思い出のノーサイド

カメラがつなぐパス ラグビーを撮り続けて

ラガーの漢字

2006-08-04 01:22:10 | ラグビー・思い出話

7月の選抜大会で選手のパンツに漢字のししゅうを見つけました。

春日丘高校は「砕」、近大付属高校は「翔」。

 

いずれも一文字ですが、チームそれぞれの願いがこめられた漢字を見て

年末に発表される世相漢字を連想してしまいました。

今は8月。あと5ヶ月弱で12月です。今年をあらわす漢字は・・・?

実は私は毎年TVニュースを楽しみにいます。

大きな筆で書かれる一文字。

このニュースを見られて、一年無事に過ごせたと思うのです。

 

シーズンが進んで花園予選ほどになると、

選手が自分の体に色々な思いや願いを書いて

試合にのぞむ姿が多くなります。ケガをした部分や力をこめたい部分に

書くというのはラグビーならではのような気がします。

他のスポーツではあまり見かけたことがありません。

私が一番印象深かったのは「絹子のため」の一言です。

きぬこって誰?お母さんかな?おばあちゃんかな?

思わず想像をめぐらせてしまいました。

そういう意味ではラグビー選手は自分の気持ちを言葉で

表現できる詩人であり哲学者であると関心します。

 

今年5月佐賀県にいった時、佐賀工と長崎北陽台の試合を

撮影しましたが、その時は佐賀工のヘッドキャップに

「不撓不屈(ふとうふくつ)」のししゅうを見つけました。

九州は暑かったけれど、懸命にプレーする姿に励まされて

無事に帰ってくることが出来ました。

今シーズンはラグビー場でどんな文字や言葉に出会えるか

今から楽しみにしています。