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進化する魂

フリートーク
AKB48が中心。
気の赴くままに妄想をフル活用して語ります。

【AKB48】 恐るべしAKB48マネジメント 「乃木坂46」の衝撃

2011-07-04 13:13:56 | AKB48
まず導入を。

AKB48に2000万以上費やしたトップオタ・かちょすさん(37)が出入り禁止に(痛いニュース)
http://blog.livedoor.jp/dqnplus/archives/1638171.html

「ビックプレーヤについてどう考えるか」という問題提起は当Blogでもしてきましたが、この件を眺めてみて、別に違和感を感じていません。
AKB48のビジネスモデル上では必然的に生じるリスクであり、さもありなんと思います。

あなたなら、この件について、"何を"問題として捉えますか?
これはケーススタディとしてよい問題でしょう。

時間がないのでサクッと私の見解を述べることにします。

当Blogでは、マス・アイドルに飽きたユーザを、ソーシャルの要素を持ったAKB48が取り込んできたと説明してきました。
しかし、より深いコミュニケーションを提供するのはAKB48の基本コンセプトに基づいた事業活動ですが、深さにも限界があります。
たとえ、これがナイナイの岡村さんの言うようにキャバクラや風俗的なものだとしても、限界があります。
キャバクラでも風俗でも提供できるサービスに限界がありますよね。
もっとよく考えると、たとえ恋人や家族同士であっても限界があります。
性的な肉体関係、無条件的な時間的拘束が可能だとしても、それだけで精神的な充足は得られるのでしょうか。

そう、説明するまでもなく、これは行き着くところ「幸福とは何か?」という問題であり、何かの事物が、それだけで幸福の必要十分条件には成り得ないことは、誰もが経験則的に知っていることであります。
経験的に確からしい事実は「人の欲望を満たすことにはキリがない」ということです。
キリがあれば、人類社会は今のような発展を遂げることができたでしょうか。
無理でしょうね。

かちょすさんが言っているように、初めは推しメンの峯岸みなみさんと少し意思疎通を取れるだけで快を得ていたのに、彼は徐々にそれだけでは満足できなくなります。
それで彼は、彼なりのやり方で、彼のできることを深追いします。
それが2000万であるのですが、2000万払っても彼は欲望を満たすことができなかったわけです。欲望の消化の仕方が彼にはわからなくなってしまった。
とにかく、彼は彼のできることを淡々と、ブレーキを弱めて実行していった。

持て余したわけです。
彼自身、彼の欲望の行く先をコントロールできなくなってしまった。
彼の欲望の全てを受け止めるだけの器はAKB48ビジネスの中には用意されていません。
いや、これが例えキャバクラでも風俗でも、恋人でも家族でも、人の欲望の全てを受け止めるだけの器を用意できるものは、外には存在しません。
根本的に人の欲望の受け皿は内にしか存在しないものなのに、彼は外だけにそれを求めに行ってしまった。

いや、もちろんAKB48は、他のアイドルよりも深い器を用意しています。
しかし、それにも限界があるということです。
全てのビジネスには達成できることに限界があります。
限界のないものはこの宇宙に存在しない。
(限界のないもの、それは愛だけだ。この点についてはここでは述べません。)

私には、この件が、AKB48ビジネスの今の限界をよく示すメルクマールになっていると見えます。

上記の問題意識は以前から持っており、それで当Blogでは例えば「総選挙システムについてどう健全性と拡張性を持たせることができるか」と述べていたのです。
その上で、ビックプレーヤの問題について、ユーザにビジネスの限界を認識させなければならない点も説明しています。
「できることと」「できないこと」についての認識を、どう自然な形でユーザに認識させることができるか、これは非常に重要なことです。

当Blogでは、その一つの考え方として、例えば総選挙の目的を狭めてしまうことも提案しています。
基本的に、ユーザの思考、つまり行動を制御することなどできないのですから、ユーザに対するインセンティブを制御することで結果として行動を制御するという方法論ですね。

★★★★★★

それで、実はここからが本題なのですが、私個人としては、AKB48の諸問題を一挙にとはいかないまでも、かなり解決できる有効な方法があると以前より考えていました。
考えがまとめることができていないので、披露していなかったのですが、なんと、私が考えをまとめる前に先手を打たれてしまいました。
もうこのBlogで何を主張しても価値が半分以下に落ちてしまったので、まとめる前にリリースすることにしました。
(今はエッセンスだけにとどめますが)

驚きました。
このアイディアを考えた人が秋元氏なのかブレーンなのか誰か知りませんが、只者でないのは間違いありません。
この時点で、このアイディアが出せるということは、発案自体はかなり前になされていたということです。
やはり私のように趣味でやっているのではなく、本気でやっている人には勝てません。

AKB48を取り巻く問題について、かなりの程度、解決できる有効な方法。

それは「乃木坂46」です。

解決方法はライバルの存在です。
競争によって外部からガバナンスを効かし、外から攻めることでAKB48の弱点を炙り出す。
(だから本気でAKB48を倒しにかかるはず。じゃないと意味がないからね。)
誰かにやられる前に、AKB48陣営で仕掛けたわけですよね。
競合他社に流れを作られる前に、自分達で土俵を作り直したと。
(本当はSKE48やNMB48もその意味込めてあったと思いますが、力不足過ぎましたね。)

これ考えた人が、何考えているかだいたいわかります。
あとは、運営方法について具体的なところまで詰まっているか。
でも詰まっているんでしょきっと。
ライバルの出現タイミングも、今がちょうどいい。

参りましたね。
でも、面白くなってきました。
ネットを軽く徘徊してみましたが、あまり同種の主張はなさそうです。
次にどういう手を打ってくるか、楽しみです。