旅する小林亜星

小林亜星情報満載

こんな夜にはこんな読書「セックスボランティア」

2007-06-02 18:25:50 | こんな夜にはこんな読書
「R30」でセックスボランティア特集。

最初は「セックス」という言葉に反応して
何々?と興味本位で見てしまったけれど
もっと知りたくて河合香織の「セックスボランティア」を読んでみる。

心にひっかかった言葉。

「『性は生きる根本だ』と言っていた言葉の『性』には、
 セックスや性行為だけではなくて、
 もっと広い人と人との親密性や愛情としての『性』という意味があったのだろうか。」

著者は今のあたしと同い年のときに
この本を出してる。

それはとても尊敬に値するけれど
ノンフィクションを描くのであれば
彼女のセンチメンタルは不要どころか邪魔だと思った。

雨や温度でひとの心を隠喩してるつもりなのか、
結局彼女は彼女の価値観から抜け出せないまま
幼くも本を書いてしまった感。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

7~8

2007-06-02 18:10:06 | 青遊人
ダイビングの師匠が
OWのライセンスを取得したという江之浦にて
師匠の師匠とライセンス取得後初のファンダイビング。

水温18℃とひとりウェットスーツでもなんとか。

それにしてもの透明度3メートル。
初心者ポイントにしても屋久島のあとに潜るには目がしんどい。

アオリイカの夫婦と
ファーのよな卵たちには
息するのを忘れるほど。

イカというものは前にも後ろにも進めることを大発見。

身体を包む潮の香りが好き。
21000円。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

生者

2007-06-02 18:03:15 | 流れ星
死生の一件のあと

父がいないときに
父がなぜあたしを彼に合わせたいのだろうか、母に聞いてみた。

末っ子の父はあたしにお見舞いを打診する前
全甥っ子、つまりあたしのいとこたちに見舞いに行くことを打診してたらしく。

理由は健康の大切さを再認識してほしいから、というものだったらしいけれど
本音はそうじゃないと思う。

きっと父にとっての血のつながりというか。

それでいとこのひとりは今日お見舞いに行くことになっていた。

父の気持ちを汲んで
あたしは今日は予定があったので来週行くことにしていた。

47歳のいとこの家族は
前に進むのも地獄、
戻るのも地獄と言ってたそうだ。

つまり
このまま生命維持装置で生きてもらうのも地獄で
でも生命維持装置を外すのも地獄だと。

ところがあたしたち、いとこの訪問を拒むかのよに
今朝彼は息をひきとった。

どうか、安らかに。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする