旅する小林亜星

小林亜星情報満載

羽球

2007-06-09 23:13:53 | エ(ア)ロダンサー
バドミントン合コンで知り合ったそのひとと
2年4ヶ月ぶりにバドミントンする。

試合前日の基礎打ち用務員。

あぁ、そのひとはこんな柔らかい球を打つんだと知った。

コーチ、あたしいつか必ず一部に行きますから!
と心の中で勝手に約束。
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こんな夜にはこんな読書「鍵のかかった部屋」

2007-06-09 23:05:59 | こんな夜にはこんな読書
あたしの心を遠隔操作する彼女が好きだと言った本、
ポール・オースターの「鍵のかかった部屋」を読んでみる。

心にひっかかった言葉。

「しかし涙がやんだとき、彼女の心に悲嘆の念はなかった。
 ファンショーは何年かのあいだ私に与えられたのだ、
 それが終わりになっただけのことなんだ、
 そう彼女は割り切ることにした。」

たしかにおもしろかった。
毎晩25時までに就寝しようと決めた夜、
ファンショーのことが気になって気になって寝付いたのは27時だった・・・

ファンショーの思惑が気になるだけではなく
そこに辿り着くまでの過程に生きる哲学というか雑学というかがたんと込められているから。

ファンショーのことを知りたいのに
その途中のネタもついつい読みふけってしまうよな構造の本。

「マルホランド・ドライブ」のよな。
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末凶

2007-06-09 22:41:57 | エ(ア)ロダンサー
そのひとは
まさにひくべきではなかった
135個の地雷のあとの、最後のはずれくじなのだろう。

地雷はあといくつ残ってるだろう。

そのひとをもう降りたいと思えば思うほど
そのひとを好きなことに気づいてしまう。

なぜだろう。

ラジオを聴いてるそのひとの横で

そのひとのマンションのベランダの向こう
西の空に浮かぶ二匹の猿の横顔の形をした雲を眺めていたら
なんだか泣けてきた。

なぜだろう。

子宮から血が出ているときは
心から涙が出やすくなるんだろか。
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こんな夜にはこんな読書「椿山課長の七日間」

2007-06-09 22:25:50 | こんな夜にはこんな読書
たしか、
「返すのいつでもいいから」という黒沢に
浅田次郎の「椿山課長の七日間」を借りたのは1~2年前だ。

46歳の椿山課長が急逝する内容を知らずにこの本を
47歳のいとこが亡くなった数日後にたまたま読もうと思ったのは何かの縁だろか。

心にひっかかった言葉。

「涙は悲しみをやわらげてくれる。
 もし男にも泣くことが許されるのなら、
 自分の人生はどんなにか救われただろうと思う。」

「この世に百の恋愛があるとする。
 でも、そのうちの九十九は偽物よ。
 なぜかって、自分のための恋愛だから。
 私は百のうちにひとつしかない本物の恋をしていた。
 それは、すべてを愛する人に捧げつくせる恋愛です。
 あの人のためなら命もいらない。
 お金も、誇りも、私自身の恋する心すらもいらない。」

「鉄蔵にとっては真夜中に等しい午前八時、
 ベッドの枕元に据えられたロココ調の電話がコロコロロココと鳴った。
 ちなみにこの擬音は誤植ではない。
 解説する身はつらいが、ギャグである。」

それでも生きることはなんでこんなにしんどいんだろう。
なんでこんなにも些細なことにあたしは心を砕かれてるんだろう。
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帆布

2007-06-09 19:33:47 | 謝々!
おねだりした、たまに帆布。

ずうずうしいついでに
他の色はないのと聞けば
自分で染めなさいとのことだったので

これ幸いな情報を得たりと
手芸やさんで
「ファイングッズの高純度・ファイン染料 コールダイホット」の、
オリーブグリン色を購入。

オリーブグリーンでなく
敢えてオリーブグリン。

やれプラスチック容器では染めるなだの
やれ染める温度は85℃だの
やれお湯の量は染める布地の目方の40倍だの
取説の口うるさくて気が向かず。

とうとう今日えいやと染めてみた。

相変わらずの先天性ズボラ症に加え
作業効率が悪いあたしは

お湯を沸かしてから
コールダイホットどこだっけ?とか
染める場所、洗面所の掃除しなくちゃとかバタバタバタバタ。

なんとか勢いで染めきったものの
染める前に水にちゃんと浸かってなかった部分がむらに染まってたり
つついてた割り箸のあとがくっきりだったり
途中で追加した粉末の染料を溶かさずに直で入れた跡が残ったりと
お湯の温度が適当だったから思ったより薄い色になったりと

散々だったけれど
お日様にかざしてみればなかなか味のある顔。
アースグリン。

エ(ア)ロバッグに認定。

まだ他の色に染め直したり
他の色と交じわせたりと

人生のよに自由自在に色を変えていける楽しみ。

若いときのよにそんなに簡単には染まれないけれど
まだまだ色が変わる余地がある。
あたしのよう。

うっかり染料液に浸けてしまった指先。
左手だけ宇宙人。
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淳久

2007-06-09 00:13:22 | ミーコとギター
「書店繁盛記」を読んでから
単細胞ながら
ジュンク堂に行ってみたいと思った。

けれど専門書を必要としないあたしには
ジュンク堂のおもしろさはわからないと思ったので
なあたしに光を注いでくれた友人は
きっとジュンク堂でも本を楽しめるひとだと踏み
池袋店ロビーで待ち合わせ。

4階の民俗学や社会学を冷やかしで。

あたしが推測したとおり
彼女が触れた途端、
無言だった本が生命を吹き込まれたよに生き生きして
あたしに自分のおもしろさをアピールし始める。

彼女が口を開けば
どんなに仏頂面した背表紙だって
色気ある男に見えるのがこれまた不思議。

とりあえず彼女が肥後芋茎という野菜の
食べ物以外としての使い方がわかったきっかけになったという
赤松啓介×上野千鶴子の「猥談」を読んでみたくなった。

西洋史コーナーにあった
「排泄全書」や
タモリ倶楽部に出てきた「体位の文化史」も充分魅力的。

たまたまトークイベントの準備をしてた、
「書店繁盛記」の著者、田口さんも見れたことだし。

これからも本屋で本を買うことはほとんどないだろうけれど
ジュンク堂で遊べる器用さを身につけたいところ。
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