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進化する魂

フリートーク
AKB48が中心。
気の赴くままに妄想をフル活用して語ります。

秩序は協調することから生まれる

2010-04-13 10:49:41 | 社会
横浜に住む前に、短期間ではあるが東京に住んでいた時期がある。
東京というひと人がごったがえして住み難いイメージがあるかもしれないが、それはない。
当Blogの読者で、地方在住の方がどれ程いるのかわからないが、イメージと違うことを今から書く。

私は、山手線の中で住んでいたのだが、非常に住みやすかった。
(場所によって全く異なるとは思うが)
まず、街がキレイ。
そして住んでいる人が優しく、協調性がある。
むしろ地方に行くと我先人間が多くて辟易する。
秩序がないからだ。
資源の枯渇が喫緊の課題としてないから、秩序立つ必要がない。
むしろ奪い合いで、セコイ人が多く、ゆずり合いの精神など全く感じない。

通勤電車領域では混雑度がひどすぎて(資源の枯渇状態がひどすぎて)協調動作に支障が出る。
ただ、それでも地方で混雑した時よりもかなりマシ。
旅行などで地方に行き、混雑に遭遇するとかなりひどい。
全く協調しておらず、みなが我先に行動するのだ。
周りが協調しないことを先読みして、さらに先手に打とうとするから余計にひどい。

地方からやってきて、都心の通勤ラッシュに遭遇するとかなりまいってしまう人が多いと思うが、あんな壮絶な混雑度でも通勤システムが成立するのは、ひとえにそこにいる人々の成熟度の高さのおかげである。
同じ混雑度が地方で起きれば、即パニックで死傷者が毎日出てしまうだろう。

通勤ラッシュだとみんな敵のように思えてしまうが、それも勘違いである。
混雑度が油断できないレベルに到達すると、人は臨戦態勢になるか、もしくは貝になる。
それを見て、ひどい人達だと思ってはいけない。
環境が彼らをそうしているのであって、彼らの本質がそうだとは限らないのである。
例えば、毎日、通勤していると、たまにホームから線路上に落ちてしまう人とかいたり、ベビーカーが電車とホームの間にはまってしまったりする事件に遭遇する。
その時の都会人達の対応のスピードにはビックリする。
人が変ったように、すかさずヘルプに入り、緊急ボタンを押し、そして大声で駅員を呼ぶのである。
あっという間に解決である。
これが地方だったらどれだけ時間がかかるかわからない。
普段は、人が悪そうにしている人も、実はそういう人達なのである。
人を見るときは、環境要因を忘れてはいけない。

例えば、気になる異性や、知人と話して、相手のノリが悪いからといって、全く気がないとは限らない。
実はトイレに行きたいかもしれないし、虫歯で歯が痛いかもしれない。
また、家の鍵を閉め忘れたかもなどと考えていたら、気が落ち着かないだろう。

と、都会はゴミゴミしていて好きじゃないという人もいるかもしれないが、実はホットな人々も多いということを書きたかったのだ。
その心は、協調せねばならない環境が秩序を作る、といいたかったからだ。
「秩序」といわれて軍隊しか思い浮かばないような人は、秩序は組織的に作るものだと考えるかもしれない。
しかし、実際の秩序は協調関係の結果なのである。
ビジネスの世界も、伝統や文化もしかりであって、秩序のほとんどは強制したものではない。
環境要因が作っているのだ。
以前説明した「熱帯雨林の生態系」を管理しようとしても破綻するという話と同じだ。

一部の人々に足りない認識は、「こう考えるべきだ。」と訴えたところで人々の考えは変わらないということだ。
何度もいうように、人は人に「理解させる」ことはできない。
「理解する」ことしかできないのである。
秩序を作ろうとしてはいけない。
我々は環境要因を作ろうとすべきである。

いつも通りとはいえ、陳腐な結論だなぁ~・・