思い出のノーサイド

カメラがつなぐパス ラグビーを撮り続けて

2009年最後の日に

2009-12-31 01:08:55 | ラグビー・思い出話

今年もあと残すところ、本日のみとなりました。

各地で撮影を重ね、出会った多くの方に感謝して

新しい年を迎えたいと思います。

私の予定は、大みそかは午後7時まで仕事。

そして元旦もお悔やみの仕事が来たので出勤。

コーヒーとトーストの朝食でもいいから

せめて三が日には初もうでに行きたいですね。

 

2009年は北海道招待にてイベントと製作物の販売をして

北海道協会さん、出版社、夏合宿に来道したチームからも

お仕事をいただき、昨年に比べプロとしての収入は少しアップしました。

私の作品に共感して、採用していただいたのは光栄でした。

一時的な収入であり、「おひとりさま」の生活がなりたつ額ではなくとも

アマチュア時代が長い私には、貴重な意味ある収入です。

 

働くこと、食べて生きること、銀行口座を残高不足にしないこと、

極力、人に頼らないこと。守備範囲の広さにめげない「おひとりさま」を

これからも、暖かくお見守りください(笑)。

  

来年の希望は仕事量を増やし、写真家として札幌展に歩み寄ること。

そして2019年ラグビーワールドカップ日本開催にむけて

札幌ドームが会場になった時の自分を想定して、行動開始です。

 

ちなみに札幌ドームでは、今までラグビーの試合もイベントもなし。

アメリカンフットボールの試合は行なわれています。

北海道の球技を番付するなら、順位は野球、サッカー、バスケット。

地元プロチームがある競技が主体ですから

順位が定まらないラグビーは、話題性を入れて盛り上げなければ・・・。

芝生が可動式の関係上、ポストは埋め込み不可能ですし

激しい痛みが予想される芝生の管理など、運営面も色々ありますが、

予定地から決定地へ。報道される瞬間を楽しみにしています。

 

2002年札幌でサッカーのワールドカップが開催された年、

私は写真展の準備中で、東京展に向けた作品の額装など

自宅作業する日々が続きました。周辺地域の警備は強化され

ヘリコプターが上空を巡回する音を、部屋にいて何度も聞きました。

近づいては遠ざかる音。それはアルゼンチン対イングランドという

最強チーム同士の対戦とフーリガン対策。

わかっていても、心地よいものであるはずがなく

日本で開催されるラグビーが、警備のヘリを必要としない

平和なワールドカップであることも望みます。

 

大みそかスペシャル。今回の文章もスペシャルに長すぎ(笑)。

わがままな文章と写真を楽しみにしてくださる皆さんありがとうございます。

「読みましたよ!」の声に支えられ、お話できるのも嬉しかったです。

来年も皆さんにとって良いお年でありますように。

 

手を振って  2009年  早明戦      早稲田大学 国立競技場


大学選手権・東海大学VS筑波大学

2009-12-28 02:34:00 | ラグビー・思い出話

 

後半同点直後  筑波大学 

 

大変遅くなりましたが、秩父宮第二試合のせます。

後半終了間際に筑波が同点トライ。その後ロスタイムに東海トライで再逆転。

ロスタイムの3分は東海攻める 筑波守るの繰り返し。タックルが決まるたび

観客席の声が高くなりました。力強く華がある攻撃はラグビーの魅力の一つ。

でも個人的には、守りが良いチームには好感が持てます。

守備練習は、地味で面白みに欠けるし、きつい部分があるもの。

それを真面目に取り組むチームは、気持ちも鍛えられているのだと思います。

感動的な試合でした。

 

約5年間使用したデジタルカメラは、この試合を持ってノーサイド。

新年は新しいカメラとともに迎えます。

購入の喜びと支払いの苦しみ。楽あれば苦ありですね(笑)。

 

常々思うのは「機材はその人の意思」。アマチュアが高性能の機材でも、

プロが一般的な家庭用の機材でもOK。

問題は何を撮るか、どう表現するのかだと感じています。

アマチュアが飲まず食わず眠らず、作品作りに妥協せず

高額な機材を手に入れるのもよし。

プロが一般の方達の視線で普及機種の使い方を研究して、

お仕事として写真雑誌にレポートをのせるのもよし。

そしてプロだけではなく高額な新製品にお金を出すアマチュアが

全国各地にいて、メーカーが成りたって、次世代のカメラができるのです。

 

EOS-1DMarkⅡ最後の年。数多くの良い試合に恵まれました。

皆さんありがとうございました。

 

白ジャージ 東海大学   水色ジャージ 筑波大学   

トライと同点直後の写真はEOS7Dを使用しています


大学選手権・関東学院大学VS帝京大学

2009-12-23 00:16:00 | ラグビー・思い出話

12/20秩父宮の第一試合、写真のせます。熱戦をお楽しみ下さい。

帝京最後のトライ。ビデオジャッジは、やや背後上から視線。

画面では、手が先についたように見えたものの

「芝生から20センチ水平ライン上くらいに、距離感がわかるよう

カメラがあれば、どう写っていたのかな?」と今になって何となく考えています。

アシスタントレフリーの視野も、一点を見るか、せまく見るか、広く見るか。

最初に見るか、後に見るか。

私にとって、難しいジャッジは撮影角度を考える機会でもありますが

良い機会を与えられた1回戦でした。

 

赤ジャージ  帝京大学      水色・紺ジャージ  関東学院大学 


12/20大学選手権1回戦・秩父宮2試合

2009-12-20 23:48:00 | ラグビー・思い出話

秩父宮で大学選手権1回戦第一試合、関東学院大学VS帝京大学

第二試合、東海大学VS筑波大学を撮影してきました。

現在の札幌の気温はマイナス7度。

小雪が降っています。自宅のFAXの表示を見ると

「シツオンガ ヒクスギマス シツオンヲ アゲテクダサイ」のメッセージが。

帰ってきたことを実感します。

二試合ともロスタイムに勝敗がきまった劇的な終わり方。

何と表現していいのか、「感動」の一言につきます。

 

第一試合のロスタイム、帝京タックルされながらも手を伸ばしてトライ。

レフリーの判断待ち。ざわめく競技場。

アシスタントレフリーと協議後認定。繰り返されるビデオジャッジ。

体が浮いて外に出ていても、手がボールをおさえていました。

プレースキック外れて同点。結果トライ数が多い帝京の勝ち。

 

第二試合のロスタイム、攻める東海、守る筑波。

同点からの攻防。3分のうちの何分を筑波が守っていたのか

最後は東海がトライして勝利。筑波の粘り強さをたたえたいです。

 

二試合分は、なるべく早く整理して後日のせます。お楽しみに。

年内の撮影は今日が最後。皆さんありがとうございました。

私のメインカメラも今日が最後の使用。来年から新機種に変わります。

1D-MarkⅡは2004年12月に購入、2005年1月の大学選手権決勝から

約5年間使いました。2007年の個展は初めて使ったデジタルの集大成でしたね。

 

スポーツ新聞のカメラマンに「どうして今時デジタルじゃないの?」と自慢され

著名写真家に「それはプロが持つカメラだよ。」と言われた機種。

今度はどんな言葉が集まるのかとも思います。

できれば新しいカメラには、心に残る暖かな表現をどうぞ。

私もプロになりましたから(笑)。

気になる価格は50万超え。1D-MarkⅡも2GBのCFカードを同時購入した

割引価格で約57万でしたので、仕方ないですね。

12月下旬予定の到着を待ちます。


12/6早明戦追加します

2009-12-13 02:46:00 | ラグビー・思い出話

まわって まわって 人間ツリー 早稲田大学チアリーディング   国立競技場

 

12月が約半分過ぎました。クリスマスとお正月の仕事があるので

年内の撮影は、あと1回上京して終わる予定です。

事後報告楽しみにしていてください。

 

早明戦の写真を追加します。来年1月10日も、国立ライブ。

撮影している自分でいられますように。

 

赤黒ジャージ 早稲田大学   紫紺ジャージ 明治大学