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非属

2008-04-25 00:45:58 | ハイファイ・ローファイ
久々の登場、前のカレシ三波が好きな漫画家、山田玲司の「非属の才能」が
行き着けの図書館になかったので

購入依頼を出したひと月後
その本はまんまと購入されて

区で一番にあたしの手元に届いたのだけれど

どこまで身勝手なのか、あまり読む気がしなくて
最初の数ページで挫折した挙句、そのまま返却した。

本の内容は

要するに集団に属せないひとや、空気読めないと言われてるひとこそ
世の中ではその個性を活かして大成してる、という内容、多分。

そういえば前の前の前のカレシは
とある集団の中で空気が読めないキャラだったことを思い出した。

あたしが彼を好きになったのは
自分の空気の読めなさとシンクロしてしまったからなのか、

それとも彼のゴーイングマイウェイ的価値観を魅力的だと勘違いしたからなのか、

最後にはそのあまりの空気の読めなさに恋心が色褪せて
終わらせた恋だった。

あれから2年経って
彼の非属っぷりはやはり才能だったのか、それともただの痛さだったのか
確かめたくなって飲みに誘ってみた。

2年ぶりにまともに会話した彼は
相変わらずの空気読めなさっぷりで

酔ったからなのか、冗談なのか、腹いせなのか、
芝居口調で「セックスさせろ」という文句を繰り返し

その夜の懐かしさを情に変換してセックスすることをほのめかすので
あたしは小1時間でその場から逃げ出したくなった。

彼のそれはあたしの視点からは
相変わらずの痛さ以外の何ものでもなかった。

そしてここで一番痛いのは
過去の男の残像を思い出ケースに大切に大切に保管して

それらをときどき思い出したよに眺めようとする、このあたしだった。
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