粗忽な夕べの想い

落語の演目(粗忽長屋)とモーツアルトの歌曲(夕べの想い)を合成しただけで深い意味はありません

細川護煕は老いた山本太郎か?

2014-01-15 10:17:46 | プロ市民煽動家

この人物の考えていることがどうもよくわからない。細川護煕元首相の都知事選出馬声明、その「決意」をテレビで見たが、まるであの山本太郎参議院議員が「細川お面」をかぶって語っているような印象だった。あるいは老けた山本太郎か?

彼の言葉の中に、最後まで「東京」とか「都」という言葉が出てこなかった。「今の日本が抱えている原発問題などについて、私なりに国の存亡に関わる危機感を持っている」「原発(問題)は知事として非常にやりがいのある仕事。全力でやりたい」、細川氏の語る「主語」は「原発」ばかりであった。

考えてみれば、非常に都民を馬鹿にしている感じがする。山本議員は参議院選の東京選挙区でひたすら「原発」をテーマに選挙戦を押し通して当選した。原発しか頭にないのかと当時疑問に思っていたが、これも国政の一つの問題だから致し方ない面もあった。

しかし、今回は都知事選だ。原発は全然関係ないとはいわないが都政での比重でいえば何十分の1程度の話だ。はっきりいって都知事選には「山本太郎」はいらないし、いてはならないと思う。

山本太郎議員はいまだ燻る「放射能問題」を蒸し返して、都民に淀む原発トラウマを劇場型に盛り上げて当選した。一種ムード的な空気に都民は幻惑されたのだ。しかし、その後の山本太郎議員の行状を見れば、彼に投票した都民は大いに後悔していることだろう。

もちろん、細川氏は太郎議員とは比べものにならないほど政治家としての素養があって実務能力があるだろう。ただ、選挙動機の上っ面を見るとこの太郎議員とさほど変わらないように思う。

山本議員は「妻との離婚」とか「隠し子」とかを隠して当選したが、直後発覚した。その「隠蔽体質」にはあきれ果てた。もう時効になったとはいえ細川氏も首相時代に献金問題で有耶無耶のうちに首相の座を退いた。くれぐれも週刊新潮や東京スポーツの餌食にならぬよう注意されたい。