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こんな夜にはこんな読書「きみの友達」

2010-03-15 00:09:28 | こんな夜にはこんな読書
「その日のまえに」で懲り懲りで
もう読むことはないだろうと思ってた、
重松清、の「きみの友達」を友達のカレシが貸してくれたので

仕方なく読むことにする。

重松清も悪くないかもと思ったのは
最初の章で主人公になり、

ほかの章で随所随所に登場する彼女のひと言がずしんと来るから。

本の最後の最後であんなお座なりでみっともない芸当をしなければ
少しはまともだったのに

あれほどまでに現実に引き戻す滑稽で都合のいい結末を持ってくるなんて。

最後の章だけでティッシュペーパー11枚分も泣いたけれど
泣くのと心に残る本はまったく違う。

ひとの価値観はどんどん変わっていくので
もう一生とは言わないけれど

重松清と江國香織はこの先10年は読みたくない。
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