きままな雑記帳

ごく普通のあんちゃんのきままに記す日常日誌

今は日本人の給与が安いと言うけれど、30年近く前は高すぎて競争力が落ちるとか言ってなかったっけ?

2021-10-16 11:11:59 | 社会・経済
先日、たまたまニュースを視聴していたら、『日本人の給与が安い』というテーマが特集されていました。

あれ?と思ったんですよ。

私がちょうど高校生くらいの90年代初め頃。

当時はバブルがはじけたとはいえ、まだまだデフレではない時代。

その頃に経済番組やら経済雑誌には『日本の人件費は高すぎる』だの『生産性が低すぎる』との文句があったのを記憶しております。

その頃の合言葉が『改革』『合理化』『生産性向上』『規制改革』などなど・・・。

あれ??アベノミクス前ってそんな言葉が盛んでしたねぇ・・・。

で、非正規雇用やら増加し、90年代初めよりもよほど規制緩和もされて競争も促された世の中になりました。

おかげで日本人の給与も水準は低下していったんじゃないんですかねぇ・・・。

それを何をいまさら『日本人の給与が安い』なんざ言うんだろうと。



私なんざ、まさに氷河期世代ですし、ましてや規制緩和やら改革などで何度も入社した会社が倒産している経験があります。

なので、いまさらこんなことが話題として挙がるのもちゃんちゃらおかしいと感じてるわけですよ(笑)



散々、痛い目と苦労を味わったおかげで、年収なんざ下がってますし、待遇も不安定ですが、おかげで得難いものもあるんですよ。

それはいい『仲間』に出会えたことと、『仕事』と『やり方』を経験できたことです。

しなくてもいいとは個人的には思いますけど、でもね、『苦労』という『経験』は大切です。

とくに痛い目にあったらば、その人の人生に深みを増してくれるいい味付けになります。

人の優しさ、触れ合い、組織の動かし方など、マニュアルや学校では学べないもんを知るきっかけになりますからね。



個人的には『改革』やら『グローバル化』ってのもいいとは思いますが、それよりも『オンリーワン化』『ガラパゴス化』にも興味があります。

べつに競争しなくとも需要があれば特化してアプローチをかけるってのもアリだと思うからです。

田舎で暮らすと、独自性というか土着してるもののほうがよほど身近なもんだと感じます。

都会で蔓延するカタカナ言葉なんざ田舎じゃ通じませんしね(笑)

ネットがあるからと言っても、全てが均一化されるわけでもないんですよ。

やはりすみわけってあるんですから。

リアルの生活じゃ、田舎と都会では違いは当然あるんです。

でも、その違いってあっていいんですよ。

それがなければ誰も『旅』なんざしませんよ、だって、普段の日常から非日常を味わいたいから旅に出るんだし。

だからこそ、じつはローカル鉄道や田園風景が人気になるんだし。

で、また戻ります。

冒頭の『グローバル化』やら『日本人の給与が高い論』など、90年代初めに言われてたことの未来が現在。

でね、『改革』で人材の流動性などはできました。

そしてこのコロナでようやく『テレワーク』実施になって、ようやく会社に行かなくても仕事できることが証明できました。

私は30代ごろから『会社に行かなくとも仕事できるんじゃね?』と思っておりましたから、この傾向はいいと思っているんです。

だってさ、わざわざ1時間程度かけて電車通勤して、また帰宅するのに1位間程度の電車通勤、そこに時間外なんか加わったらと思うと、自宅でテレワークでできるならよほど時間短縮できるだろうなと思っていましたから。

もっとも、現在の仕事はそうもいかないですが、それでも時間外はなしでマイカー通勤で15分程度ですから、以前に比べれば充実しております。

おそらくテレワークが進むとこれまでの『当たり前』とされてきた生活様式で成立する産業はかなり厳しいとは思いますが。

交通業界ならば、通勤の必要が無ければ、電車やバス、タクシーの利用は変化しますし、不動産業(とくに都心などの業者)は需要が減れば仕事も減ります。

逆に田舎の不動産業者は仕事は増加する可能性は出てきます。

テレワークで仕事できるならば、例えば千葉や茨城、埼玉や神奈川でも都心より遠距離ほど土地代は安く庭付き一戸建ての物件は安く手に入ります。

そこに週に1~2回程度の出勤でよいともなれば、これまでよりもはるかに安いコストで我が家を確保でき、場合によっては大学も授業がオンラインでできるならば、わざわざ大学付近のアパートを借りる必要もありません。

それまでかけてたコストは不要になるんです。

こういうのってあまり報道されてませんけど、でも気づいている人はいます。

だったら、高い場所よりも交通の便はそこそこだけどもまだまだ安い土地に家を作ろうって考える人は増えます。

都内の会社に勤めようとするのは、プライドもあるのでしょうけど年収が地方の企業よりも高かったからです。

それは都会の物価が地方より高いから給与も高くしているだけなんです。

でも、発想の転換でテレワークで都内の会社で仕事できて、田舎にいても生活できる、または地方の企業でも子供を大学で勉強できるだけの教育費用が下がれば(オンライン等で)、無理して都会でアパートやマンションを購入や賃貸する必要もありません。

通勤だって、混雑する満員電車やら道路よりも馴染みのあるローカル鉄道やのんびりとマイカー通勤のほうがよほどストレス軽減になります。

あとは時間外勤務ですが、これだってやむを得ない以外は定刻どおりの退勤とすればいいんですよ。

これが実際の30年近くかかってできた『構造改革』の結果です。

ここからどこまで人件費の単価を上昇できるのか?ってことなんだと思います。

もちろん多様性を重んじる社会なので、かつてのような一律的な企業統制もできませんし、なにしろ正社員よりも非正規社員のほうが多くなってますから、会社に対しての忠誠心ってのは低くなるのも致し方ありませんよね?

むしろ私もそうなんですが、仕事に対する責任感、『職人意識』が強くなってると思います。

組織ではあるものの、仕事に対して誠実に結果を残して、その成果で評価を受けたい。

当たり前といえば当たり前なんですが、じつはこれが現実世界じゃなかなかできていなかったんです。

その考えからすれば『契約社会』ってのは案外と受け入れやすいもんです。

だって、契約の内容以外はしなくてもいいとなれば、より与えられた仕事に対しての集中度は増しますから。

なので、非正規雇用はプロ野球と同じく個人事業主という感覚で契約し、仕事をしてもいいと思うんですよ。

正規雇用は組織と一体という立場だから雇用主に忠実、非正規は個人事業主だから仕事には忠実だけど、組織にはそうとも言えないと。

私が高校生の頃から考え、味わってきた世の中で導き出した一つの答えがこれなんです。

もちろん『答えのひとつ』に過ぎません。

まぁ、いろいろとやってきて私がいつも気にしなくてはいけないのは『やるべきことをやる』『納期を守る』『結果を残す』です。

これらをやってようやく次へと進められるのですから。

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