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こんな夜にはこんな読書「インシテミル」

2010-12-03 01:10:39 | こんな夜にはこんな読書
吉田修一の「悪人(下)」読んで以来
いつもの無計画さを発揮して

好きなものばっかり食べる生活、
つまり吉田修一の本を連続9冊読み

そろそろ吉田修一の全パターンを把握して飽きてきたころ、
貧民の巣窟で見つけた、米澤穂信の「インシテミル」を読んでみる。

牛氏に「映画おもしろそうじゃん」て言ったら

「あのひとたち、みんな同じ事務所で
 映画のポスターの顔のサイズが同じになるよに作ってるんだよ
 おもしろいわけないじゃん」と釘を刺されたので

あくまでも暇つぶしに。

「ライアーゲーム」的閉塞感があって、純粋におもしろかった。

どんなに考えても、この推理小説は推理できそうにないと早々に諦め
思考を止めた。

犯人がわかって
こりゃ推理できないわと納得。

12人の人生が同情的に奥深く描写されるわけでもなく
あっさりとした感じ。
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