよか・・・。」

過去から現在へ、脳脊髄液減少症、体験克服記。

本当の「原因不明」と誤診の「原因不明」

2020年11月17日 | 本当に"原因不明の症状"ですか?
苦しい何らかの症状があって、
日常生活にも支障が出ているのに、

いくら病院で検査しても原因がわからないとどうなるか?

わかります?

それはね、医師はなんとか病名をつけて、患者を区分して治そうとはしてくれるってこと。

でも、その区分が間違っていても、医師も患者も、なかなかその間違いに気づけないってこと。

たとえば、症状の原因が、普通の検査でわからないと、どつなるか?

① 医師が知ってる範囲の、その患者それぞれの主訴にあてはまりそうな、そうともいえそうな病名を診断と称してつける。

たとえば、うつ病とか、ストレス障害とか、機能性ディスペプシアとか、
胃炎とか、逆流性食道炎とか、PMSとか、起立性調節障害とか、パニック障害とか、

慢性疲労症候群(筋原性脳脊髄液炎)とか、線維筋痛症とか、etc.

② 症状が軽くみられると、ストレスのせい、気のせい、あなたの気にしすぎ、と軽くあしらわれ、あまり気にしないようにと帰されておわり。

③ 精神的な症状だと医師に思われると精神科の病と診断され、精神科に回され、カウンセリングや投薬治療がはじまる。

④ 患者が若くて引きこもりや、不登校と誤解されて、そっちの方向の支援がはじまる。

⑤患者が高齢だと、症状から、更年期障害とか、認知症とか思われ、その治療がはじまる。

こんなとこですかね。

これ、
すべて、
脳脊髄液減少症で起こりうる症状だって知識が、
医師の頭の中にあれば、

もっと多くの人たちが、もっと早期に、脳脊髄液減少症の早期発見早期治療にたどりつけるのに。

すべての医師が脳脊髄液減少症について深い知識を持つ日は
いったいいつ来るのか?

患者は、医師を神様みたいに、教祖様みたいに信じ込まず、

原因不明という事は、
本当にその時代では原因がまだわからなくて治療法もまったくない状態で、症状の緩和の対症療法しかないのか、

それとも、原因もあって、治療法もまがりなりにもあるにもかかわらず、

医師にその知識がないために、見逃され誤診された結果、「原因不明」にされていまい、それを患者が疑いもしないだけなのか、

「原因不明」には二つの意味が含まれると私は思う。

現段階では、不完全な研究途上のものであっても、
原因も治療法もあるのに、

患者が、医師の言うまま、自分の症状は「原因不明」と思い込んで、

ミスミス回復の機会を失う事だけは、
患者は、絶対してはならないと思う。

医師の知識不足、勉強不足、誤診による、「原因不明」にさせられている患者たちも相当数、いると思う。

多彩な症状がでるのに医師にも認知度の低い脳脊髄液減少症は特に。

患者自身がいかに視野を広げ、自分の回復の可能性について考えられるか、が
気づけるか気づかないかのポイントだと思う。
医師を教祖様みたいに信じ込んでいる人は、新たな視点で自分の症状の原因を考えるのは、

かなり困難だと思う。

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