今朝

着ていた洋服を交換して
それはそれは美しい木がある公園デートを楽しんだあと

当てもなく歩いていると彼が

「今朝起きたら、君のことを思ったよ。
　どうして君のことを考えたのかはわからない」

と透き通る青い眼で言った。

一線を飛び越えて、彼をぎゅっとしたくなる自分を
必死で抑えた。

そんな午後。